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ある老母虐待に関する噂話(昭和29年1月6日) i一関・西磐井郡

ある老母虐待に関する噂話(昭和29年1月6日)

昭和29年1月6日の岩手日日より。 「世相の窓」と言うシリーズものの囲み記事なのだが、もはやこれはもう単なる町の噂ではないかと言う下世話なものが載っている。 あるところで、長男が老いた母を虐待死させてしまったのだと言う。 年老いて体が不自由になった老いた母に、満足な面倒を見ず、部屋に軟禁して食事すら…
発情期のネズミは毒団子を食べません(昭和29年1月5日) i一関・西磐井郡

発情期のネズミは毒団子を食べません(昭和29年1月5日)

昭和29年1月5日の岩手日日より。 一関市内のある民区のこと。 旧臘12月15〜25日までの間をネズミ退治期間中としており、約3000個の毒団子を作っていたのだと言う。 ところが、そのうち食べられたのは30個であり、死骸はたった20匹位であったと言う。 この時、ネズミを発情期にあたり、ものを食べなく…
へき地教育の過酷な現実 d宮古・下閉伊郡

へき地教育の過酷な現実

昭和28年12月16日の読売新聞では、全国のへき地教育の過酷な実態を報じている。 降水で丸木橋が渡れなくなると荷物用のケーブルで通学する(群馬県中里中) 山道が険しいので冬季の通学は部落民が交代で提灯を持っていく(岐阜県) 通学路は波が引いたときに数百メートルを命がけで走る(青森県脇野沢村) 子供が…
川に糞尿垂れ流し(昭和28年11月14日) h水沢・江刺・胆沢郡

川に糞尿垂れ流し(昭和28年11月14日)

昭和28年11月14日の胆江日日新聞より。 この時期、水沢では河川への糞尿垂れ流しが問題になっていたと言う。 それは、駒形マーケットの移転問題でゴタゴタを起こした大町川の寺小路橋付近の下流であると言う。 店舗や住宅が川にせり出し、川に杭を打って家を建てているところでは便壺を作ることができず、糞尿が河…
ヤミ米の上昇で米どころまでが代用食へ(昭和28年10月20日) h水沢・江刺・胆沢郡

ヤミ米の上昇で米どころまでが代用食へ(昭和28年10月20日)

昭和28年10月20日の胆江日日新聞より。 この時代、まだ食糧管理制度ではコメは配給制であり、国への供米を通さない米は「ヤミ米」として厳しく取り締まられていた。 しかしこのヤミ米の値だが急に上がりだし、米作地帯ですら戦時中のおかゆの時代に逆戻りするのではないかと戦々恐々であった。 お米の配給は町村は…
胆沢川発電所で電力に余裕ができました!各家庭でも電灯をつけましょう!(昭和28年10月2日) h水沢・江刺・胆沢郡

胆沢川発電所で電力に余裕ができました!各家庭でも電灯をつけましょう!(昭和28年10月2日)

昭和28年10月2日の胆江日日新聞より。 それまでは「停電」「節電」は日常のことだった。 発電所や変電所の容量が少なかったからだ。 しかし、このほど胆沢川水力発電所が完成したことにより、電力会社(記事には「東北電力」とは書いていない)では8月~9月の間、胆沢郡・江刺郡・和賀郡で4万戸訪問し、電気を増…
カバヤのカバさんが一関に来ます!(昭和28年9月23日) i一関・西磐井郡

カバヤのカバさんが一関に来ます!(昭和28年9月23日)

昭和28年9月22日の岩手日日より。 お菓子メーカーのカバヤには本当にカバがいたようで、そのカバが一関~両磐~気仙沼を巡業するという。   Wikipediaによれば、そもそもの社名の由来は「戦後間もない頃に創業されたことから平和を愛し、おとなしい動物であるというイメージを持つカバから採っ…
一関中学校で講堂建築資金の為に奇術と「三つの鐘」(昭和28年9月4日) i一関・西磐井郡

一関中学校で講堂建築資金の為に奇術と「三つの鐘」(昭和28年9月4日)

昭和28年9月4日の岩手日日より。 一関中学校では講堂の新築に際し、PTAでは資金募集の為に、9月23日の秋分の日に奇術と「歌合せ三つの鐘」を開くことにしたという。 以下のような演目が予定されていたという。 坂本種芳(岩手県出身の奇術研究家、世界アマチュア奇術選手権保持者) 柳沢義胤(ラジオ東亰奇術…
中山マサ厚生政務次官が水沢で講演し座談会(昭和28年9月3日) h水沢・江刺・胆沢郡

中山マサ厚生政務次官が水沢で講演し座談会(昭和28年9月3日)

昭和28年9月5日の胆江日日新聞より。 水沢公民館主催の夏季大学では、厚生政務次官の中山マサを招聘して講演会を行ったという。 その後の座談会では、以下のようなことが話し合われたという。 未亡人にはタバコ販売店が優先的に許可されるので更生の一端にしてほしい。 妊娠調節の不徹底で不幸が起きている。その器…
水沢でうなぎ供養(昭和28年8月31日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢でうなぎ供養(昭和28年8月31日)

昭和28年8月31日の胆江日日新聞より。 土用の丑の日を終え、うなぎの蒲焼の生神様 の供養が、9月7日に水沢町内の業者により妙法寺で行われるという。 生け簀に余命をつないだ・・・つまり売れ残ったうなぎを持ち寄り、祈祷の上で大町川に放流するという。 そしてそれを目当てに待ち構えている連中もいるのだとい…