3.7m

まだ三陸鉄道が「三陸縦貫鉄道」などと呼ばれていた頃のこと。

釜石駅というのは国鉄からするとスイッチバック駅であり、釜石線も山田線も西側に出発して行った。

かたや東側というと、少なくとも昭和59年に三陸鉄道が開業する5年以上前には線路ができており、釜石駅から大町や只越町の市街地へ行くには、そのガードをくぐっていかなければいけなかった。

三陸鉄道なんて知らなかった頃は「なんでここには汽車が走らないのに線路があるんだろう?」としか思っていなかった。

そのガードの車両制限高が「3.7m」だった。

釜石駅を降りて、釜石市民病院に行くにも丸光デパートに行くにも、この「3.7m」を潜らないといけなかったので、ここは非常に記憶に残っている。

ちなみに、この「3.7m」をくぐった先の大渡橋に並行して架かっていたのが橋上市場である。

橋上市場は世界的にも有名だったらしいが、そんな感覚はなく、家族で釜石に買い物に行く時は必ず寄るスポットだった。

その橋上市場も、2002年に閉鎖となってしまった。

現在、この「3.7m」は「4.5m」となっている。

 

 

 

 

 

 

 

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