動物

釜石ではオットセイを230頭捕獲し、うち95%がメス(昭和42年3月6日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石ではオットセイを230頭捕獲し、うち95%がメス(昭和42年3月6日)

昭和42年3月6日の岩手東海新聞より。 オットセイの繁殖や回遊状況調査するために日本・アメリカ・カナダ・ソ連4カ国のオットセイ合同調査による日本側の調査が3月から本格的に始まった。 特に、今年は、南下期にあるオットセイ調査をするために、1月から2月まで特別調査期間を指定して調査に当たってきたが、23…
昭和41年の扇千景(昭和41年1月30日) m県外・参考

昭和41年の扇千景(昭和41年1月30日)

昭和41年1月30日の岩手日報の広告欄より。 もはや岩手には関係ないが、パブロンの広告で扇千景が出ているので。 昭和8年5月10日生まれの扇千景はこの時点で32歳。 また、動物実験について誇らしく載せているのも時代相だろうか。 今なら出演するタレントによっては「動物実験には反対だから私は広告を降りる…
盛岡の立春の風物詩は金魚売りだった(昭和41年1月29日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡の立春の風物詩は金魚売りだった(昭和41年1月29日)

昭和41年1月29日の岩手日報より。 盛岡では立春(2月2~3日頃)になると金魚売りが出始めていたという。 しかし1月の末だとそれには早いので、記事の表現をそのまま使うと「道行く人たちをびっくりさせた」のだという。 つまり道行く人たちは二十四節気の「立春」を常に分かっており、その時期には金魚売りが出…
五葉山を日本一のシカ園にします!(昭和40年10月8日) e釜石・遠野・上閉伊郡

五葉山を日本一のシカ園にします!(昭和40年10月8日)

昭和40年10月8日の岩手日報より。 大船渡市では、野生のシカやサルが生息している五葉山を自然動物園にする計画を進めているという。   これは、五葉山のシカの研究をしている横須賀市博物館の柴田敏隆氏がこの年もフィールドワークの来るので、この柴田氏のアドバイスを受け、餌場を五葉山の各地に設置…
水沢の繁華街に熊が現れる!?(昭和37年6月19日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢の繁華街に熊が現れる!?(昭和37年6月19日)

昭和37年6月19日の胆江日日新聞より。 一面に「繁華街に熊現れる」と言う物騒な見出しのニュース。 とは言っても、これがビール会社のビールの宣伝のために熊のロボットを作ったと言うもの。 フサッポロビールが、北海道駒ヶ岳の山麓で捕まえた2歳6ヶ月のヒグマの毛皮を、本物のように作り上げて、体の中にはスピ…
雪山は自動車よりも馬ソリ b二戸・二戸郡

雪山は自動車よりも馬ソリ

昭和37年1月4日の岩手日報より。 県北の二戸郡では雪で、国道4号線のような主要道以外は軒並み雪でストップしてしまった。 そんな中でも、馬ソリだけは好調で、雪山から材木や薪、木炭を運び出していた。 (一戸町奥中山にて)    …
朝鮮から岩手に東京オリンピックの馬術競技で乗る馬を探しに来たが…(昭和36年11月12日) h水沢・江刺・胆沢郡

朝鮮から岩手に東京オリンピックの馬術競技で乗る馬を探しに来たが…(昭和36年11月12日)

昭和36年11月12日の胆江日日新聞より。 朝鮮では3年後に予定されている東京オリンピックの馬術競技で乗る馬を、馬産地である岩手まで探しに来たのだという。 記事では「朝鮮」とあるだけで、北なのか南なのかはここからは読み取れない。 まだ日韓国交正常化(昭和40年)前で、韓国は「南朝鮮」とも呼んでいた時…
一関一高の放火事件で夜警団が増えた結果…(昭和35年7月5日) i一関・西磐井郡

一関一高の放火事件で夜警団が増えた結果…(昭和35年7月5日)

昭和35年7月5日の岩手報知より。 この年の6月末、一関一高が放火で焼失した。 この時点では、犯人はまだ上がっていなかったので、一関市内の各町内会では夜警団を結成して警戒して歩くことになったのである。 そうすると、各町内の夜警団が、ヤアヤアと声を交わしている風景が頻繁となったのである。 そのたびに犬…
北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日) g北上・和賀郡

北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 このシーズンでは東北で最後に開催される北上の馬市は、北上市馬検場で北海道産馬1000頭を集めて開催された。 まだ農耕や移動には馬力が必要だった時代である。 北上(黒沢尻)の馬市は、東北で最後の「おせり」として、関東や関西からも集まるにぎやかなものであったという。…
伊勢湾台風に乗って熱帯の鳥が盛岡に?(昭和34年9月29日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

