釜石港で持て余されるマンボウ(昭和34年7月20日)

昭和34年7月20日の岩手東海新聞より。

当時、マンボウは「マンボウザメ」と呼ばれており、「季節魚として人気が高い」ものではあったが、過食部である白身は全体の3分の1しかなく、それ以外は捨てるしかなかったのだ。

捨てるとは言っても何しろ20kg〜100kgという巨大な魚である。

海に捨てれば港湾法により「有形物の廃棄」として海上保安庁の摘発対象となる。

そうかと言って魚市場に放置しておけばハエがたかって腐敗して悪臭の原因になる。

漁業関係者にとって悩みの種であった。

 

ちなみに、「マンボウザメ」と呼ばれるこの巨大な魚は、フグ科となる。

 


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