山葉ピアノ・オルガンは県下特約店で! a盛岡・岩手郡・紫波郡

山葉ピアノ・オルガンは県下特約店で!

昭和29年3月3日の岩手日報の広告欄より。 ヤマハのピアノは「山葉」と表記されている。 岩手県内の特約店は盛岡の東山堂本店、一関のさとう屋楽器店、花巻の正時堂、一戸の浪岡時計店だったようである。 時計店が宝石商を兼業していることはよくあるが、ピアノも売っていたようである。 貴重な物は何でも時計店で、…
岩手大学入試始まる a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手大学入試始まる

昭和29年3月3日の岩手日報より。 この日は、国立一期校の入試の日であったという。 岩手大学は国立一期校であった。 この2~3日前は、東京や仙台に受験に行く受験生が、在校生の見送りを受けて盛岡駅を出発していったという。 逆にこの日は、全国から受験生が盛岡に集まってきていた。 岩手大学は入学定員680…
盛岡の松屋デパートでファッション・ショウ a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡の松屋デパートでファッション・ショウ

昭和29年3月3日の岩手日報より。 記事を原文ママで抜き出すと、 シーズンに先駆けて花開く春のファッション・ショウは二日午前十一時から盛岡市Mデパートのホールで民間デザイナーのジョージ・岡氏の作品によって行われ、モデルとして東都で活躍している花巻出身の岩間敏子さんも来盛、一流の着こなしを見せた。 別…
一関市畜産指導所でオートバイ購入(昭和29年3月2日) i一関・西磐井郡

一関市畜産指導所でオートバイ購入(昭和29年3月2日)

昭和29年3月2日の岩手日日より。 一関市畜産指導所では、ここ数日来の暖気のために各地から人工授精の依頼が舞い込んでいた。 とは言え、衣川・舞川・花泉・厳美などの遠い所へは、バスや徒歩で行くしかなく、人工授精士が帰るのが深夜になることもあった。 しかし、このほどオートバイを13万円で購入し、この辺の…
一関で映画館の防火訓練(昭和29年3月1日) i一関・西磐井郡

一関で映画館の防火訓練(昭和29年3月1日)

昭和29年3月1日の岩手日日より。 この記事から2年半前以上にはなるが、昭和27年1月16日に北海道小樽市で発生した映画館「富士館」の火災では7名が犠牲となり、一関の人々にもショックを与えたようである。 そこで、一関市消防本部では、一関映劇、オリオン座、新星劇場、文映の館主や映写技師や従業員なども3…
一関映画劇場で「君の名は 第二部」「血闘 利根の夕霧」を公開(昭和29年1月18日) i一関・西磐井郡

一関映画劇場で「君の名は 第二部」「血闘 利根の夕霧」を公開(昭和29年1月18日)

昭和29年1月11日の岩手日日より。 1月18日から一関映画劇場で「君の名は 第二部」「血闘 利根の夕霧」を二本立てで公開すると言う。 「君の名は 第二部」は、昭和28年12月1日公開の松竹映画で、出演は第一部に続き佐田啓二・岸惠子など。 「血闘 利根の夕霧」は、昭和28年10月7日公開の松竹映画で…
一関映劇で「赤線基地」「お嬢さん社長」を公開(昭和29年1月10日) i一関・西磐井郡

一関映劇で「赤線基地」「お嬢さん社長」を公開(昭和29年1月10日)

昭和29年1月6日の岩手日日より。 一関映劇では、「赤線基地」「お嬢さん社長」を公開する。 「赤線基地」は、昭和28年12月8日公開の東宝映画で、出演は三國連太郎や根岸明美など。 「お嬢さん社長」は、昭和28年12月29日初公開の松竹映画で、主演は美空ひばり。      …
ある老母虐待に関する噂話(昭和29年1月6日) i一関・西磐井郡

ある老母虐待に関する噂話(昭和29年1月6日)

昭和29年1月6日の岩手日日より。 「世相の窓」と言うシリーズものの囲み記事なのだが、もはやこれはもう単なる町の噂ではないかと言う下世話なものが載っている。 あるところで、長男が老いた母を虐待死させてしまったのだと言う。 年老いて体が不自由になった老いた母に、満足な面倒を見ず、部屋に軟禁して食事すら…
一関〜花泉の市外電話も「出んわ」解消へ(昭和29年1月5日) i一関・西磐井郡

一関〜花泉の市外電話も「出んわ」解消へ(昭和29年1月5日)

昭和29年1月5日の岩手日日より。 一関周辺の市外電話は非常に回線不足に悩んでいたと言う。 一関から千厩の電話回線はこれまで3回線であったところ新たに3回線を増設しているところであると言う。 また、千厩から摺沢の電話回線も倍にする計画であると言う。 また、西磐井郡の北上川流域の地方の各村では、一関か…
発情期のネズミは毒団子を食べません(昭和29年1月5日) i一関・西磐井郡

発情期のネズミは毒団子を食べません(昭和29年1月5日)

昭和29年1月5日の岩手日日より。 一関市内のある民区のこと。 旧臘12月15〜25日までの間をネズミ退治期間中としており、約3000個の毒団子を作っていたのだと言う。 ところが、そのうち食べられたのは30個であり、死骸はたった20匹位であったと言う。 この時、ネズミを発情期にあたり、ものを食べなく…
へき地教育の過酷な現実 d宮古・下閉伊郡

へき地教育の過酷な現実

昭和28年12月16日の読売新聞では、全国のへき地教育の過酷な実態を報じている。 降水で丸木橋が渡れなくなると荷物用のケーブルで通学する(群馬県中里中) 山道が険しいので冬季の通学は部落民が交代で提灯を持っていく(岐阜県) 通学路は波が引いたときに数百メートルを命がけで走る(青森県脇野沢村) 子供が…