b経済・産業

旱魃や豪雪で農作物に被害(S49.3.31) l全県

旱魃や豪雪で農作物に被害(S49.3.31)

昭和48年6月下旬から始まった干ばつは、岩手県に大きな被害をもたらした。農作物の被害面積は約4万9800ヘクタール、被害額は約69億6000万円と見積もられ、水稲、牧草、野菜などが特に影響を受けた。被害率はホップが55.3%、牧草47.6%、野菜43.1%と高く、水稲の被害額は約29億7200万円に…
県に「物価Gメン」発足(S49.2.1) b経済・産業

県に「物価Gメン」発足(S49.2.1)

昭和48年10月17日、中東戦争を契機にアラブ産油国が原油生産制限と輸出削減を決定し、日本は友好国と見なされず25%の削減を通告されました。石油に大きく依存していた日本経済は混乱に陥り、家庭や産業で灯油やガソリン、石油化学製品の不足が深刻化しました。昭和49年1月16日には電力使用制限が発動され、公…
オイルショックと岩手(昭和48年11月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

オイルショックと岩手(昭和48年11月16日)

昭和48年10月6日、第4次中東戦争が勃発。 イスラエルとアラブ諸国はまた喧嘩を始めた。 イスラエルはアメリカなど西側諸国の後ろ盾がある。 だからあんな小さい国がアラブの大きい国に囲まれていても何十年と国を維持していられる。 日本はそのアメリカの同盟国だ。 アラブから見て、そんな日本など西側諸国をど…
広田湾開発は漁民の反対で棚上げ(S48.3.19) k大船渡・陸前高田・気仙郡

広田湾開発は漁民の反対で棚上げ(S48.3.19)

広田湾埋め立て工業開発計画は、陸前高田市と岩手県が共同で進めた産業振興策でしたが、漁民ら地元住民の強い反対により計画が一時停止されました。埋め立てによる漁場消失や環境汚染への懸念から、漁業団体を中心に反対運動が広がり、最終的に県は計画の規模縮小や無公害企業誘致を含む修正案を提示しました。しかし、「海…
盛岡市内で徒歩ラリー a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡市内で徒歩ラリー

IBCアーカイブの旅より。 盛岡駅を出発点として「徒歩ラリー」が行われた模様。 「3.12ラリー」とあるので3月12日なのだろう。この日は日曜日であった。 盛岡駅や東大通りなど、見覚えのある懐かしい風景がいろいろある。 https://www.youtube.com/watch?v=DPatuVin…
田老鉱山が閉山(S46.10.30) d宮古・下閉伊郡

田老鉱山が閉山(S46.10.30)

昭和46年頃から47年にかけて、岩手県内の鉱山が次々と休山・閉山に追い込まれた。背景には銅の国際価格の暴落やアメリカのドル防衛政策の影響があり、銅や硫化鉄鉱を主に産出していた県内の主要鉱山は一斉に採算を失っていった。 もっとも大きな衝撃となったのは、ラサ工業が田老鉱業所(田老町)の休山に踏み切ったこ…
全日空雫石事故(S46.7.30) a盛岡・岩手郡・紫波郡

全日空雫石事故(S46.7.30)

昭和46年7月30日午後2時3分頃、岩手県雫石町上空で札幌発羽田行きの全日空旅客機(ボーイング727型機)が航空自衛隊松島基地所属のF86Fジェット戦闘機と空中接触し、全日空機は水平尾翼を損傷して墜落した。この事故により乗員7人、乗客155人の計162人全員が死亡した。一方、自衛隊機の操縦士は脱出し…
岩手県経済連の女子事務員31歳定年制は不当と勝訴(S46.3.16) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県経済連の女子事務員31歳定年制は不当と勝訴(S46.3.16)

昭和46年3月16日、盛岡地方裁判所は、岩手県経済連の女子職員に対する「31歳定年制」が不当な差別であり、憲法14条や労働基準法に違反するとして、盛岡市城西町在住の女子事務員(31)の仮処分申請を全面的に認める判決を言い渡した。 この女性は昭和36年に臨時職員として入職し、昭和40年に「準職員制度」…
2年連続の米の生産調整(S46.2.3) l全県

2年連続の米の生産調整(S46.2.3)

昭和46年度は、政府が余剰米対策として生産調整と予約限度数量を実施しました。本割り当ての生産調整量は前年の2倍以上に達し、農民に大きな影響を与えました。一方で、基本米価が3年ぶりに引き上げられたものの、予約限度数量の設定が農民を動揺させました。 天候不順が稲作に深刻な影響を及ぼしました。冷害や霜害、…
駒ヶ岳が噴火(S45.9.18) a盛岡・岩手郡・紫波郡

駒ヶ岳が噴火(S45.9.18)

