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川井村の僻地生徒のために県北バスが無料スクールバス(S29.8.1岩手日報) d宮古・下閉伊郡

川井村の僻地生徒のために県北バスが無料スクールバス(S29.8.1岩手日報)

川井村の川井中学校では、学区が非常に広く、場所によっては往復4里の道を歩かなければいけない生徒もおり、これでは予習復習する暇もなく、ぐったり寝てしまい、学力の低下や長期欠席につながっていた。 そこで、校長が県北バスに頼み込んで、無料のスクールバスを走らせてくれるように頼んだのである。 その結果、県北…
岩手中央バスのバス本数と岩手県北バスの営業所一覧 a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手中央バスのバス本数と岩手県北バスの営業所一覧

昭和29年3月15日の岩手日報の一面広告では、県内の自動車貨物に関する解説を行っている。 この時期は、トラックが増えていたようだ。 そんな中でも岩手中央バスと岩手県北バスが広告を出している。 さすがにこの当時、滝沢営業所や矢巾営業所は無かったようだ。 滝沢営業所の前身になるのは青山営業所で、のちのダ…
無試験で誰でも乗れるホンダ「ベンリイ号」 h水沢・江刺・胆沢郡

無試験で誰でも乗れるホンダ「ベンリイ号」

昭和29年3月11日の岩手日報の広告欄より。 水沢の後藤商会によるホンダのオートバイ「ベンリイ号」の広告であるが、「無試験で誰でも乗れる」ってほんまかいな? Wikipediaの「日本の運転免許」という項目を読む限りでは、昭和20年代の時点で既に「自動二輪免許」「小型二輪免許」というのはあったようで…
盛岡市に市営バス計画!? a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡市に市営バス計画!?

昭和29年3月3日の岩手日報より。 盛岡市では市営バスの計画があったようで、すでに市営バスを運営していた青森市・八戸市・秋田市にも視察に行っていたようである。 市議会の市営バス協議会では、市営バスの実現は必要だということを確認はしたが、更なる視察調査が必要であることを確認し、次回の市政調査会に中間報…
一関市畜産指導所でオートバイ購入(昭和29年3月2日) i一関・西磐井郡

一関市畜産指導所でオートバイ購入(昭和29年3月2日)

昭和29年3月2日の岩手日日より。 一関市畜産指導所では、ここ数日来の暖気のために各地から人工授精の依頼が舞い込んでいた。 とは言え、衣川・舞川・花泉・厳美などの遠い所へは、バスや徒歩で行くしかなく、人工授精士が帰るのが深夜になることもあった。 しかし、このほどオートバイを13万円で購入し、この辺の…
中央バスの青山町線・上田線が臨時増発(S28.12.1岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

中央バスの青山町線・上田線が臨時増発(S28.12.1岩手日報)

岩手中央バスの上田線と青山町線が増発するという。 当時の上田線は馬町〜競馬場前(現在の岩大のあたりに黄金競馬場があった)、青山町線は馬町〜青山町。 当時は盛岡バスセンターはなく、また、営業所は松園ではなく上田、滝沢ではなく青山町にあった時代。…
昭和28年に岩手県内で売っていた自動車の広告 l全県

昭和28年に岩手県内で売っていた自動車の広告

昭和28年5月18日の読売新聞岩手版に掲載された広告より。 四輪車もさることながら、オート三輪やバイクの広告が目立つ。 日産 ダットサン デラックスセダン ダットサン スリフトセダン 日本内燃機 サンカ― トヨタ トヨペットトラック ホンダ ドリーム号E マツダ CTL(?) エーブ自動車工業 エー…
宮古市は公用車にフォードを購入(昭和28年3月5日) d宮古・下閉伊郡

宮古市は公用車にフォードを購入(昭和28年3月5日)

昭和28年3月5日の読売新聞岩手版より。 宮古市では、これまでジープを改装した車を公用車として使っていた。 しかし、戦争用の車だっただけに、乗り心地が悪く、独立した平和国家のお役所やふさわしくないと考えたようで、90万円を叩いて、47年型フォードを1台を買い込んだ。 また、この時期の宮古市は、港湾開…
市制したばかりの大船渡市の細長い町並みの利便性改善の鍵はバスの便(昭和27年10月18日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

市制したばかりの大船渡市の細長い町並みの利便性改善の鍵はバスの便(昭和27年10月18日)

昭和27年10月18日の岩手日報より。 「わが町わが村戦後版」というシリーズ物の記事で、第38回目は大船渡市。 この時点で、4月1日に市制したばかりという状況であった。 大船渡市は盛の町並みから大船渡の町並みまで20町あまり、子の広さをバスで縮めないといけないと市では頭を悩ませていた。 大船渡市内を…
釜石からサンマを積んで来たトラックが徳田村で軒先に突っ込む(S27.9.23岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

釜石からサンマを積んで来たトラックが徳田村で軒先に突っ込む(S27.9.23岩手日報)

釜石から盛岡へサンマを積んできて、釜石へ帰る予定だったトラックが紫波郡徳田村高田(現在の矢巾町)でハンドル操作を誤って民家の軒先に突っ込み小学生たちが重軽傷というニュース。 片手運転でタバコに火をつけたのだというが、パワステのない重ステの時代にこれは無謀。…
岩手日産自動車の広告「ダットサン特別販売!!」(昭和27年9月15日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手日産自動車の広告「ダットサン特別販売!!」(昭和27年9月15日)

昭和27年9月15日の岩手日報の広告欄より。 岩手日産自動車は、この時期の盛岡の自動車販売店の例にもれず、菜園にあった。 そしてこの時期は、ダットサンの特別販売のキャンペーンを打っており、バイクモーターやタイヤチューブが当たり抽選付きであった。  …
あまりに雑すぎる広告地図(昭和27年9月3日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

あまりに雑すぎる広告地図(昭和27年9月3日)

昭和27年9月3日の岩手日報の広告欄より。 盛岡市内の洋品店の広告のようだが、余りに地図が雑すぎて最初どこだか分からなかった。 特に盛岡駅との位置関係。 盛岡郵便局(現在のブラザおでっての位置)がなければ分からなかったのではないだろうか。 盛岡駅前の、開運橋の通りをまっすぐ行けば... まず七十七銀…
秘湯・須川温泉に自動車道路が開通!(ただし秋田県側から…)(昭和27年9月2日) i一関・西磐井郡

秘湯・須川温泉に自動車道路が開通!(ただし秋田県側から…)(昭和27年9月2日)

新聞記事の表現を借りると「海抜五千尺」の秘境・須川温泉に自動車道路が開通し、昭和27年9月2日に初のトラックが須川温泉に到着した。 須川温泉は一応、岩手県西磐井郡厳美村(現:一関市)にあるのだが、今回開通した道路は秋田県の十文字からつながるもので、岩手県側からは相変わらず5里(20km)の山道を汗だ…