伊勢湾台風に乗って熱帯の鳥が盛岡に?(昭和34年9月29日)

昭和34年9月29日の岩手日報より。 岩手県内にも被害をもたらした伊勢湾台風であるが・・・   盛岡市穀町(現在の南大通)の飲み屋の店長が、台風一過の店先で見慣れない鳥が弱っているのを発見した。 鳩より少し大きいようだが・・・? それで、鳥類の権威者である岩大農学部の助教授に鑑定を依頼する…
琵琶湖の稚アユを甲子川と鵜住居川に放流(昭和34年5月18日) e釜石・遠野・上閉伊郡

琵琶湖の稚アユを甲子川と鵜住居川に放流(昭和34年5月18日)

昭和34年5月19日の岩手日報より。 釜石市と釜石淡水漁業組合は、5月18日の正午に琵琶湖から送られたアユ4万尾を、甲子川に3万尾、鵜住居川に1万尾放流した。 釜石までは貨車で水温10度に保たれてきたが、長旅で弱り果てていたという。 解禁となる7月下旬には15~6センチとなろう、と。   …
一関では最高気温17.6℃(昭和34年4月4日) i一関・西磐井郡

一関では最高気温17.6℃(昭和34年4月4日)

昭和34年4月4月の岩手報知より。 この日は一関の最高気温は十六度七分と今年の最高を示した・・・のだというが、この記事の見出しは「最高気温17度6分」で、一体全体17.6℃なのか16.7℃なのか判然としない。 また、盛岡地方気象台では4月3日15時に「異常乾燥注意報」を発表したようである。 ともかく…
一関保健所「犬は繋いでおきましょう!」(昭和33年7月1日) i一関・西磐井郡

一関保健所「犬は繋いでおきましょう!」(昭和33年7月1日)

昭和33年7月1日の岩手報知より。 一関保健所では、飼い犬をつないでおくように注意喚起している。 繁殖期で犬の気が荒くなっているからではないかと見られていた。 犬にかみつかれた人が増加しており、昭和33年に入ってからも郵便配達から子供に至るまで10件を数えているという。 危険な犬はもちろん処分、飼い…
亀を売りましょう! l全県

亀を売りましょう!

昭和33年4月19日の岩手日報の広告欄より。 仙台市内の卸売業者であるが「亀を売りましょう!子供さんが喜びますよ!」と。 令和の今だと、このような売り方をしていると「命を『面白く売れる』とは何ごとですか!」などと、動物愛護的な所からクレームが来かねない調子のような気がする。 でもこの時代は昭和33年…
釜石・和山牧場で闘牛大会(昭和32年5月26日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石・和山牧場で闘牛大会(昭和32年5月26日)

昭和32年5月27日の岩手日報より。 釜石市の山奥にある和山牧場では、100年以上の歴史を持つ闘牛が名物であったという。 これを見るために、釜石市内外からバスやジープやトラックで2,000人以上の観客が詰めかけたという。 この時期最強だったのは、この和山牧場組合が所有する9歳の「大宮号」であったとい…
釜石市営ビルの煙草屋さんのジュウシマツ(昭和32年4月22日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石市営ビルの煙草屋さんのジュウシマツ(昭和32年4月22日)

昭和32年4月22日の岩手日報より。 釜石市営ビルで煙草や鉄瓶などの土産物を売っている57歳の男性は、ジュウシマツを完全に飼いならしている。 「飛びなさい」と言えば飛ぶ、「おいで」と言えば来る。 本人によれば「ジュウシマツは飼ってるのではなく、一緒に生活しているのです。それで愛情で慣らすのです」と楽…
新里村で20貫(75kg)のクマ射止める(昭和31年1月11日) d宮古・下閉伊郡

新里村で20貫(75kg)のクマ射止める(昭和31年1月11日)

昭和31年1月14日の岩手日報より。 前年2月1日に下閉伊郡茂市村と刈屋村が合併して誕生した新里村の山中で、20貫(75kg)のメス熊を射止めたという。 1月11日に熊狩りに行っていたところ、日が暮れようとしている4時半にクマ穴を発見。 中からクマが出てきたので4mの至近距離までおびき寄せ、襲い掛か…
安家(岩泉)の山奥でペット用に猿を繁殖させるぞ! d宮古・下閉伊郡

安家(岩泉)の山奥でペット用に猿を繁殖させるぞ!

昭和31年1月4日の岩手日報より。 この昭和31年は申年であり、猿に関する記事が多くみられたが、初代民選知事の国分謙吉には夢があったという。 それは、安家村(現:岩泉町)の山奥で、ペット用に猿を放牧してはどうかというものであった。 犬や猫のように「愛玩動物」として猿を繁殖させようというのである。 明…