有名ダンサー・崔承喜が来盛(昭和11年5月1日)

昭和11年5月2日の岩手日報より。

5月1日の1時過ぎ、有名なダンサーである崔承喜が、この日の夜に岩手県公会堂で行われる新作舞踏会に出演のため、一行9人を引き連れて盛岡駅に降り立った。

そして岩手日報本社に訪れ、「5尺4寸(162cm)の長躯」で挨拶をしたという。

いわく「盛岡には7年前に石井(漠?)先生と一緒に伺ったことがあります。今度は4月1日に東京を出て東北をひと回りしてくたくたに疲れてしまいました。でも今晩は一生懸命踊ります」

この後は15時から撮影会、18時からステージというスケジュールだったという。

 

ちなみにこの崔承喜、戦後は北朝鮮に渡ってダンスの指導者を続けるも、昭和42年に粛清されたのだという。

 

 

 


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