g北上・和賀郡 2 12月 1959 北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日) 昭和34年12月2日の岩手日報より。 このシーズンでは東北で最後に開催される北上の馬市は、北上市馬検場で北海道産馬1000頭を集めて開催された。 まだ農耕や移動には馬力が必要だった時代である。 北上(黒沢尻)の馬市は、東北で最後の「おせり」として、関東や関西からも集まるにぎやかなものであったという。… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 17 9月 1959 釜石市内の自転車店「高級自転車1万6千円!」(昭和34年9月17日) 昭和34年9月17日の岩手東海新聞より。 釜石市内の自転車店では自転車を1万6千〜2万1千円ぐらいのところで販売している。 オートバイのメーカーでもあったようだが過当競争で昭和38年に倒産の憂き目に遭う。 しかし丸紅傘下となり「丸紅山口」となる。 その後昭和57年の丸紅が資本を引き上げ「関根サイクル… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 12 8月 1959 8月25日の民間テレビ開局に向けてあなたのお宅にもテレビを!(昭和34年8月12日) 昭和34年8月12日の岩手民声新聞より。 この年の8月25日、岩手でもはじめての民放テレビ局「岩手放送」の開局が予定されていた。 これに際して、県内の各電器店では、テレビの売り込みに必死だった。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 30 6月 1959 ディーゼル準急の運行を祝して盛岡の川徳デパートも広告を出す(昭和34年6月30日) 昭和34年6月30日の岩手東海新聞より。 盛岡〜釜石にディーゼル準急が運行開始したことに伴い、盛岡の川徳デパートが広告を出している。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 11 6月 1959 「ジーゼルカー」が釜石市内を行進(昭和34年6月11日) 昭和34年6月12日の岩手東海新聞より。 この年の7月1日、初めてのディーゼルカーが走るということで、釜石市内ではそのディーゼルカーに摸したハリボテ等で市内を行進した。 ところで、写真は橋上市場の大渡町側だろうか。 右は釜石駅方向、左は甲子川の下流方向であると思われる。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 26 5月 1959 釜石市内の帆布業者「トラックの防水シートは米軍払い下げ品がお安いですよ!」(昭和34年5月26日) 昭和34年5月26日の岩手東海新聞の広告欄より。 釜石市内の帆布業者が、梅雨の時期を見込んでトラックの荷台の防水シートに米軍の払い下げ品を特価販売している旨を宣伝している。 この時期、米軍の払い下げ品はどこで手に入れたのだろう。 横須賀か、あるいは三沢か。 あるいは仙台の苦竹・・・? … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 5 4月 1959 皇太子殿下の御成婚を控え、街は「日の丸」ブーム(昭和34年4月5日) 昭和34年4月5日の河北新報より。 敗戦してからというもの、「日の丸」の国旗は日陰者のような存在であったそうな。 しかし、皇太子殿下の御成婚では盛岡市内の染物屋に商工会議所などから注文が舞い込み、街の家々に日の丸が翻るのだとか。 盛岡市内の商店主は、「この日の丸ブームは大正天皇の御大典の半分ぐらい、… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 24 3月 1959 釜石で尺貫法の廃止で要らなくなったマスやハカリの葬式(昭和34年3月24日) 昭和34年3月26日の読売新聞岩手版より。 前年の昭和33年12月31日をもって、尺貫法が廃止されメートル法が用いられるようになった。 そこで、それまでの尺貫法の枡や秤は要らなくなったので、送り彼岸である3月24日、釜石市内の石応寺でそれら枡や秤の葬式が行われ、これをメートル法のPRの機会と釜石市の… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 14 1月 1959 釜石・及新デパート「アーチイストを迎えてホリウッドスターのメイクを!」(昭和36年1月14日) 昭和36年1月14日の岩手東海新聞より。 釜石の及新デパートでは、「アーチイストを迎えてホリウッドスターのメイク」をしてくれるのだという。