月: 1959年12月

釜石・国際劇場で「任侠中山道」を東京・盛岡より先行して封切上映(昭和34年12月29日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石・国際劇場で「任侠中山道」を東京・盛岡より先行して封切上映(昭和34年12月29日)

昭和35年1月1日の岩手東海新聞より。 釜石の国際劇場では、「任侠中山道」を盛岡より先行して封切上映する。 「東京・盛岡より先行封切」というのが力が入っている。 「任侠中山道」は、昭和35年1月3日公開の東映映画で、片岡千恵蔵や萬屋錦之介が出演。 同時上映する「警視庁物語深夜便130列車」は、昭和3…
4コマ漫画に見る「学生運動が市民にどう思われていたか」(昭和34年12月18日) l全県

4コマ漫画に見る「学生運動が市民にどう思われていたか」(昭和34年12月18日)

昭和34年12月18日の岩手日報より。 この時に連載されていた「スカタン君」という4コマ漫画に、当時の学生運動がどのようにみられていたかを垣間見ることができる。 サラリーマン2名が赤ちょうちんで一杯やろうとしている。 そこへ酔っ払った学生がジグザグに歩いてくる。 まるで当時の安保反対のジグザグデモの…
盛岡~福島のディーゼル準急「やまびこ」は人気上々(昭和34年12月18日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡~福島のディーゼル準急「やまびこ」は人気上々(昭和34年12月18日)

昭和34年12月18日の岩手日報より。 それまでの列車といえば、上野行きの特急「はつかり」も含め、すべてが蒸気機関車の引っ張る列車だった。 そこへ、煙の出ない(SLほどは)ディーゼル準急「やまびこ」が盛岡~仙台~福島に颯爽とデビューしたのはこの年の2月1日。 乗車率は130%~150%で人気が高く、…
北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日) g北上・和賀郡

北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 このシーズンでは東北で最後に開催される北上の馬市は、北上市馬検場で北海道産馬1000頭を集めて開催された。 まだ農耕や移動には馬力が必要だった時代である。 北上(黒沢尻)の馬市は、東北で最後の「おせり」として、関東や関西からも集まるにぎやかなものであったという。…
盛岡~秋田の二級国道全通に向けて葛根田橋が起工式(昭和34年12月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡~秋田の二級国道全通に向けて葛根田橋が起工式(昭和34年12月1日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 盛岡と秋田を最短で結ぶ二級国道は、まだ全通していない状態であった。 雫石町の葛根田川にかかる葛根田橋の起工式が阿部知事、雫石町長、建設省盛岡建設事務所長などの列席のもとに行われた。 昭和36年に竣工の予定で、表日本と裏日本をつなぐ「陸の運河」としての機能が期待さ…
山田線にディーゼルカー導入で「カラス列車」追放へ(昭和34年12月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

山田線にディーゼルカー導入で「カラス列車」追放へ(昭和34年12月1日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 それまで、盛岡~宮古を結ぶ山田線といえば急勾配やトンネルをC58や8620といった蒸気機関車が喘ぎながら、機関士も客も煙で真っ黒になりながら移動するのが当たり前の「カラス列車」だった。 このような中、12月1日、山田線の盛岡~釜石にディーゼルカーは導入されること…