釜石ではオットセイを230頭捕獲し、うち95%がメス(昭和42年3月6日)

昭和42年3月6日の岩手東海新聞より。

オットセイの繁殖や回遊状況調査するために日本・アメリカ・カナダ・ソ連4カ国のオットセイ合同調査による日本側の調査が3月から本格的に始まった。

特に、今年は、南下期にあるオットセイ調査をするために、1月から2月まで特別調査期間を指定して調査に当たってきたが、230通のオットセイを捕獲した。

この時期、オットセイは気仙沼の沖合30キロ位まで南下しており、メスが95%を占めていたと言う。

3月からはオスが南下して、4月上旬ごろから北上を始めると言う。

この長さは、オスがいつ南下してメスの群れと合流して北上を始めるかにあると言う。

3月から6月までの間は、例年通り1600頭以内の捕獲頭数が割り当てられて、オットセイの回遊と群れの状況、オスとメスの混合割合、毛皮の損傷防止、年齢差、胃の内容物繁殖状況を調査すると言う。

大槌町赤浜にあるオットセイ研究室には、4月から水産庁東海区水産研究所の調査官が駐在して調査が進められると言う。

 


showa
  • showa

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です