備考※6a

盛岡東映で「旗本退屈男 謎の幽霊島」「野狐笛 花吹雪一番纏」を公開(昭和35年1月26日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡東映で「旗本退屈男 謎の幽霊島」「野狐笛 花吹雪一番纏」を公開(昭和35年1月26日)

昭和35年1月26日の岩手日報より。 盛岡東映では「旗本退屈男 謎の幽霊島」「野狐笛 花吹雪一番纏」を公開する。 「旗本退屈男 謎の幽霊島」は、昭和35年1月9日初公開の東映映画で、出演は市川右太衛門・北大路欣也・香川良介など。 「野狐笛 花吹雪一番纏」は、昭和35年1月21日初公開の東映映画で、出…
高校入試の競争倍率は盛工機械科がトップ(昭和35年1月17日) l全県

高校入試の競争倍率は盛工機械科がトップ(昭和35年1月17日)

昭和35年1月17日の岩手日報より。 昭和35年度の公立高校一般入学試験者の願書受付は、1月25日から2月1日までに行われる予定であった。 これに先立って、志願予定数が16日に各学校長から県教育委員会に報告された。 例年によって、都市部の実業科が高騰しており、特に工業や商業が高倍率であった。 特に、…
盛岡・東宝第一で「新・三等重役」「女が階段を上る時」を公開(昭和35年1月15日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・東宝第一で「新・三等重役」「女が階段を上る時」を公開(昭和35年1月15日)

昭和35年1月15日の岩手日報より。 「新・三等重役」は、昭和34年8月9日公開の東宝映画で、原作は源氏鶏太の小説。出演は森繁久彌・新珠三千代など。 「女が階段を上る時」は、昭和35年1月15日公開の東宝映画で、出演は高峰秀子・加東大介など。        …
盛岡日活で「男が命を賭ける時」「青春を吹き鳴らせ」公開(昭和35年昭和35年1月15日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡日活で「男が命を賭ける時」「青春を吹き鳴らせ」公開(昭和35年昭和35年1月15日)

昭和35年1月14日の岩手日報より。 盛岡日活では、1月15日に「男が命を賭ける時」「青春を吹き鳴らせ」を公開する。 いずれも、昭和34年12月27日の日活映画。 「男が命を賭ける時」は、出演は石原裕次郎・芦川いづみ等。 「青春を吹き鳴らせ」の出演は水原弘・和田浩治・稲垣美穂子・ペギー葉山など。 &…
盛岡で雪の中を安保反対のデモ行進(昭和35年1月14日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡で雪の中を安保反対のデモ行進(昭和35年1月14日)

昭和35年1月15日の岩手日報より。 日米安保条約改定阻止運動の岸首相渡米・調印反対の全国統一行動の1月14日午後6時から盛岡市内丸の県公会堂で行われた。 大会には、盛岡市内からだけではなく、松尾鉱山からもトラックに分乗して労働組合員150名が盛岡までやってきた。 大会は20分で終了し、公会堂から盛…
気仙地方では麦踏みが始まる(昭和35年1月13日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

気仙地方では麦踏みが始まる(昭和35年1月13日)

昭和35年1月13日の岩手日報より。 記事中の記述をそのまま借りれば「雪を知らない気仙地方ではもう麦ふみが始まった」。 麦踏みというのは、麦の新芽の段階で踏圧することで、耐寒性を高めるのだという。   令和の現在、気仙地方で麦の生産が盛んであるという印象はない。 JA大船渡のホームページに…
岩手県警に自記式速度測定器を導入でカミナリ族を追放だ(昭和35年1月12日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県警に自記式速度測定器を導入でカミナリ族を追放だ(昭和35年1月12日)

昭和35年1月13日の岩手日報より。 この時期、バイクの「カミナリ族」による事故が社会問題になっていた。 それまでもスピード違反の取り締まりはやっていたのだが、やり方としては、2点間に警察官が立ち、ストップウォッチで計測して有線電話で連絡を取り合うというものだった。 そこで、県警本部は自記式速度計を…
東北大「山田町は赤皿貝の養殖に適してますよ!」(昭和35年1月11日) d宮古・下閉伊郡

