昭和57年6月23日に東北新幹線が大宮〜盛岡で暫定開業。
上野〜大宮はリレー号が185系の14両編成で繋いでいた。

それだけではなく、岩手県内は新花巻駅も水沢江刺駅も無かったのだ。

だから、山田線や釜石線方面から新幹線に乗るには、北上まで行くしか無かった。
実際、仙台行きだった急行「陸中」も北上止まりになっている。

この時期、一度新幹線で東京に出たことがある。
確か、昭和58年にディズニーランドが初めてオープンした時に、千葉県内の親戚に遊びに行ったのだった。

キハ52の普通列車で花巻に出たら、東北本線の普通列車に乗り換えて北上を目指した。

花巻から北上だけ乗った普通列車は、ED75が牽引する長編成の客車列車だった。
東北本線の黒磯以北はほとんど客車列車だったのではないだろうか。

山田線のオハ61とは違って、青と茶色が混ざっていたのが印象に残っている。

新幹線も、200系なんて遠い日の思い出になってしまった。
今や東京〜盛岡は2時間台で、函館まで新幹線で行ける時代である。