備考※6a

岩手県南バスと羽後交通が湯本温泉~横手に路線開業(昭和29年9月1日) g北上・和賀郡

岩手県南バスと羽後交通が湯本温泉~横手に路線開業(昭和29年9月1日)

昭和29年8月31日の岩手日報より。 湯本温泉~横手間にバスが開業するという。 運行会社は岩手県南バスと羽後交通。 時刻は以下の通り。 湯本発 8:00、10:30、17:00 横手発 8:00、10:30、16:30 主な停留所は以下の通り。 湯本、湯ノ沢、川尻、湯田駅前、野々宿、県境、黒沢、相野…
志和村は紫波郡南部の合併に参加したくない(昭和29年8月31日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

志和村は紫波郡南部の合併に参加したくない(昭和29年8月31日)

昭和29年8月31日の岩手日報より。 この時期「昭和の大合併」で各市町村は合併が進んでいた時期である。 4月には花巻市・北上市・水沢市が誕生している。 紫波郡の南側は、日詰町を中心に古舘・水分・志和・赤石・彦部・佐比内・赤沢・長岡の各村を合併させようと県では考えていた。 しかし人口7千で財政規模がそ…
川井村の僻地生徒のために県北バスが無料スクールバス(S29.8.1岩手日報) d宮古・下閉伊郡

川井村の僻地生徒のために県北バスが無料スクールバス(S29.8.1岩手日報)

川井村の川井中学校では、学区が非常に広く、場所によっては往復4里の道を歩かなければいけない生徒もおり、これでは予習復習する暇もなく、ぐったり寝てしまい、学力の低下や長期欠席につながっていた。 そこで、校長が県北バスに頼み込んで、無料のスクールバスを走らせてくれるように頼んだのである。 その結果、県北…
岩手県出身者も無傷ではなかった近江絹糸争議(昭和29年7月14日) g北上・和賀郡

岩手県出身者も無傷ではなかった近江絹糸争議(昭和29年7月14日)

近江絹糸争議は、日本の労働運動史上でも有名な事件として今でも語り継がれている。 「近江」というくらいなので、中心は滋賀県であり、全国の事業所でも争議は発生していたが、岩手県に近江絹糸の事業所はなかった。 しかし、岩手県出身者も働いており、全く無関係と言うわけではなかった。 県人負傷 昭和29年7月1…
岩手県警察本部が発足(昭和29年7月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県警察本部が発足(昭和29年7月1日)

昭和29年7月1日の岩手日報より。 戦後、アメリカに占領されてからというもの、警察制度は内務省警保局の下の各都道府県警察部が解体され、アメリカばりに「自治体警察」「国家地方警察」に分かれることになった。 例えば盛岡でいえば、盛岡市は「盛岡市警察署」、その周辺の滝沢村や見前村や乙部村や大田村などは「国…
釜石に多い身体障害者(昭和29年6月29日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石に多い身体障害者(昭和29年6月29日)

昭和29年7月1日の岩手日報より。 6月29日、盛岡日赤病院の眼科医長・耳鼻科医長・整形外科医長が身体障害者巡回検診班を組織して釜石市を訪れ、市民に対し検診を行った。 この中で多かったのは、昭和20年の釜石艦砲射撃で手足を失った人が多かったこと。 そして、遺伝性の疾患である網膜色素変性症による視覚障…