東北大「山田町は赤皿貝の養殖に適してますよ!」(昭和35年1月11日)

昭和35年1月11日の岩手日報より。 下閉伊郡山田町は、東北大学生物学教室に依頼し、山田湾の赤皿貝の養殖について調査を行っていた。 その結果。養殖に有望な敵地であるという結果を得ることができた。 それまで、赤皿貝の養殖というと青森県の西平内海岸で透析して付着させる、会の耳に穴をあけてビニールの紐に吊…
花泉遺跡でまた象牙や貝類が出土(昭和35年1月11日) i一関・西磐井郡

花泉遺跡でまた象牙や貝類が出土(昭和35年1月11日)

昭和35年1月11日の岩手日報より。 花泉遺跡は、この時点ですでに「獣骨群の豊蔵地」として名が知られていたという。 花泉町が簡易水道拡張の為に水源地調査を行ったら地下3~5m付近から長さ10cmの象の牙を発見したという。 発見したところは、町民が鉱泉として湯治に利用する「湯の尻」という地区であったと…
日本海に低気圧が発生し県内で大雪(昭和35年1月11日) l全県

日本海に低気圧が発生し県内で大雪(昭和35年1月11日)

昭和35年1月11日の岩手日報より。 日本海に低気圧が発生し、東北地方に前線が横切り、その前線の北側では雪、南側では雨となった。 盛鉄局施設部保線課によれば、各駅の降雪量は以下の通り。(カッコ内は積雪量) 東北本線 一戸 10(10) 奥中山 10(55) 盛岡 15(20) 北上 5(5) 水沢 …
松尾鉱山にデラックス・バス(昭和35年1月8日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

松尾鉱山にデラックス・バス(昭和35年1月8日)

昭和35年1月8日の岩手日報より。 松尾鉱業所には前年末に2台のデラックス・バスが到着したのだという。 それは1960年型の定員65人乗りで、130馬力のトヨタ車であるという。 車体は「明るいグレーに青色の帯を巻い」ているという。 この時点では、元山~屋敷台(松尾鉱山鉄道の駅)を往復しているだけであ…
杉浦幸雄「チャキチャキ娘」(昭和35年1月6日) l全県

杉浦幸雄「チャキチャキ娘」(昭和35年1月6日)

昭和35年1月6日の岩手日報より。 この当時連載されていた4コマ漫画は杉浦幸雄「チャキチャキ娘」。 杉浦は明治生まれであるが女性描写には定評があり、「ヒゲとボイン」の小島功にも影響を与えたという。 確かにシンプルな描線で描かれた女性は「令和の漫画」として掲載してもさほど違和感無く受け入れられるのでは…
民衆駅になって初めての年末年始を迎えた盛岡駅(昭和35年1月5日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

民衆駅になって初めての年末年始を迎えた盛岡駅(昭和35年1月5日)

昭和35年1月5日の岩手日報より。 盛岡駅は前年11月19日に「民衆駅」として駅舎が新しくなり、新しい時代を迎えることになった。 その初めての年末年始の輸送は非常に好調なものとなった。 新生活運動による「正月一本化」で、農山村でも新正月で正月行事を行うところが多くなり、年末年始の輸送は増加傾向にあっ…
東北一の商港は釜石港(昭和35年1月5日) e釜石・遠野・上閉伊郡

東北一の商港は釜石港(昭和35年1月5日)

昭和35年1月4日の岩手日報より。 昭和34年1月~12月の港別の輸出入で、釜石港は輸出55372トン、24億8300万円、輸入は99万1600トン、61億9300万円で東北で一位であったという。 輸出はブラジル・タイ・台湾向けのレールが主で、輸入は鉱石・スクラップ・石炭といずれも釜石製鉄所に関係す…
盛岡バスセンターの向かいに昭和石油ガソリンスタンド完成(昭和35年1月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡バスセンターの向かいに昭和石油ガソリンスタンド完成(昭和35年1月1日)

