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年始広告も「初春のお慶び」ではなく「初春のごあいさつ」(昭和64年1月1日) l全県

年始広告も「初春のお慶び」ではなく「初春のごあいさつ」(昭和64年1月1日)

昭和64年1月1日の岩手日報の広告欄に掲載された県内各企業の広告は、ことごとく「初春のお慶びを申し上げます」ではなく「謹んで初春のごあいさつを申し上げます」。 天皇陛下が御危篤の状態で自粛ムードとなっており「慶び」という雰囲気ではなかったのだ。    …
電話料金が3分10円に(昭和45年3月25日) l全県

電話料金が3分10円に(昭和45年3月25日)

昭和45年1月30日から公衆電話は3分10円に。 しかし、下のIBC「いわてアーカイブの旅」では「3月25日から~」と書いてある。 電話局によって違いがあったのか、はたまた市内と市外の違いとか? https://www.youtube.com/watch?v=IeyGvY0_Vfg  …
転機に立つ岩手の開拓農業(S42.12.1岩手日報) l全県

転機に立つ岩手の開拓農業(S42.12.1岩手日報)

戦後、岩手県内では各地に開拓農業の入植がなされたが、この時期になると跡継ぎがいないなど岐路に立たされていた。 それもそのはずで、それまで耕地に適していなかったところまで入植して、生活は貧困であり、若い人も都会に出るばかりだったわけである。  …
農繁期になると子供の線路遊びが増える l全県

農繁期になると子供の線路遊びが増える

昭和42年5月8日の岩手日報より。 5月に入り、農繁期に入ると、子供の面倒を見る暇がなくなり、子供が危険な遊びに走るようになるという。 その一つが線路遊び。 線路に侵入して置き石をしたり、列車に石を投げたり。 盛岡鉄道管理局では、この5月を「列車妨害防止月間」として、沿線各市町村に協力を要請したのだ…
1平米で設置できるコンパクトな風呂「ほくさんバスオール」(昭和40年10月21日) l全県

1平米で設置できるコンパクトな風呂「ほくさんバスオール」(昭和40年10月21日)

昭和40年10月21日の岩手日報より。 1平方メートルつまり半畳で設置できるという風呂「ほくさんバスオール」の広告。 当時であれば、集合住宅などに当然のように風呂があったわけではなく、「もらい湯」という習慣も残っていただろうからそれなりに重宝したのだろうか。    …
新型踏切で事故を防げ!(昭和40年10月11日) l全県

新型踏切で事故を防げ!(昭和40年10月11日)

昭和40年10月11日の岩手日報より。 車の増加により、踏切事故も増大していた。 そのことに国鉄は悩まされていた。 そこで、赤外線による障害物検知装置や重力式遮断機を開発し、各路線に付けることになった。 赤外線による障害物検知装置は、踏切の両側から赤外線を出してそれが阻害されたら警報を出して列車に異…
本屋のハタキとミニスカート(昭和40年10月11日) l全県

本屋のハタキとミニスカート(昭和40年10月11日)

昭和40年10月11日の岩手日報より。 この当時連載されていた4コマ漫画「ケロちゃん」では、本屋がテーマとなっている。 本を買いもせず立ち読みしていると、店主が叩きを持って追い払いに来ると言うのはよくある風景であった。 本を買いもせず立ち読みしていると、店主がハタキを持って追い払いに来ると言うのはよ…
茶の間さん「オリンピックでアテが外れた分を取り戻せ」(昭和39年11月26日) l全県

茶の間さん「オリンピックでアテが外れた分を取り戻せ」(昭和39年11月26日)

昭和39年11月24日の岩手日報より。 連載されていた4コマ漫画では、東京オリンピックをテーマにしている。 この年の東京オリンピックは10月24日に閉幕している。 それは国内のどの商売をする店にとっても一大商機であったはずだが、この漫画の店ではアテが外れたようだ。 それで「取り返してこい!」と旦那に…
便所はいかなる悪臭も完全に除く「エアーベンダー」で! l全県

便所はいかなる悪臭も完全に除く「エアーベンダー」で!

昭和38年5月29日の岩手日報の広告欄より。 当時の便所なので当然洋式でも水洗でもなくボットン便所である。 「いかなる悪臭も完全に除く」「便器底は水平なエアーカーテンにより悪臭は絶対上がりません」という相当な自信のほどである。 メーカーは「日本エアーベンダー」という会社で、東北では仙台市畳屋町に支店…
岩手県知事選は全国に先駆けて記号式投票で(昭和38年4月3日) l全県

岩手県知事選は全国に先駆けて記号式投票で(昭和38年4月3日)

昭和38年4月3日の岩手日報より。 4月17日に予定されていた岩手県知事選挙は立候補の届け出が4月2日の午後5時で締め切られることとなり、候補者は2人となった。 この選挙は、希望色の投票で行われることになり、全国の知事選挙でははじめてのケースとなった。 これが成功すれば、将来的には国会議員選挙でも希…
観光バスが駅のトイレを使うなら1台につき100円頂きます l全県

観光バスが駅のトイレを使うなら1台につき100円頂きます

昭和38年3月30日の岩手日報より。 この時期になると、観光客のバスのシェアが増大したようで、国鉄の経営にも影響するようになってきた。 その観光バスはというと、駅に立ち寄ってトイレ休憩をする。 その清掃や汲み取りの費用は当然国鉄持ち。 そんな理不尽なことがあっていいだろうかと盛鉄局では、1台につき1…
台所文化の女王!水道式自動洗米器(昭和37年1月8日) l全県

台所文化の女王!水道式自動洗米器(昭和37年1月8日)

昭和37年1月8日の岩手日報の広告欄より。 水道式自動洗米器の広告が出ている。 やはり米を研ぐというのはそれなりに手間を感じることだったようだ。 それで「自動洗米器」が出て「冬季でも冷寒を覚えず愉快に洗米できます」「指先の美は少しも傷つけずに洗米できます」というコピーが出てくる。 なるほど、生活も近…
4月から複式学級の教員の手当増額します(昭和37年1月8日) l全県

4月から複式学級の教員の手当増額します(昭和37年1月8日)

昭和37年1月8日の岩手日報より。 へき地の学校は人数が少なすぎて。2学年以上の児童・生徒を1人の教員が教える「複式学級」がかなり存在した。 岩手県の場合はこの時点で以下の通りだった。 小学校(599学級) 2学年受け持ち・・・396 3学年以上受け持ち・・・177 全学年受け持ち・・・26 中学校…