g北上・和賀郡 9月 16日 1954 東洋一の威容を誇る田瀬ダムが貯水開始(S29.9.16岩手日報) 県の総合開発の目玉となっていた田瀬ダムが谷内村(のちの東和町)に完成、貯水を開始した。… 続きを読む
i一関・西磐井郡 9月 15日 1954 水害記念日を迎える一関(S29.9.15岩手日報) 一関では昭和22年9月15日にキャサリン台風が、翌昭和23年9月16日にはアイオン台風が襲来した。 その慰霊祭が磐井川で挙行されようとしていた。… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 9月 15日 1954 盛岡八幡宮の例大祭で6台の山車(S29.9.15岩手日報) この当時、盛岡で最大の祭りは、盛岡八幡宮の例大祭であった。 山車が6台も出て盛況であったという。 … 続きを読む
b二戸・二戸郡 9月 15日 1954 浄法寺は福岡町と、奥中山は沼宮内町と合併か(S29.9.15岩手日報) この時期は「昭和の大合併」の時期。 どの町村がどこと合併するかが焦点になっていた。 浄法寺町は福岡町と合併して市制、小鳥谷村奥中山は沼宮内町と合併などという話になっていた。… 続きを読む
i一関・西磐井郡 9月 6日 1954 一関で自動車運転者受験講習会(昭和29年9月14日) 昭和29年9月6日の岩手の1日より。 一関商工会議所の主催、一関市公安委員会の共催で、9月14日から28日までにかけて、自動車運転者受験講習会が開かれることとなった。 運転免許の受験自体が一関でできるかどうかはここでは読み取れないが、このような講習会は需要があったようだ。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 9月 2日 1954 発足したばかりの玉山村で早くも分離運動 昭和29年9月2日の読売新聞岩手版より。 4月1日に玉山・渋民・薮川の3村が合併して発足した玉山村であるが、半年もしないうちに分村運動が起きていた。 旧玉山村は分村して盛岡市に編入したい。 旧渋民村松田地区・平田第1~8地割は巻堀村に編入したい。 いずれも、新しい玉山村の発足自体が反対を押し切って発… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 9月 2日 1954 これが「盛岡市営バス」計画だ 昭和29年9月2日の読売新聞岩手版より。 盛岡市の人口増加や近隣町村との経済的な連携、観光事業の振興策として盛岡市議会で委員会を設けて推し進めているもので、すでに市営バスを運行している八戸、青森、秋田、浜松、岐阜、尼ヶ崎、姫路の7都市を視察するなどしていた。 また、一本木原に陸上自衛隊キャンプが着工… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 9月 1日 1954 ナスの七つ子とナンバンカラシの双子(S29.9.1岩手日報) 花巻市内の農家で、ナスの七つ子と、ナンバンカラシの双子ができて話題になっていた。 ナンバンカラシとはおそらく唐辛子のこと。 確かに管理人の祖母(1915−2003)は唐辛子を「ナンバン」と呼んでいた。… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 9月 1日 1954 盛岡のヒロポン密造所を急襲(S29.9.1岩手日報) 盛岡市八幡町の露天商宅でヒロポンを密造しているという情報を得た盛岡署は、急襲して検挙した。… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 9月 1日 1954 花巻温泉郷に響く豊年歌(S29.9.1岩手日報) この年は稲穂が実り、花巻温泉郷の鉛温泉や志戸平温泉は豊作を祝う歌声が響いていた。 しかしよくもまあ女湯で撮影しようと思ったものである。 … 続きを読む
d宮古・下閉伊郡 9月 1日 1954 ビキニ「死の灰」で宮古でも原水禁運動(S29.9.1岩手日報) 3月1日のビキニ環礁の「死の灰」は日本社会にショックをもって伝えられた。 この時点で、久保山愛吉さんはご存命中で、危篤が伝えられる状況であった。 そのような中、宮古でも原水禁運動が繰り広げられた。 … 続きを読む
g北上・和賀郡 9月 1日 1954 岩手県南バスと羽後交通が湯本温泉~横手に路線開業(昭和29年9月1日) 昭和29年8月31日の岩手日報より。 湯本温泉~横手間にバスが開業するという。 運行会社は岩手県南バスと羽後交通。 時刻は以下の通り。 湯本発 8:00、10:30、17:00 横手発 8:00、10:30、16:30 主な停留所は以下の通り。 湯本、湯ノ沢、川尻、湯田駅前、野々宿、県境、黒沢、相野… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 8月 31日 1954 上閉伊郡上郷村に「もぐり橋」竣工(昭和29年8月31日) 昭和29年8月31日の読売新聞岩手版より。 上閉伊郡上郷村平倉地内の早瀬川にコンクリートのもぐり橋「本宮橋」が完成した。 幅2メートル、長さ112メートルで、欄干も無く冠水すれば通行止めになってしまうが、木橋より安上がりであるという。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 8月 31日 1954 一関市はナトコ映写機を米軍に返還(昭和29年8月31日) 昭和29年8月29日の岩手日日より。 一関市教育委員会は、昭和24年に盛岡軍政部から無償貸与されていたナトコ映写機を駐留軍本部に返還することにしたという。 