昭和45年9月18日夜、八幡平国立公園内の駒ヶ岳・女岳(1628m)が爆発・噴火し、約50分間隔で火山弾を噴出する活発な火山活動を始めた。噴火の前兆は8月末から見られたが、地割れや地震もなかったため、当初は火山活動とは見なされていなかった。爆発を受けて岩手・秋田両県警は登山禁止措置を取ったが、25日…
県内の農協で相次ぐ不正事件(S45.5.11) l全県

県内の農協で相次ぐ不正事件(S45.5.11)

昭和45年、岩手県内の複数の農協で役員による不正が相次いで発覚した。特に西山農協では、参事が役員会の承認を得ずに土建業者へ総額1億900万円を不正融資し、逮捕された。和賀中央農協では、支所長が他人名義で借用書を偽造し、不正に資金を貸し付けていた。久慈市農協では、参事が架空の定期預金や貸付金を横領し、…
松尾鉱山に会社更生法適用(S44.10.11) a盛岡・岩手郡・紫波郡

松尾鉱山に会社更生法適用(S44.10.11)

松尾鉱業株式会社(岩手県松尾村)は経営悪化により、東京地裁に会社更生法の適用を申請しました。同社は安価な回収硫黄の台頭や石油副産物の影響で経営が困難となり、多額の負債を抱えていました。再建計画は技術改革と資金調達を柱としており、新しい精練方式の採用を目指しましたが、人員整理や設備投資に必要な資金が不…
沿岸で山林火災(S44.5.6) c久慈・九戸郡

沿岸で山林火災(S44.5.6)

昭和44年(1969年)5月6日、岩手県北部で発生した大規模な山火事は、異常乾燥と強風にあおられて三晩にわたり燃え続け、死傷者こそ出なかったものの、山林約3,600ヘクタールと民家29戸を焼失し、被害総額は約10億円に達した。これは同年3月の三陸フェーン火災に次ぐ大火である。 主な火元は九戸郡山形村…
豊作で235万トンの米余り(S43.10.31) l全県

豊作で235万トンの米余り(S43.10.31)

昭和43年度は、戦時中から続く食糧管理制度(米の政府買い上げ制度)に大きな見直しが加えられた歴史的な年であった。連続豊作と米消費の減少によって、政府の抱える余剰米は急増し、食管会計の赤字が拡大。これにより政府・自民党・財政当局から制度改正論が急速に高まった。 大蔵省は、米価が「生産者価格>消費者価格…
【参考】いまどき「米穀通帳」「配給」の食管制度でもないでしょう(昭和43年9月27日) 備考※1

【参考】いまどき「米穀通帳」「配給」の食管制度でもないでしょう(昭和43年9月27日)

昭和17年に制定された「米穀通帳」「配給」「外食券」の食糧管理制度は昭和43年にもまだ残っていた。 この時代「外食券」で外食する人などいないのに。 そして米は農業技術の向上で毎年の豊作で倉庫に余りまくって古米であふれているのに。 しかし食管法改正は国会で見送り。   https://you…
大槌町の帳場婦人強盗殺害事件(昭和43年4月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

大槌町の帳場婦人強盗殺害事件(昭和43年4月1日)

末広町の商店街で 大槌町の末広町は、大槌町の中心街にある商店街である。 当たり前ながら国道45号線大槌バイパスはなく、大槌大橋すらなかったので、当時の大槌町内の国道45号線のルートは、釜石市室浜から大槌町白石を経て、須賀町の踏切を渡って、末広町を抜けて安渡橋へ行くというルートとなる。 その末広町の商…
宮古商業高校で修学旅行を廃止(昭和43年3月14日) d宮古・下閉伊郡

宮古商業高校で修学旅行を廃止(昭和43年3月14日)

昭和43年3月14日の岩手東海新聞より。 宮古商業高校では、次の年度から修学旅行を廃止するという。 その理由について記事の書きぶりをそのまま抜き出すと、 交通ラッシュやすし詰め旅館に盛りだくさんのスケジュールという心身をすり減らす疲労を敢えてすることの是非について生徒の意思をきいていたが、この結論を…
松屋デパートの初売りは1月2日から!(S42.12.31岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

松屋デパートの初売りは1月2日から!(S42.12.31岩手日報)

昭和42年12月31日の岩手日報に掲載されたこの広告は、かつて盛岡市内に存在した老舗百貨店「松屋デパート」の新春初売りを告知するものです。当時の盛岡の年末年始風景を今に伝える貴重な資料として、昭和の商業文化の一端を垣間見ることができます。 広告中央に大きく掲げられた「初売福の市」の文字は、まさに新年…
県立図書館が竣工(s42.12.31岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

県立図書館が竣工(s42.12.31岩手日報)

昭和42年12月31日付の岩手日報には、年の瀬にふさわしい「祝・県立図書館竣工」の全面広告が掲載されていました。場所は盛岡市内丸、岩手公園(現在の盛岡城跡公園)内。年明けの昭和43年2月10日に開館予定とされており、県民にとっての新たな知の拠点の誕生が高らかに謳われています。 広告には、当時の岩手県…