a盛岡・岩手郡・紫波郡 18 11月 1988 大学移転に関する汚職で県出納長を逮捕(S63.11.18) 昭和63(1988)年11月、岩手県政史に残る重大な不祥事が明るみに出た。 盛岡市内に本部を置く私立大学の移転用地取得をめぐり、県の元三役経験者が収賄容疑で逮捕されたのである。戦後の岩手県政において、三役経験者が刑事責任を問われたのは初めてのことで、県庁内外に大きな衝撃が走った。 事件の舞台となった… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 8 11月 1988 盛岡大学の用地取得に絡んで贈収賄で関係者逮捕(S63.11.8) 昭和63年11月8日、学校法人生活学園盛岡大学の新キャンパス用地取得を巡る贈収賄事件で、岩手県警は強制捜査に踏み切り、同日夜、滝沢村の元税務課長および生活学園の関係者2名を逮捕した。容疑は、昭和60年12月中旬、農地転用などに有利な取り計らいを受ける謝礼として、盛岡市内のホテルで現金50万円を渡した… 続きを読む
l全県 28 10月 1988 稲の作況指数は85で著しい凶作(S63.10.28) 昭和63年、本県は6年ぶりの水稲不作となり、作況指数は85の「著しい不良」となった。7月中旬以降の異常低温と日照不足が影響し、稲の生育が大きく阻害された。特に、7月下旬の低温が稲の花の形成期を直撃し、受粉不能による不稔が多発。さらに、8月中旬以降の気温上昇と降雨により、病害も発生した。結果として、県… 続きを読む
d宮古・下閉伊郡 2 9月 1988 川井村に米軍機墜落(S63.9.2) 昭和63(1988)年9月、全国で問題化していた在日米軍戦闘機の低空訓練は、ついに本県でも重大事故となって表面化した。下閉伊郡の川井村で、米軍戦闘機が山林に墜落。住民が抱いてきた不安と恐怖は、現実のものとなった。 事故が起きたのは9月2日午前9時31分ごろ。川井村小国字中沢の立丸峠付近、標高約600… 続きを読む
g北上・和賀郡 28 8月 1988 集中豪雨で県南に被害(S63.8.28) 昭和63年8月28日から4日間にわたり県南地方を襲った集中豪雨により、総被害額は約350億円に達し、昭和56年の台風15号に次ぐ大災害となった。主な被害は、土木施設182億円、農地・農業用施設78億円、林業関係66億円、農作物11億円、鉄道関係6億円、住家1.5億円などで、特に胆沢郡金ケ崎町が最も大… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 23 6月 1988 都南村で合併検討委員会(S63.6.23) 盛岡市や都南村など、岩手県内の市町村合併に向けた議論が活発化しているが、住民の意識が十分に成熟していないため、実現にはまだ多くの課題が残っている。過去にも市町村合併の動きがあったものの、実現には至らなかった。今回の合併機運は、国の行政改革推進によるもので、盛岡市と都南村の合併が中心的な議題となってい… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 23 3月 1988 紫波町の女性殺人死体遺棄事件(S63.3.23) 昭和63年3月23日、紫波郡紫波町西長岡の水田で、農作業中の男性が白骨化した女性の遺体を発見した。遺体は全裸であおむけに埋められており、こたつ掛けが上半身を覆っていた。死後1か月以上経過し、30~40代の女性と判明。手足のネイルから飲食業関係者とみられた。 捜査の結果、遺体は盛岡市のスナック経営者で… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 5 2月 1988 釜石製鉄所の合理化計画(S63.2.5) 新日鉄釜石製鉄所は、鉄鋼業界の合理化に伴い、鉄以外の分野への新事業展開を進めています。特に、キノコ栽培、ヘアセット商品、タンパク質食品「タンパッキー」など、多岐にわたる新事業に取り組んでおり、余剰人員の活用も目的としています。また、製鉄所内に飼料備蓄基地の建設も計画されており、輸入飼料の供給を見込ん… 続きを読む
l全県 30 11月 1987 4年連続の豊作も一等米比率は低下(S62.11.30) 昭和62年(1987年)の岩手県における稲作は、作況指数107、10アール当たり542キログラムの収量を記録し、4年連続の豊作となった。特に初期の気候条件が良好で健苗が育成され、多数の有効茎を確保したことが主因である。一方、品質面では地域差があり、一等米比率は前年を下回る75%にとどまった。 この豊… 続きを読む
l全県 30 7月 1987 新県総合発展計画スタート(S62.7.30) 昭和62年7月、岩手県は「新県総合発展計画(新県総)」後期実施計画(63〜65年度)をスタートさせた。高齢化・国際化・先端技術化が進む中での新たな施策展開が課題であり、前期計画終了に合わせて内容を見直し、事業数は当初より50増の272事業となった。新規重点事業は27で、長寿社会対策やバイオテクノロジ… 続きを読む
