「粗酒粗肴」なんて造り酒屋に失礼だ(昭和42年12月9日) c久慈・九戸郡

「粗酒粗肴」なんて造り酒屋に失礼だ(昭和42年12月9日)

昭和42年12月9日のデーリー東北より。 岩手県内では、11月21日から県産酒愛用運動が実施されていた。 久慈ロータリークラブ例会に現れた、岩手県酒卸支店長は、 「各種宴会の挨拶によくある、本日は粗酒粗肴で何もありませんが酒だけはたっぷり用意してありますといった表現は、真剣に酒を作っている私どもにと…
種市でかんぼう(干しアワビ)作り始まる(昭和42年12月6日) c久慈・九戸郡

種市でかんぼう(干しアワビ)作り始まる(昭和42年12月6日)

昭和42年12月6日のデーリー東北より。 岩手県のアワビは、11月1日から解禁になったが、種市町小子内では、この年も乾鮑(かんぼう)作りが始まった。 乾鮑(かんぼう)は、貝殻からはがしたアワビを塩漬けにして、水洗いをして、大きな釜で煮てから40日間ほど天日乾燥して作るものであり、主に香港に輸出されて…
昭和42年の久慈市5大ニュース(昭和42年12月6日) c久慈・九戸郡

昭和42年の久慈市5大ニュース(昭和42年12月6日)

昭和42年12月9日のデーリー東北より。 久慈市は、市勢ニュースを公募していたが、応募総数が142通あり、12月6日の久慈市広報委員会で以下の通りに決まった。 2年連続豪雨災害 川崎製鉄久慈工場閉鎖 岩手国体の柔道会場に決定 久慈中学校や久慈高校の野球部が善戦 久慈市役所の機構改正   &…
福岡(二戸)・大作神社の修築に奉賛会発足(昭和42年12月6日) b二戸・二戸郡

福岡(二戸)・大作神社の修築に奉賛会発足(昭和42年12月6日)

昭和42年12月9日の『デーリー東北』紙は、二戸郡福岡町(現・二戸市)にある大作神社の修築を目的とした奉賛会が12月6日に発足したことを報じている。この神社は、盛岡藩士・相馬大作(本名・下斗米将真)を祀るもので、会場となった福岡町中央公民館には町内外の関係者が集い、老朽化した社殿を後世に伝えるべく修…
一戸や軽米でスリップ事故続出(S42.12.6デーリー東北) b二戸・二戸郡

一戸や軽米でスリップ事故続出(S42.12.6デーリー東北)

昭和42年12月6日の『デーリー東北』紙によれば、同年12月5日の早朝、青森県境に近い岩手県北部で凍結した国道4号線を中心に、スリップ事故が相次いだ。 特に深刻だったのは、一戸町小繋から中山にかけての約4キロの区間。午前4時から9時半のあいだに、なんと6件もの事故が連続して発生し、現場は騒然となった…
玉山村の幼児餓死事件で久慈の専門学校生が地蔵建立のために寄付(昭和42年12月3日) c久慈・九戸郡

玉山村の幼児餓死事件で久慈の専門学校生が地蔵建立のために寄付(昭和42年12月3日)

昭和42年12月4日のデーリー東北より。 この前の月、玉山村で幼い姉妹が父親に置き去りにされて餓死したと言う痛ましい事件が発生した。 この事件は、全国的な反響を呼んだが、久慈市の久慈文化服装学園の生徒会では、玉山村の村長に当てて「死んだ2人の子供のお地蔵さんを立ててやってください」と4300円を送っ…
福岡町(二戸)から北海道の虻田に出稼ぎに行っていた女性が帰郷(S42.12.2デーリー東北) b二戸・二戸郡

福岡町(二戸)から北海道の虻田に出稼ぎに行っていた女性が帰郷(S42.12.2デーリー東北)

昭和42年12月2日の『デーリー東北』より、印象的な出稼ぎ女性たちの帰郷を報じた記事をご紹介します。 かつての出稼ぎというと、首都圏の建設現場や工場へ向かう男性労働者の姿がまず思い浮かびます。しかし昭和40年代の東北では、それだけにとどまらない、もう一つの出稼ぎのかたちがありました。 それが、東北の…
転機に立つ岩手の開拓農業(S42.12.1岩手日報) l全県

転機に立つ岩手の開拓農業(S42.12.1岩手日報)

戦後、岩手県内では各地に開拓農業の入植がなされたが、この時期になると跡継ぎがいないなど岐路に立たされていた。 それもそのはずで、それまで耕地に適していなかったところまで入植して、生活は貧困であり、若い人も都会に出るばかりだったわけである。  …
Xマスケーキは一関・ライオンベーカリーで!(S42.11.29岩手報知) i一関・西磐井郡

Xマスケーキは一関・ライオンベーカリーで!(S42.11.29岩手報知)

1967年(昭和42年)11月29日の『岩手報知』に、一関にある「ライオンベーカリー」のクリスマスケーキ広告が掲載されていました。 「Xマスケーキはぜひ専門店ライオンベーカリーへ!」と大きく書かれ、価格は400円〜2000円。当時としては高級な部類に入るケーキだったと思われます。 イラストは、ユーモ…
釜石・国際劇場で「なつかしき笛や太鼓」を公開!(S42.11.28岩手東海新聞) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石・国際劇場で「なつかしき笛や太鼓」を公開!(S42.11.28岩手東海新聞)

昭和42年11月28日の岩手東海新聞より。 釜石・大町の国際劇場では、東宝創立35周年記念映画「なつかしき笛や太鼓」が上映された。 本作は1967年(昭和42年)9月30日に公開された東宝作品で、監督は木下恵介。彼ならではの抒情と人間味あふれる演出で、少年の成長とそれを見守る青年教師の姿を描く感動作…
釜石ホンダ販売で全製品展示会(S42.11.24岩手東海新聞) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石ホンダ販売で全製品展示会(S42.11.24岩手東海新聞)

昭和42年11月24日の岩手東海新聞には、釜石ホンダ販売が主催する全製品展示会の広告が掲載されている。展示会は11月25日が及新マート中妻店隣、翌26日は及新マート只越店隣の会場で開催された。当時の及新(おいしん)は、釜石市内で百貨店として広く知られていたが、同時にスーパーマーケット事業にも進出して…
釜石大映で「華岡青洲の妻」公開(S42.11.22岩手東海新聞) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石大映で「華岡青洲の妻」公開(S42.11.22岩手東海新聞)

昭和42年11月20日の岩手東海新聞に掲載された映画広告によると、釜石の「釜石大映」劇場では、文部省選定・芸術祭参加作品『華岡青洲の妻』が上映されていた。 本作は、1967年(昭和42年)10月20日に大映から公開された映画で、原作は有吉佐和子、脚本は新藤兼人、監督は増村保造という錚々たる布陣。主演…
釜石市内に残る3つの難所(昭和42年11月20日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石市内に残る3つの難所(昭和42年11月20日)

昭和42年11月20日の岩手東海新聞より。 国道45号線は改良工事が進んでいたが、交通量はそれ以上に増大していた。 釜石市の繁華街での国道では、難所は3カ所もあって、市民の不安は広がっていたと言う。 陸橋でバイパスを作って市街地を一跨ぎさせてはと言う計画も、10億円とも20億円とも言われる膨大な事業…