一関市の視聴覚教育に大きな貢献をなしてきた、と書かれている。 ちなみにナトコ映写機とは全国視聴覚教育連盟のブログに詳しい。… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 8月 31日 1954 志和村は紫波郡南部の合併に参加したくない(昭和29年8月31日) 昭和29年8月31日の岩手日報より。 この時期「昭和の大合併」で各市町村は合併が進んでいた時期である。 4月には花巻市・北上市・水沢市が誕生している。 紫波郡の南側は、日詰町を中心に古舘・水分・志和・赤石・彦部・佐比内・赤沢・長岡の各村を合併させようと県では考えていた。 しかし人口7千で財政規模がそ… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 8月 29日 1954 盛岡でバス運転競技会(昭和29年8月29日) 昭和29年8月31日の読売新聞岩手版より。 8月29日、盛岡市馬検場で第3回県下バス運転競技会が開催され、7社の代表選手10名が参加して行われた。 種目は以下のようなものであったという。 白線を引いた狭い道路を赤旗を倒さぬよう規定の速度で運転する 運転態度 ガソリン消費量 車体整備 学科試験 入賞者… 続きを読む
i一関・西磐井郡 8月 29日 1954 まだ知らない人がいる!金光堂の三色最中の味を(昭和29年8月29日) 昭和29年8月29日の岩手日日の広告欄より。 一関市内の菓子舗による三色最中の広告。 そもそも三色最中と言えば仙台の名物。 一関は何かにつけ「仙台っぽさ」を感じるが、やはりこのような所にも現れている。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 8月 29日 1954 一関・新星劇場では映画の新しい革命!MGMの立体映画「メトロスコピックス」(昭和29年8月29日) 昭和29年8月29日の岩手日日より。 一関の新星劇場では、米MGMの新しい立体映画システム「メトロスコピックス」を導入するという。 「旋風的公開迫る!!」というコピーも勇ましい。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 8月 1日 1954 早稲田大学グリークラブが岩手県公会堂で公演(S29.8.1岩手日報) 早稲田大学グリークラブは東北や北海道を回って公演をしていたようだが、7月31日は岩手県公会堂で公演したという。 … 続きを読む
b二戸・二戸郡 8月 1日 1954 北福岡駅〜斗米村〜田子町に国鉄バス開業(S29.8.1岩手日報) 8月1日から、国鉄バスの北福岡駅から斗米村と青森県境を越えて田子まで国鉄バスが開業したようだ。 … 続きを読む
f花巻・稗貫郡 8月 1日 1954 戦時中にヤギの乳を飲ませてやった老人は高村光太郎その人だった(S29.8.1岩手日報) この当時、終戦から10年が経とうとしていた。 終戦ごろ、飢えた老人がいたので、ヤギの乳を飲ませてやったところ、詩をもらったのだが、それは高村光太郎その人であったという話。 … 続きを読む
d宮古・下閉伊郡 8月 1日 1954 川井村の僻地生徒のために県北バスが無料スクールバス(S29.8.1岩手日報) 川井村の川井中学校では、学区が非常に広く、場所によっては往復4里の道を歩かなければいけない生徒もおり、これでは予習復習する暇もなく、ぐったり寝てしまい、学力の低下や長期欠席につながっていた。 そこで、校長が県北バスに頼み込んで、無料のスクールバスを走らせてくれるように頼んだのである。 その結果、県北… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 7月 22日 1954 内陸部の市町村合併のゆくえ(S29.7.22岩手日報) この時「昭和の大合併」が進んでいたが、内陸部では、上閉伊郡達曽部村が周辺の大迫・宮守・土沢・遠野のどこと合併するかで揺れていた。 また、紫波郡では郡で1つの町になるという案もあったらしい。 … 続きを読む
g北上・和賀郡 7月 14日 1954 岩手県出身者も無傷ではなかった近江絹糸争議(昭和29年7月14日) 近江絹糸争議は、日本の労働運動史上でも有名な事件として今でも語り継がれている。 「近江」というくらいなので、中心は滋賀県であり、全国の事業所でも争議は発生していたが、岩手県に近江絹糸の事業所はなかった。 しかし、岩手県出身者も働いており、全く無関係と言うわけではなかった。 県人負傷 昭和29年7月1… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 7月 7日 1954 盛岡・松屋デパートでは「実用白生地の会」(昭和29年7月7日) 昭和29年7月7日の岩手日報より。 広告欄には松屋デパートの「白生地の会」の大売出しの広告。 やはり「碼」(ヤール)単位である。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 7月 7日 1954 川徳デパートでは水着の大売出し(昭和29年7月7日) 昭和29年7月7日の岩手日報より。 広告欄には川徳デパートの水着セールの広告。 一番高いので1150円程度。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 7月 3日 1954 小谷木橋落成・水沢市制祭り(昭和29年7月3日) 昭和29年7月3日の岩手日報より。 広告欄には水沢市〜羽田村(現在の水沢江刺駅付近)を結ぶ小谷木橋の落成と、水沢市の市制を祝う祭りの広告が。 … 続きを読む