l全県 30 4月 1987 円高で県内企業倒産続出(S62.4.30) 昭和60年のG5会議でのドル高是正への協調介入を契機に円高が進行し、日本国内で輸出関連企業を中心に倒産や合理化が相次ぎ、雇用不安が深刻化しました。岩手県でも以下の事例が報告されています。 ・新日鉄釜石:第1高炉の休止を含む大規模合理化を実施し、余剰人員約1,100人が発生。 ・岩手アイワ:オーディオ… 続きを読む
l全県 1 4月 1987 JRが発足し盛鉄局がJR東日本盛岡支社に(S62.4.1) 昭和62年(1987年)3月31日、日本国有鉄道は115年の歴史に幕を下ろし、JR旅客6社と貨物会社などに分割・民営化された。これにより盛岡鉄道管理局も廃止され、JR東日本の東北地域本社(仙台)傘下の盛岡支店として再出発した。管理部門は従来通り盛岡駅前に置かれたが、一部機能は仙台に統合され、職員数も… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 6 3月 1987 県立中央病院が上田に移転し診療開始(S62.3.6) 県立中央病院と盛岡赤十字病院が昭和62年に相次いで移転・新築したという内容である。県立中央病院は老朽化と狭あい化のため、盛岡市上田一丁目の旧専売公社跡地に新築され、2月に落成、3月6日から外来診療を開始した。建物は旧病院の約2.9倍の規模となり、病床も730床に増え、最新の磁気共鳴CTや腎結石破砕装… 続きを読む
c久慈・九戸郡 14 2月 1987 久慈に国家石油備蓄基地建設開始(S62.2.14) 昭和62年2月14日、岩手県久慈市夏井町半崎地区で日本初の地下貯蔵方式による「久慈国家石油地下備蓄基地」の建設が始まりました。総事業費650億円、昭和66年度完成を目指し、国内の原油消費量3日分に相当する175万キロリットルを貯蔵します。備蓄基地は強固な岩盤内に地下水圧を利用した「横穴水封式タンク方… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 29 11月 1986 暴力団の大規模和牛窃盗事件(S61.11.29) 昭和61年11月29日夜から翌朝にかけて、岩手県紫波町北日詰地区で和牛36頭(時価約1,700万円相当)が盗まれる大規模な窃盗事件が発生しました。被害は、紫波町北日詰字城内にある牛舎からで、被害牛は黒毛和種や短角牛などでした。この事件は、地元畜産業者の恨みをきっかけに暴力団が計画・実行したものと判明… 続きを読む
b二戸・二戸郡 27 11月 1986 東北自動車道八戸線の一戸〜八戸間が開通(S61.11.27) 東北自動車道八戸線の一戸〜八戸間(41.3km)が昭和61年11月27日に開通し、所要時間が約1時間短縮され30分となった。これにより、県北地方も高速交通時代を迎え、農産物の供給や観光開発などの地域振興が期待されている。 この区間は、昭和55年に着工し、総事業費約1,100億円をかけて整備された。全… 続きを読む
l全県 28 10月 1986 東北農政局岩手統計情報事務所が米の作況指数を107と発表(S61.10.28) 本県の6年産稲作は、3年連続の豊作となりました。残暑が好影響し、水稲の収穫量は約43万8千6百石に達しましたが、減反策が戻ったため、前年より収穫量はやや減少しました。7月までの冷害型の天候や8月初めの大雨による冠水被害がありましたが、その後は好天に恵まれ、沿岸部や北部を除く地域では生育が回復しました… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 12 10月 1986 湯沢団地に中核派の爆弾工場が(S61.10.12) 昭和61年10月12日、岩手県警と警視庁公安部は、紫波郡都南村湯沢団地にある中核派革命軍の爆弾製造アジトを摘発し、5人の活動家を逮捕した。現場からは圧力釜爆弾や黒色火薬をはじめとする大量の爆弾原材料、組織の計画を記したメモ類などが押収された。全国で初めて過激派の爆弾製造アジトが摘発され、県民に大きな… 続きを読む
hスポーツ 30 9月 1986 アジア大会で県人2選手が金メダル(S61.9.30) 昭和61年9月20日から10月5日にかけて韓国・ソウルで開かれた第10回アジア競技大会に、岩手県からは過去最多となる13人が8競技に出場し、国際舞台で交流を深めた。この大会で、陸上男子1500メートルの大志田秀次と、レスリング・グレコローマン66キロ級の長内清一の2選手が金メダルを獲得し、県勢として… 続きを読む
m県外・参考 12 5月 1986 新興製作所が会社更生法申請(S61.5.12) 昭和61年5月、岩手県花巻市の新興製作所(資本金24億円)が経営破綻し、盛岡地裁に会社更生法の適用を申請した。負債総額は190億円で、県内史上最大の倒産となった。直接の原因は、主力銀行であった平和相互銀行が住友銀行との合併を前に不良債権の整理に入り、支援を打ち切ったことである。盛岡地裁は異例の早さで… 続きを読む