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 13 12月 1958 岩手ナショナルラジオ月賦販売KK「電気掃除機は12回払いで!」(昭和33年12月13日) 昭和33年12月13日の岩手日報の広告欄より。 岩手ナショナルラジオ月賦販売KK「電気掃除機はナショナル12回払いで!」と広告を打っている。 当時はこうした月賦販売の会社が県域であったのだろうか。 というか、掃除機って月賦で買わないといけないほど高いものだったの??? &… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 13 12月 1958 呉服の亀半「Xマスも晴着!お正月も晴着!」(昭和33年12月13日) 昭和33年12月13日の岩手日報の広告欄より。 今でもラジオでやってるかどうかはわからないが〽呉服の亀半~ というサウンドロゴは知っている人が多いのではないだろうか。 呉服の亀半は令和3年現在でも肴町に店舗を構え操業130年になる老舗の呉服店であるが、このように折に触れ「晴着を着ましょう!」と宣伝し… 続きを読む
i一関・西磐井郡 5 12月 1958 一関・カンブン商店のお惣菜(S33.12.5岩手報知) 一関のカンブン商店の広告。 この頃のお惣菜は10円程度。 現在はスーパーマーケット「神文ストア」として両磐を中心に盛業中。… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 3 11月 1958 江刺市内の販売店「シンガーミシン現金払いなら26,500円!」(昭和33年11月3日) 昭和33年11月3日の岩手民声新聞より。 江刺市内のミシン販売店ではシンガーミシンが2万いくら。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 28 9月 1958 釜石市内の事務用品店「東芝レジスター合計加算器付き25万円!」(昭和34年9月28日) 昭和34年9月28日の岩手東海新聞より。 広告欄には、釜石市内のジム用品店が東芝レジスタの広告を打っている。 合計加算機付きで250,000円だと言うことで、令和の現在で言うパソコン以上のお値打ち感である。 それでも、製鉄所のお膝元の釜石と言うことで、そのために事業所があって売れはしたのだろう。 &… 続きを読む
i一関・西磐井郡 12 9月 1958 一関の食料品店「信州味噌400瓦28円!仙台味噌30円!」(昭和33年9月12日) 昭和33年9月12日の岩手報知より。 一関市内の食料品店の広告では、信州味噌が400瓦で28円、仙台味噌が400瓦で30円である旨の広告を出している。 「瓦」とはもちろん「グラム」のこと。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 19 8月 1958 江刺町内の食料品店「お惣菜始めました」(昭和33年8月19日) 昭和33年8月19日の岩手民声新聞より。 江刺町岩谷堂の食料品店では、お惣菜を始めると言う。 値段も書いている。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 26 7月 1958 ライオン石鹸が江刺町内各地で巡業映画会(昭和33年7月26日) 昭和33年7月26日の岩手民声新聞の広告欄より。 ライオン石鹸では、8月に江刺町内各地の公民館や小学校でで巡業映画会を開くようであった。 「ご愛用者を御招待」というよりは、むしろ販促イベントの意味合いが強かったのではないだろうか。 映画としては東宝「無法松の一生」とフランス映画「赤い風船」。 「無法… 続きを読む
i一関・西磐井郡 25 7月 1958 一関専門店会が抽選で飛行機で東京にご招待(昭和33年7月25日) 昭和33年7月25日の岩手報知より。 一関専門店会は、抽選で何時になるかわからないが仙台空港から飛行機で東京に招待すると言う。 一関なので、なんといっても空港は仙台空港が近いのだろう。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 6 7月 1958 一関・相川屋ではプリントヤール95円!(昭和33年7月6日) 昭和33年7月6日の岩手報知より。 一関の老舗呉服店・相川屋では夏の大売出しをやっている。 プリントヤール95円という価格。 この鮎川屋、平成27年(2015年)に閉店したのだという。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 24 4月 1958 早くもコイノボリ 昭和33年4月24日の岩手日報より。 