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便所はいかなる悪臭も完全に除く「エアーベンダー」で! l全県

便所はいかなる悪臭も完全に除く「エアーベンダー」で!

昭和38年5月29日の岩手日報の広告欄より。 当時の便所なので当然洋式でも水洗でもなくボットン便所である。 「いかなる悪臭も完全に除く」「便器底は水平なエアーカーテンにより悪臭は絶対上がりません」という相当な自信のほどである。 メーカーは「日本エアーベンダー」という会社で、東北では仙台市畳屋町に支店…
盛岡少年院に「イレズミを除去する器械」 a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡少年院に「イレズミを除去する器械」

昭和38年5月28日の岩手日報より。 盛岡少年院に、入れ墨をとる器械が入ったのだという。 正式には「自動調節付き電気メス」というのだそうで、真空管から電気メスに6.83メガサイクルの高周波を発信させ、メスと人体表面との接触部分に破壊作用を起こさせる仕組みなのだという。 東北地方の少年院ではここにしか…
普代村にスクールバス(昭和38年4月6日) d宮古・下閉伊郡

普代村にスクールバス(昭和38年4月6日)

昭和38年4月6日の岩手日報より。 これまで公共交通機関のなかった普代村の鳥茂渡地区から普代中学校までスクールバスが走るというニュース。 それまでは、普代中学校までの8~10kmの道のりを、朝5時に起きて2時間かけて通っていたのだという。 そのことで遅刻や欠席が多く、学力不振の一因になっていたという…
山田町に県下初の「まごころ銀行」 d宮古・下閉伊郡

山田町に県下初の「まごころ銀行」

昭和38年4月3日の岩手日報より。 山田町では4月1日から社会福祉協議会により「まごころ銀行」が店開きをしたのだという。 これは町役場内の社協事務局に本店を置き、豊間根・大沢・船越・織笠に支店が設けられ、口座は「心」「技術」「労力」「金品」「血液」の5口座に分かれるという。 開店した「まごころ銀行」…
志戸平温泉にこども天国「有楽園」がオープンします! f花巻・稗貫郡

志戸平温泉にこども天国「有楽園」がオープンします!

昭和38年4月1日の岩手日報の広告欄より。 花巻の志戸平温泉に遊園地「有楽園」がオープンするというニュース。 豆電車、観覧車、飛行塔、豆自動車、モノレールなどがあるという。 オクトパス、キャタピラ、ダンプボートというのは何なのかはよく分からないが・・・ まだ志戸平温泉に花巻電鉄で行っていた頃。 &n…
観光バスが駅のトイレを使うなら1台につき100円頂きます l全県

観光バスが駅のトイレを使うなら1台につき100円頂きます

昭和38年3月30日の岩手日報より。 この時期になると、観光客のバスのシェアが増大したようで、国鉄の経営にも影響するようになってきた。 その観光バスはというと、駅に立ち寄ってトイレ休憩をする。 その清掃や汲み取りの費用は当然国鉄持ち。 そんな理不尽なことがあっていいだろうかと盛鉄局では、1台につき1…
東京のバス車掌募集(昭和37年11月7日) m県外・参考

東京のバス車掌募集(昭和37年11月7日)

昭和37年11月7日の河北新報岩手版より。 東京急行電鉄では、バス車掌の募集広告を出していた。 それは良いのだが、面接場所が仙台や古川の公共職業安定所であると言う。 岩手版なんだだから岩手の職安の広告を出せばいいのではと思うのだが、どうなんだろうか。  …
松尾鉱山の退職者が釜石線の車内で切腹(昭和37年11月5日) e釜石・遠野・上閉伊郡

松尾鉱山の退職者が釜石線の車内で切腹(昭和37年11月5日)

昭和37年11月7日の河北新報岩手版より。 11月5日夜23時25分ごろ、釜石線の下りの釜石行きの列車が、洞泉駅に差し掛かった頃、前から2両目の列車の乗客が突然ナイフで腹を切って自殺しようとした。 他の乗客がこれを止めて、県立釜石病院に収容したが、全治1週間の怪我で命に別状はなかった。 自殺を図った…
再建案も軌道に乗らぬ松尾鉱山(昭和37年11月6日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

再建案も軌道に乗らぬ松尾鉱山(昭和37年11月6日)

昭和37年11月6日の河北新報岩手版より。 「東洋一の硫黄鉱山」と言われていた松尾鉱山は、この時代になると、石油精製時の回収硫黄によって、わざわざ鉱山で掘る必要がない状態となっていた。 それで、10月中旬には希望退職を募り、従業員3500人の中1075人が退職を申し出たと言う。それで生産量も下降し、…
ハリキリさん「マッチ探してきて」(昭和37年10月3日) e釜石・遠野・上閉伊郡

