タラコ色も思い出の1ページ
2020年7月23日
それは、東北新幹線が開業したあたりからだと思う。
キハ52がツートンカラーではなく、オレンジ1色になりだしたのだ。
ツートンカラーのキハ52は瞬く間に消えて、オレンジ色のキハ52か、併結しているのはキハ58ばかりになってしまった。
キハ58も、普通列車運用に入るのが当たり前になってしまった。
最初、急行券を買わなくてもキハ58に乗れるのを嬉しく思っていたが、そのうちプライドを失ったキハ58を悲しく思うようになった。
キハ58は急行で走ってこそキハ58だったのだ。
それでも今思えば、タラコ色のキハ52も思い出を語る上では欠かせない存在ではあった。
ただ、昭和56年に無くなった10系気動車でもタラコ色があったということは、昭和54〜55年ぐらいの時点で既にあったということなのだろう。
キハ52のような20系気動車だと陳腐に思えるタラコ色も、キハ10系のような古い気動車になると近代的になったように思えるのは何でなんだろう?