翌月の「こどもの日」を前に盛岡のKデパートではコイノボリが早くも泳いでいる、というニュース。 記事の原文に「Kデパート」とぼかして書いているのだが、どう見ても川徳デパート。ここで仮名を使う意図がよく分からない。 それはともかく、当時中ノ橋にあった川徳から中津川の… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 19 4月 1958 大通り・上田商店で焼け残り品大売出し(昭和33年4月19日) 昭和33年4月18日の岩手日報の広告欄より。 この頃、盛岡の大通で火事があったらしい。 それで焼け残り品を大セールということになったらしい。 ところでこの上田商店というのは、あの 〽ファッションシャトー ウエダ ファッションシャトー ウ・エ・ダ ・・・のあれ? … 続きを読む
m県外・参考 23 2月 1958 八戸・丸美屋の決算期棚ざらえセール!(昭和33年2月23日) 昭和33年2月23日のデーリー東北より。 八戸の丸美屋では決算期棚ざらえセールを行うという。 純粋に青森のニュースではあるが、久慈や軽米あたりからは買い物に行ったかも知れないので。 … 続きを読む
m県外・参考 8 10月 1957 八戸・丸美屋の布団綿入れ実演会!(昭和32年10月8日) 昭和32年10月8日のデーリー東北より。 八戸の丸美屋デパートでは布団の綿入れ実演会を行うという。 この時期の1000円というのがどのくらいかは分からないが… … 続きを読む
l全県 27 5月 1957 三菱ミシンから2つの贈り物!(S32.5.27岩手日報) 三菱ではミシンも製造していたようだ。 それで広告を出している。 岩手県内でも各地に販売店があったようだ。… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 26 5月 1957 ぐんと安い!松屋デパートの大特売会(S32.5.26岩手日報) 盛岡の松屋デパートの広告より。 この当時の物価は、以下のようになっていたようだ。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 20 4月 1957 川徳デパートではエスカレーターができました!大特売会します!(昭和32年4月20日) 昭和32年4月20日の岩手日報の広告欄より。 令和の今にあってもなお盛業中の川徳デパートは、現在の菜園ではなく昭和55年まではホットライン肴町の入り口の「ななっく」(2011年以前であれば「中三」)の場所にあった。 管理人もうっすらその時代を覚えている。 昭和31年に建てられたばかりの地下1階、地上… 続きを読む
b二戸・二戸郡 20 4月 1957 農繁期前に賑わう県北の市日 昭和32年4月20日の岩手日報より。 県北ではこの時点で「○日市」の伝統が残っており、作業衣、着物、農機具など農作業に必要なものはすべてここで揃えることができたという。 この時期は農繁期前で、ひときわ賑わっていたという。 写真は二戸郡福岡町。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 19 4月 1957 盛岡市内の反物屋の広告「倍ヤールサービスしますよ!」(昭和32年4月19日) 昭和32年4月19日の岩手日報の広告欄より。 盛岡市肴町の商店街の反物屋の広告は「倍ヤールサービスしますよ!」。 ヤールとはヤードがなまったものであるといい、繊維業界で使われていた。 令和の現在でも「ヤール」と言って通用するだろうか。 というか、反物から服を作るという習慣そのものが一般的ではなくなっ… 続きを読む
m県外・参考 6 2月 1957 丸善仙台支店「英国製自動謄写輪転機は21万5千円!」(昭和32年2月6日) 昭和32年2月6日の河北新報岩手版より。 岩手版とは言っても河北新報なので仙台の広告が出てくる。 ちなみに英ゲステットナー社は史上初めて謄写版を発明した会社のようだが、平成7年にリコーの子会社となり、平成19年には「Ricoh Europe」となっている。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 1 2月 1957 一関で旧正月の初売り(昭和32年2月1日) 昭和32年2月2日の河北新報岩手版より。 2月1日は旧正月の初売りであったと言う。 一関市内の商店街は、岩手県南から宮城県北までの客を一手に集めてにぎわいを見せた。 前年の暮れには、一関には東光デパート、千葉久デパートと相次いで2つデパートが生まれたこともあり、大賑わいだったようである。  … 続きを読む