昭和58年、つまり今から38年前の今日、岩手県和賀郡東和町で高校生が小学生を殺す事件が発生。

昭和史統合データベース

【苦闘 昭和の事件簿】残酷漫画摸倣殺人

http://showa.nazo.cc/1983/04/21/%e3%80%90%e8%8b%a6%e9%97%98-%e6%98%ad%e5%92%8c%e3%81%ae%e4%ba%8b%e4%bb%b6%e7%b0%bf%e3%80%91%e6%ae%8b%e9%85%b7%e6%bc%ab%e7%94%bb%e6%91%b8%e5%80%a3%e6%ae%ba%e4%ba%ba/

平成元年は、東京・埼玉の首都圏を舞台とした連続幼女誘拐殺人事件は、国民を震憾させた、その犯行の引き金になったのは、ホラービデオによる残酷シーンの影響であると報道されるなど、ようやくホラービデオの規制かなされたばかりであるが、昭和五十八年、本県にお...

この事件はテレビか何かで見た記憶がある。
殺された小学生は、自分とほぼ同年代であっただけに、「高校生って何て恐ろしいんだろう」と思った記憶がある。

ただ、後年、図書館で「苦闘 岩手の事件簿」を読んだ限りでは、

四月二十一日、以前、友達と自宅近くの空家に侵入したことで、前日、先生に注意されたうえ、警察で取調べをうけたらしいとの噂が広まったので、学校に行くのが嫌になり、朝、家を出たまま怠学し、成島地内を自転車を乗り回して時間を過ごしたが、午後三時二十分頃、矢崎橋下のたもとで小学生五、六人が釣りをしていたので見ていたところ、近所の成島小学校一年生の中村通君(6)が来たので午後四時三十分頃まで釣りを見てから、通君と各々自分の自転車に乗り、三百㍍位離れた、岩手県交通南成島バス停留所まで行き自転車を前に立てかけて待合室に入った。二人で長椅子に腰掛け話しをしていた時、通君がいきなり、父が高校入学祝いで買ってくれた新品の自転車を蹴り倒し、ライトを壊したうえ、長椅子に寝そべり、ニヤニヤ笑って馬鹿にするのでカーッとなり、寝そべっている通君の顔を履いていたズックで踏み付けたが、起き上がり、また自転車を押し倒したので、ますます頭にきて持っていた柔道着のズボンの紐を通君の首に二巻にし絞めつけた。通君は、間もなく、ぐったりとなったが、目を開きにらみつけるので、まだ生きていると思い「うつぶせ」にさせ、鞄の中に持っていた「金串」を取出し、後頭部の付近を五回位突き刺し、とどめを刺して殺したが、家には帰れず、東和町内を徘徊していたとの供述であった。

ということだったようで（名前は当然仮名）、以下のことを考えた。

• 高校生が小学生と一緒に遊んでたってこと？
• 自転車壊されたらそりゃ腹も立つだろ
• いや、でも殺すのは良くないよね

どうなんだろうね。
学校では普段から同級生に相手にされてなかったのかな。
いろんなことを考えてしまう。

ただ、昭和58年の時点で高校1年生ということは昭和42年の生まれということ。
犯人も50の坂を超えていま何をしているだろうか。

ところでホコリがひどいのでこれはどうにかした方が良さそう。