c久慈・九戸郡 1 4月 1986 三陸鉄道は2年連続黒字(S61.4.1) 三陸鉄道は、第三セクターによる運営で開業以来二年連続黒字を達成し、順調な経営を続けています。開業当初のフィーバーには及ばなかったものの、乗客数は目標を上回り、経費削減や定期利用客の増加が黒字に貢献しました。第60年度の決算では、北リアス線と南リアス線の総乗客数が267万人に達し、前年から若干の減少が… 続きを読む
l全県 20 12月 1985 史上最大の史上最大の豊作(S60.12.20) 昭和60年の岩手県における稲作は、前年に続く豊作となり、収量は過去最高の十アールあたり545キログラムを記録しました。育苗期の健苗育成や梅雨明け後の好天が生育を促し、収穫量は44万9,610トンに達しました。昭和60年12月20日には、東北農政局岩手統計情報事務所がこの収量を「史上最大の豊作」と発表… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 1 12月 1985 国鉄盛岡工場が廃止(S60.12.1) 昭和60年12月1日、盛岡市盛岡駅前通にあった国鉄盛岡工場が正式に廃止され、94年の歴史に幕を閉じた。昭和59年に廃止計画が発表されて以来、地元自治体や経済界による反対運動が展開されたが、分割・民営化を控えた国鉄当局の合理化方針により実現しなかった。車両検査数の減少や東北新幹線の開業による在来線特急… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 4 11月 1985 花巻の夫婦殺害事件(S60.11.4) 昭和60年11月4日、岩手県花巻市高木地区で、夫婦が自宅で死亡しているのが発見される事件が発生しました。夫(61歳)は花巻市内の警備会社に勤務する警備員で、妻(57歳)は同市内の食料品店で事務員として働き、夫婦で農業との兼業で生計を立てていました。警察に通報したのは夫の雇用主で、夫が2日間にわたり無… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 11 9月 1985 東北新幹線作業員轢死事故(S60.9.11) 昭和60年9月11日深夜、岩手県矢巾町の南矢巾踏切付近の東北新幹線高架橋上で、保守作業中の作業員が最終電車にはねられる事故が発生しました。現場は東北新幹線の新花巻駅と盛岡駅の間に位置し、東北本線矢巾駅南方約650メートル地点(上野起点485キロ196メートル付近)の高さ15メートルの高架橋上でした。… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 10 8月 1985 いわてピア‘85開幕(S60.8.10) 岩手郡滝沢村砂込に建設された「岩手産業文化センター」は、昭和60年7月に完成した多目的催事施設で、最大9,000人を収容可能な東日本最大規模の会場である。建設は第8回全日本ホルスタイン共進会の開催決定を契機に始まり、総事業費43億円を投じて昭和58年8月に着工、2年後に竣工した。施設は八角形の屋根を… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 15 1月 1985 ラグビー新日鉄釜石がV7達成(S60.1.15) 新日鉄釜石は昭和60年1月15日、東京国立競技場で行われた第22回ラグビー日本選手権で同志社大学を31-17で下し、7年連続8回目の優勝を果たしました。この試合では同志社が前半優勢に立つも、釜石が後半に逆転し勝利。松尾雄治選手兼監督を中心に、経験豊富な選手たちが粘り強さを発揮しました。 釜石のシーズ… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 1 11月 1984 五千円札の顔が新渡戸稲造に(S59.11.1) 昭和59年11月1日、一万円・五千円・千円の紙幣が新デザインに切り替えられ、五千円札には盛岡市出身の国際的思想家・新渡戸稲造が採用された。従来の聖徳太子・伊藤博文など政治家から、福沢諭吉・夏目漱石・新渡戸稲造という明治期の文化人トリオに変更されたもので、偽造防止や省資源・効率化のため券面も小型化され… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 15 10月 1984 松尾村で全国育樹祭(S59.10.15) 第8回全国育樹祭は、昭和59年10月15日に岩手県松尾村で皇太子ご夫妻を迎え、約9,000人が参加して開催されました。式典では、10年前の全国植樹祭で植えられた南部赤松の手入れが行われ、参加者全員が緑豊かな郷土づくりを誓いました。皇太子殿下は「緑に力を未来に夢を」というテーマを掲げ、全国の森林管理の… 続きを読む
m県外・参考 28 7月 1984 ロス五輪では本県出身選手6名が活躍(S59.7.28) 昭和59年7月28日から8月12日にかけて開催されたロサンゼルス五輪に、岩手県出身の6選手が出場した。これは過去最多の記録であり、県のスポーツ界のレベル向上を示す象徴的な出来事となった。 女子マラソンの佐々木七恵は昭和58年11月に日本代表第一号として選出された。東京国際女子マラソンでの優勝が決め手… 続きを読む