b経済・産業

新興製作所が希望退職案を提示(S56.2.12) f花巻・稗貫郡

新興製作所が希望退職案を提示(S56.2.12)

谷村新興の合理化紛争は昭和55年10月22日から始まり、昭和56年2月12日に会社側が最後の手段として希望退職案を提示し、労使交渉が決着を見ました。この案は組合側に受け入れられ、紛争は収束しました。希望退職案は二次に分けて実施され、結果として約350人が希望退職を申請し、経営再建に向けて新たな一歩を…
大船渡木工団地の倒産(S53.2.28) k大船渡・陸前高田・気仙郡

大船渡木工団地の倒産(S53.2.28)

大船渡木工団地は、経営難に直面し、最終的に倒産に至った。原因は、原料や経費の高騰、価格低下、需要の停滞、さらには東南アジアからの低コスト製品が競争相手となったためである。特に、逆ざや現象により、操業を続ければ続けるほど赤字が増大していき、最終的には資金繰りが厳しくなった。 また、同団地では、製品の品…
釜石製鉄所が合理化へ(S53.2.1) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石製鉄所が合理化へ(S53.2.1)

昭和53年度、新日本製鐵釜石製鉄所(釜鉄)の合理化計画が正式決定され、釜石市や岩手県を揺るがす事態となった。 昭和50年8月に合理化問題が表面化して以降、釜石市や県は新日鉄本社に合理化回避を要請したが、昭和53年2月1日の現地経営審議会で正式決定された。 その後、昭和53年8月22日には日鉄鉱業釜石…
第32漁吉丸遭難事件(S52.6.7) d宮古・下閉伊郡

第32漁吉丸遭難事件(S52.6.7)

昭和52年6月7日、宮古港を母港とするサケ・マス漁船「第32漁吉丸」が北洋で遭難・転覆し、多数の乗組員が死亡・行方不明となった。この事故は宮古港所属漁船としては戦後最大の漁船海難事故とされ、漁業関係者に大きな衝撃を与えた。 事故の背景には、サケ・マス漁の国際的な漁獲制限(二百海里問題)による制約の強…
谷村新興製作所で合理化反対スト(S52.5.9) f花巻・稗貫郡

谷村新興製作所で合理化反対スト(S52.5.9)

国が出資する企業があり、大蔵大臣が経営の重要な決定権を持つ会社も存在する。県内企業では合理化案が相次ぎ、生産性向上やコスト削減が進められている。製品の標準化や生産コスト削減のため、新技術の導入や合理化が行われており、青森工場では高性能の設備を導入して生産効率の向上を図っている。企業の合理化に伴い、従…
盛岡で「大型店対策委員会」発足(S52.3.23) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡で「大型店対策委員会」発足(S52.3.23)

盛岡商圏では、地元百貨店支持派と県外大型店支持派の対立が激化しており、特に川徳とニチイの進出計画が注目されています。川徳は盛岡の一等地に大型店を出店する計画を進め、丸紅も別の地域で商業開発を計画しています。一方、地元の商工会や商業者は、大型店の進出に強い懸念を抱き、反対の意向を表明しています。特に都…
岩手大学に人文社会科学部創設(S52.1.18) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手大学に人文社会科学部創設(S52.1.18)

岩手大学は新たに人文社会科学部を創設し、翌年度に開設することが決定した。この学部は、法学、政治学、経済学、歴史学、哲学、社会学、言語学、文化研究などを専門とする。特に、法学分野の拡充が重視され、新学部の準備が進められてきた。 学部は地域文化、社会科学、欧米研究、アジア研究の4つの専門コースで構成され…
国鉄盛岡工事局が新幹線用地の権利取得申請(S50.5.31) a盛岡・岩手郡・紫波郡

国鉄盛岡工事局が新幹線用地の権利取得申請(S50.5.31)

東北新幹線と東北自動車道の予算が据え置かれたため、開業が遅れる見通しが強まっています。特に東北新幹線は、人件費や資材の高騰により、実質的な工事量が大きく減少し、当初予定の5年以内の開業が2年以上遅れることが確実となりました。政府の予算抑制により、工事費が高騰し、資材も不足しています。用地買収が進んで…
旱魃や豪雪で農作物に被害(S49.3.31) l全県

旱魃や豪雪で農作物に被害(S49.3.31)

昭和48年6月下旬から始まった干ばつは、岩手県に大きな被害をもたらした。農作物の被害面積は約4万9800ヘクタール、被害額は約69億6000万円と見積もられ、水稲、牧草、野菜などが特に影響を受けた。被害率はホップが55.3%、牧草47.6%、野菜43.1%と高く、水稲の被害額は約29億7200万円に…
県に「物価Gメン」発足(S49.2.1) b経済・産業

県に「物価Gメン」発足(S49.2.1)

昭和48年10月17日、中東戦争を契機にアラブ産油国が原油生産制限と輸出削減を決定し、日本は友好国と見なされず25%の削減を通告されました。石油に大きく依存していた日本経済は混乱に陥り、家庭や産業で灯油やガソリン、石油化学製品の不足が深刻化しました。昭和49年1月16日には電力使用制限が発動され、公…
オイルショックと岩手(昭和48年11月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

オイルショックと岩手(昭和48年11月16日)

昭和48年10月6日、第4次中東戦争が勃発。 イスラエルとアラブ諸国はまた喧嘩を始めた。 イスラエルはアメリカなど西側諸国の後ろ盾がある。 だからあんな小さい国がアラブの大きい国に囲まれていても何十年と国を維持していられる。 日本はそのアメリカの同盟国だ。 アラブから見て、そんな日本など西側諸国をど…