ハリキリさん「マッチ探してきて」(昭和37年10月3日)

昭和37年10月3日の岩手東海新聞より。 当時連載されていた「ハリキリさん」ではマッチがテーマになっている。 この家ではすでに都市ガスが引かれていたようで、ガス器具があるのだが、マッチがない。 そこで、子供にマッチを探すよう言い付ける。 果たして、子供がマッチを見つけたところはお父さんの洋服の中。 …
釜石の栗橋で芋の子会(昭和37年10月3日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石の栗橋で芋の子会(昭和37年10月3日)

昭和37年10月3日の岩手東海新聞より。 秋になると岩手も「いもの子会」のシーズンである。 芋煮会といえば、宮城や山形の味噌・醤油論争が有名であるが、岩手でも「芋の子会」として秋に開催されることが多い。 これは釜石の鵜住居から遠野に抜ける笛吹峠の手前の栗橋の河原にて芋の子かいの風景。   …
病気の父親のためにウナギを密漁しようとしたら感電死(昭和37年7月26日) h水沢・江刺・胆沢郡

病気の父親のためにウナギを密漁しようとしたら感電死(昭和37年7月26日)

昭和37年7月28日の胆江日日新聞より。 水沢市の佐倉河に住む29歳の男は、土用の丑の日に、病気の父にウナギを食べさせるために、付近の谷地川に自宅の作業場から電線を引いて密漁をしようと思っていたら感電死したと言う。 この29歳の男性、水沢市青年協会の会長や、水沢市相撲協会の大関など、多方面で活躍して…
及新百貨店の5階展望食堂の土曜日の午後(昭和37年7月13日) e釜石・遠野・上閉伊郡

及新百貨店の5階展望食堂の土曜日の午後(昭和37年7月13日)

昭和37年7月13日の岩手東海新聞より。 広告欄には及新デパートの5階展望食堂。 いわく「及新5階展望食堂の一隅より流れている笑い、会話の中心は代表的なオフィスマンスタイルのセミスリーブの彼です」 そういえばこの頃は土曜日は「半ドン」だった。   ところで、この「オフィスマンスタイルのセミ…
釜石繊維同友会加盟店の定休日変更について(昭和37年7月2日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石繊維同友会加盟店の定休日変更について(昭和37年7月2日)

昭和37年7月2日の岩手東海新聞より。 釜石繊維同友会に加盟している各店舗は当時の釜石市内でも、名だたる大規模店舗であったようだが、これまで毎週金曜日を定休日としていたようだ。 しかし、7月から8月の金曜日は、従業員の交代休暇をとって、平常通り営業するようである。     &nb…
大槌で時ならぬマンボウザメの解体ショー(昭和37年7月2日) e釜石・遠野・上閉伊郡

大槌で時ならぬマンボウザメの解体ショー(昭和37年7月2日)

昭和36年7月2日の岩手東海新聞より。 岩手県の太平洋沿岸も、本格的な夏漁を迎える。 そんな大槌の浜に、直径約1メートル、体重約45キロのまんぼうザメが水揚げされた。 そのマンボー鮫は、大槌町の中心地でである御社地のある鮮魚店に身売りされることになった。 浜っ子の大槌の子供たちでも、珍しい魚であるよ…
釜石ロータリークラブが釜石駅に電気時計を寄贈(昭和37年6月30日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石ロータリークラブが釜石駅に電気時計を寄贈(昭和37年6月30日)

昭和37年7月2日の岩手東海新聞より。 6月30日、釜石ロータリークラブでは、釜石駅に直径1メートルの大型電気時計を送り、釜石駅の正面玄関の上に取り付けたと言う。 釜石では、それまで「釜石時間」と言って時間にルーズだったようであるが、その追放を願って時計を送ったのだと言う。    …
水沢の繁華街に熊が現れる!?(昭和37年6月19日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢の繁華街に熊が現れる!?(昭和37年6月19日)

昭和37年6月19日の胆江日日新聞より。 一面に「繁華街に熊現れる」と言う物騒な見出しのニュース。 とは言っても、これがビール会社のビールの宣伝のために熊のロボットを作ったと言うもの。 フサッポロビールが、北海道駒ヶ岳の山麓で捕まえた2歳6ヶ月のヒグマの毛皮を、本物のように作り上げて、体の中にはスピ…