昭和62年

4年連続の豊作も一等米比率は低下(S62.11.30) l全県

4年連続の豊作も一等米比率は低下(S62.11.30)

昭和62年(1987年)の岩手県における稲作は、作況指数107、10アール当たり542キログラムの収量を記録し、4年連続の豊作となった。特に初期の気候条件が良好で健苗が育成され、多数の有効茎を確保したことが主因である。一方、品質面では地域差があり、一等米比率は前年を下回る75%にとどまった。 この豊…
新県総合発展計画スタート(S62.7.30) l全県

新県総合発展計画スタート(S62.7.30)

昭和62年7月、岩手県は「新県総合発展計画(新県総)」後期実施計画(63〜65年度)をスタートさせた。高齢化・国際化・先端技術化が進む中での新たな施策展開が課題であり、前期計画終了に合わせて内容を見直し、事業数は当初より50増の272事業となった。新規重点事業は27で、長寿社会対策やバイオテクノロジ…
円高で県内企業倒産続出(S62.4.30) l全県

円高で県内企業倒産続出(S62.4.30)

昭和60年のG5会議でのドル高是正への協調介入を契機に円高が進行し、日本国内で輸出関連企業を中心に倒産や合理化が相次ぎ、雇用不安が深刻化しました。岩手県でも以下の事例が報告されています。 ・新日鉄釜石:第1高炉の休止を含む大規模合理化を実施し、余剰人員約1,100人が発生。 ・岩手アイワ:オーディオ…
JRが発足し盛鉄局がJR東日本盛岡支社に(S62.4.1) l全県

JRが発足し盛鉄局がJR東日本盛岡支社に(S62.4.1)

昭和62年(1987年)3月31日、日本国有鉄道は115年の歴史に幕を下ろし、JR旅客6社と貨物会社などに分割・民営化された。これにより盛岡鉄道管理局も廃止され、JR東日本の東北地域本社(仙台)傘下の盛岡支店として再出発した。管理部門は従来通り盛岡駅前に置かれたが、一部機能は仙台に統合され、職員数も…
県立中央病院が上田に移転し診療開始(S62.3.6) a盛岡・岩手郡・紫波郡

県立中央病院が上田に移転し診療開始(S62.3.6)

県立中央病院と盛岡赤十字病院が昭和62年に相次いで移転・新築したという内容である。県立中央病院は老朽化と狭あい化のため、盛岡市上田一丁目の旧専売公社跡地に新築され、2月に落成、3月6日から外来診療を開始した。建物は旧病院の約2.9倍の規模となり、病床も730床に増え、最新の磁気共鳴CTや腎結石破砕装…
久慈に国家石油備蓄基地建設開始(S62.2.14) c久慈・九戸郡

久慈に国家石油備蓄基地建設開始(S62.2.14)

昭和62年2月14日、岩手県久慈市夏井町半崎地区で日本初の地下貯蔵方式による「久慈国家石油地下備蓄基地」の建設が始まりました。総事業費650億円、昭和66年度完成を目指し、国内の原油消費量3日分に相当する175万キロリットルを貯蔵します。備蓄基地は強固な岩盤内に地下水圧を利用した「横穴水封式タンク方…