備考※6a

岩手医専にも女子が入学し「女の角帽」がお目見え(昭和22年9月5日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手医専にも女子が入学し「女の角帽」がお目見え(昭和22年9月5日)

昭和22年9月5日の新岩手日報より。 岩手で唯一の医学教育機関である岩手医専にも女子が入学した。 男子学生に伍して死体解剖に取り組んでいるという。 そして女子学生も角帽をかぶることになった。 それで、医専校舎の屋上で岩手山をバックに写真を撮る。    …
第1回統一地方選挙:27歳の村長が誕生したり、短刀で立候補を辞退させたり c久慈・九戸郡

第1回統一地方選挙:27歳の村長が誕生したり、短刀で立候補を辞退させたり

自治体の首長を初めて選挙で選ぶことになった第1回統一地方選挙では。岩手県知事に「農民知事」国分謙吉氏が選出されたことで知られているが、町村長の選挙の方はなかなかカオスである。 昭和22年4月9日の岩手日報の記事を見てみると・・・ 下閉伊郡崎山村 下閉伊郡崎山村(現在の宮古市崎山)では、27歳の町長が…
岩手県食酢統制組合・岩手県農機統制組合の解散公告(昭和22年4月5日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県食酢統制組合・岩手県農機統制組合の解散公告(昭和22年4月5日)

昭和22年4月5日の岩手日報より。 戦時中の物価統制組合であった「岩手県食酢統制組合」と「岩手県農機統制組合」が解散公告を出している。 戦後2年が経過しようとしており、戦争遂行のために物価統制する必要が無くなり、活動実態がなくなっていた所、法人を解散していなかったので登記上も正式に解散しよう・・・と…
日詰の秋祭りが10年ぶりに復活(昭和21年9月8日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

日詰の秋祭りが10年ぶりに復活(昭和21年9月8日)

昭和21年9月8日の新岩手日報より。 日詰の秋祭りは10年ぶりに復活したのだと言う。 そして、さんさ踊り獅子舞や手踊りなどをにぎやかに繰り出したが、中でも人気があったのは鍛冶町各組から出た5つの樽神輿であったと言う。 紺の匂いも昔懐かしく、お揃いのハッピとねじりハチマキとわらじ姿でわっしょいわっしょ…
盛岡市立第一高女が6年目に初の同窓会(S21.7.8新岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡市立第一高女が6年目に初の同窓会(S21.7.8新岩手日報)

盛岡市立第一高等女学校は昭和15年に開校し卒業生を送り出して6年が経つ(本科は4年制だが実科は1年制なので)のに、戦争のせいで同窓会ができなかったが、戦争が終わり同窓会ができるようになったというニュース。 新東宝のグラマー女優・三原葉子はこの記事の時、この学校の1年生か2年生だったはず。 ちなみに現…
樺太からの脱出者に聞く樺太の現状(昭和21年7月1日) d宮古・下閉伊郡

樺太からの脱出者に聞く樺太の現状(昭和21年7月1日)

昭和21年7月1日の岩手日報より。 終戦後10か月余り、ソ連に占領された南樺太で生活を続け、昭和21年に年が明けてから脱出した宮古市内の30歳の男性に、終戦後の樺太の様子を聞くことにした。 終戦時の混乱 国境近くの気屯飛行場で警備にあたっていた。 その後敷香まで土工を率いて敷香に行くことを命ぜられた…
盛岡にはびこる偽のヤミ米摘発隊(昭和21年6月12日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡にはびこる偽のヤミ米摘発隊(昭和21年6月12日)

昭和21年7月1日の岩手日報より。 開運橋通りのある家に3人の男がやってきて「岩手地方世話部のものだが・・」と言う。 地方世話部というのは県庁に属し、軍人の恩給や復員に関する役所であった。 まだ復員していなかった長男の話でも聞けるのか?と思ったら「ヤミ米に関して調べたいから倉庫を見せてくれ」という。…