昭和35年元旦の岩手日報の広告欄より。 盛岡バスセンターの前に昭和石油盛岡モデルステーションが完成するという。 ・・・というか、この時点では盛岡バスセンターの開業はこの年の4月20日であり、まだバスセンターとしてはオープンしていなかったはず。 それでもバスセンターに対する期待は大きかったのだろうか。…
新春映画は料金の安い二番館で!(昭和35年1月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

新春映画は料金の安い二番館で!(昭和35年1月1日)

昭和35年元旦の岩手日報の広告欄より。 かつて、映画館は新作映画を上映する「封切館」のほかに、古い映画を安く上映する「二番館」「三番館」「名画座」と分けられていた。 こうしてみると、昭和30年代始め頃までは松竹系の封切館であったSY内丸座は二番館となっている。 SY内丸は歴史のある映画館であるが、映…
日興証券仙台支店「繁栄の1960年 マネービルを始めましょう!」(昭和35年1月1日) m県外・参考

日興証券仙台支店「繁栄の1960年 マネービルを始めましょう!」(昭和35年1月1日)

昭和35年元旦の岩手日報の広告欄より。 日興証券仙台支店が「マネービルを始めましょう」と広告を打っている。 マネービル… なんだか懐かしい響きである。 少なくとも昭和50年代中頃まではこんなコピーを見ていた覚えはある。 ところで、他の広告が七十七銀行だったり三色最中だったり、仙台の企業のものばかりだ…
4コマ漫画に見る「学生運動が市民にどう思われていたか」(昭和34年12月18日) l全県

4コマ漫画に見る「学生運動が市民にどう思われていたか」(昭和34年12月18日)

昭和34年12月18日の岩手日報より。 この時に連載されていた「スカタン君」という4コマ漫画に、当時の学生運動がどのようにみられていたかを垣間見ることができる。 サラリーマン2名が赤ちょうちんで一杯やろうとしている。 そこへ酔っ払った学生がジグザグに歩いてくる。 まるで当時の安保反対のジグザグデモの…
盛岡~福島のディーゼル準急「やまびこ」は人気上々(昭和34年12月18日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡~福島のディーゼル準急「やまびこ」は人気上々(昭和34年12月18日)

昭和34年12月18日の岩手日報より。 それまでの列車といえば、上野行きの特急「はつかり」も含め、すべてが蒸気機関車の引っ張る列車だった。 そこへ、煙の出ない(SLほどは)ディーゼル準急「やまびこ」が盛岡~仙台~福島に颯爽とデビューしたのはこの年の2月1日。 乗車率は130%~150%で人気が高く、…
北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日) g北上・和賀郡

北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 このシーズンでは東北で最後に開催される北上の馬市は、北上市馬検場で北海道産馬1000頭を集めて開催された。 まだ農耕や移動には馬力が必要だった時代である。 北上(黒沢尻)の馬市は、東北で最後の「おせり」として、関東や関西からも集まるにぎやかなものであったという。…
盛岡~秋田の二級国道全通に向けて葛根田橋が起工式(昭和34年12月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡~秋田の二級国道全通に向けて葛根田橋が起工式(昭和34年12月1日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 盛岡と秋田を最短で結ぶ二級国道は、まだ全通していない状態であった。 雫石町の葛根田川にかかる葛根田橋の起工式が阿部知事、雫石町長、建設省盛岡建設事務所長などの列席のもとに行われた。 昭和36年に竣工の予定で、表日本と裏日本をつなぐ「陸の運河」としての機能が期待さ…
山田線にディーゼルカー導入で「カラス列車」追放へ(昭和34年12月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

山田線にディーゼルカー導入で「カラス列車」追放へ(昭和34年12月1日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。 それまで、盛岡~宮古を結ぶ山田線といえば急勾配やトンネルをC58や8620といった蒸気機関車が喘ぎながら、機関士も客も煙で真っ黒になりながら移動するのが当たり前の「カラス列車」だった。 このような中、12月1日、山田線の盛岡~釜石にディーゼルカーは導入されること…