ドアが1個しかない岩手県北バス

岩手県交通がストばっかりというのは先日のエントリで述べたばかりであるが、それとは対照的に宮古や八幡平の方を走る岩手県北バスではストの話を一切聞いたことがなかった。

親に言わせるとそれは、
「県北バスなんて辞めたきゃ辞めろなんだ。だから運転手の給料も安いんだ」
ということではあったが、盛岡〜宮古の106急行や、浄土ヶ浜・八幡平といった観光地に恵まれ、貸切バスに力を入れているのも特徴だった。
県都である盛岡市内で路線バスといえば圧倒的に県交通だが、観光バスは圧倒的に県北バスだった。

その県北バスで特徴的なのは、県交通のような中扉が無く、前扉しかないということでああった。
それは通勤・通学需要の高い盛岡〜滝沢の路線や、宮古市内線でも例外ではなかった。
着席数を多くしたいという県北バスの思想であったという。

それでも沿線の過疎化の波には抗えず、2009年には民事再生法を適用されたというニュースを聞いたときは隔世の感を感じたものだった。
また、盛岡市内の路線も唯一、川目〜盛岡駅口〜運動公園だけであったものが、盛岡駅西口〜イオン盛岡南の路線も開業し、なおかつ中扉のある車両ばかりになっていたのは驚きだった。

 

 

showa
  • showa

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です