k大船渡・陸前高田・気仙郡 2 9月 1936 末崎村の一家無理心中(S11.9.2) 昭和11年9月1日夜、気仙郡末崎村(現・岩手県大船渡市末崎町)に帰省していた44歳の男性が、娘と同じ部屋で就寝していた。この男性は貨物運送船の船員として家族を支えていたが、大正5~6年ごろ、売卜者(占い師)の言葉を信じ、住居の東隣に厩舎を新築した。この新築費用として数百円の借金を負い、その後も家族の… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 5 5月 1936 兎の毛皮はニウジーランドのホワイト種で(S11.5.5岩手日報) この当時は毛皮の生産に尽力していたようで、ニュージーランドのホワイト種がいいのではないかと。 かと思えば花巻営林署では蛇食性調査をしているという。 蛇が食べれるかどうかの調査ではなく、蛇が何を食べるかの調査のようだ。… 続きを読む
k大船渡・陸前高田・気仙郡 29 4月 1936 大船渡に大きな船が渡ってきた(昭和11年4月29日) 昭和11年5月1日の岩手日報より。 大船渡の港に、世界的に有数のタンカーであるノールウェイドラフン号が着岸した。 このドラフン号は、12,000トンであると言う。 そして、4500トンの重油を日石タンクにあげた。 この巨大の船の入稿に、気仙郡の郡民の見物客は500人から600人に及んだと言う。 子供… 続きを読む
k大船渡・陸前高田・気仙郡 3 9月 1934 祝・細浦〜大船渡間開通(S9.9.3岩手日報) 大船渡線の細浦〜大船渡間が開通した記事。 「三陸の宝庫開かれん」と喜びをあらわにしている。 … 続きを読む
c久慈・九戸郡 3 3月 1933 三陸大津波 昭和8年3月3日午前2時30分、釜石市東方200kmの海上でマグニチュード8.1の地震が発生。 正直、これ以上のことは写真も含めてWikipediaを見ればすべて分かるので、そちらをご覧ありたい。 ここでは、この地震と大津波が岩手県内でどのように報じられたかということについてのみ触れておくことにする… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 2 9月 1929 渇水に悩む県南の電力事業者は火力発電所設置計画(S4.9.2岩手日報) 昭和4年9月2日付の岩手日報には、県南地域の電力供給をめぐる深刻な課題が報じられている。 記事によれば、当時の胆江・一関町営・気仙の三つの電力会社が、水力発電の限界に直面し、火力発電所の設置を検討していたという。 当時の地方電力は、ほとんどが河川を利用した水力発電に依存しており、渇水となれば発電能力… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 1 9月 1929 紫波郡・気仙郡の度量衡取締主任が岩手日報本社見学(S4.9.1岩手日報) 昭和初期のある一日、紫波郡と気仙郡から選抜された度量衡取締主任40名が、盛岡市内にある岩手日報本社を訪問し、施設見学を行った。新聞紙面には、その様子を撮影した写真も掲載されている。 見学の目的は、報道機関の実務や印刷技術、編集体制を知ることにあったと考えられる。写真からは、印刷機が並ぶ工場のような現… 続きを読む