民俗・祭り

盛岡の立春の風物詩は金魚売りだった(昭和41年1月29日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡の立春の風物詩は金魚売りだった(昭和41年1月29日)

昭和41年1月29日の岩手日報より。 盛岡では立春(2月2~3日頃)になると金魚売りが出始めていたという。 しかし1月の末だとそれには早いので、記事の表現をそのまま使うと「道行く人たちをびっくりさせた」のだという。 つまり道行く人たちは二十四節気の「立春」を常に分かっており、その時期には金魚売りが出…
花泉町で成人記念の献血(昭和41年1月11日) i一関・西磐井郡

花泉町で成人記念の献血(昭和41年1月11日)

昭和44年1月12日の岩手日報より。 この年の西磐井郡花泉町の成人者は205名いたが、会場となる花泉町公民館では「交通事故が増えているので、血液が不足している時でもあり、献血してはどうか」と提案、青年たちも賛成し、盛岡の日赤岩手県本部から献血車「まごころ号」を回送してもらった。 そして新成人30人が…
年末年始は釜石から上野まで座って行ける「第2陸中」で!(S40.12.27岩手東海新聞) e釜石・遠野・上閉伊郡

年末年始は釜石から上野まで座って行ける「第2陸中」で!(S40.12.27岩手東海新聞)

年末年始の規制シーズン、釜石駅では盛岡鉄道管理局に、上野から直通の臨時列車を運行するようお願いしていた。 それが「第2陸中」で、1等車1両、2等車4両の5両編成であったという。 また、釜石線・山田線は自動閉塞化が進んでいたという。    …
岩手県内各地で成人式(昭和40年1月15日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県内各地で成人式(昭和40年1月15日)

昭和40年1月15日の岩手日報より。 盛岡体育館に集まる成人者。 「成人の日」である1月15日は、県内各地で成人式が行われた。 県都の盛岡では、盛岡体育館で3336人(男1643人、女1693人)の成人者を迎えて、新聞の表現を借りれば「マンモス成人式」となった。 女性の参加者の8割は「訪問着姿」であ…
釜石の栗橋で芋の子会(昭和37年10月3日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石の栗橋で芋の子会(昭和37年10月3日)

昭和37年10月3日の岩手東海新聞より。 秋になると岩手も「いもの子会」のシーズンである。 芋煮会といえば、宮城や山形の味噌・醤油論争が有名であるが、岩手でも「芋の子会」として秋に開催されることが多い。 これは釜石の鵜住居から遠野に抜ける笛吹峠の手前の栗橋の河原にて芋の子かいの風景。   …
岩手川「乾杯!ご成人おめでとう」(昭和37年1月14日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手川「乾杯!ご成人おめでとう」(昭和37年1月14日)

昭和37年1月14日の岩手日報の広告欄より。 盛岡の酒造メーカーである「岩手川」は、昭和45年まで「浜藤酒造店」という商号であった。 酒造メーカーだけに新成人となれば潜在顧客がそれだけ増えるということになる。 それで、1月15日の成人の日を前に広告を打ったわけだ。    …
遠野消防団の出初式 e釜石・遠野・上閉伊郡

遠野消防団の出初式

昭和37年1月6日の岩手日報より。 1月5日、遠野市消防団の出初式が行われ、913人の団員が参加した。 遠野中学校のブラスバンドを先頭に分列行進し、遠野小学校で団長が「市民の尊い生命や財産を守るため、今年もたゆまぬ努力を望みたい」と年頭のあいさつを述べた。       …
昭和園グランドで釜石の消防出初式(昭和36年1月6日) e釜石・遠野・上閉伊郡

昭和園グランドで釜石の消防出初式(昭和36年1月6日)

昭和36年1月6日の岩手東海新聞より。 釜石市の消防勤め式は、釜石消防署、釜石消防団の自動車23台、団員490名が参加して釜石市中島の昭和園グランドで行われた。 五葉おろしが吹き、まだ雪が残っている昭和園グランドに、ラッパの合図と共に集合し、4列横隊に整列した。 そして、人員報告の後消防統監が、「こ…
釜石でも初荷を出荷(昭和36年1月2日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石でも初荷を出荷(昭和36年1月2日)

昭和36年1月4日の岩手東海新聞より。 昭和36年の正月は、岩手県沿岸部では穏やかな天候だったようである。 1月2日には、初売り・初荷で車は市内の大通りを走りにぎわった。 釜石化成産業では、雪国の人たちが冬を越す練炭を積んだトラックが釜石ビル前を出発し、仙人道路を通ってないでくれ向かった。 &nbs…
釜石・中妻地区を緑の理想都市に(昭和35年1月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石・中妻地区を緑の理想都市に(昭和35年1月1日)

昭和35年1月1日の岩手東海新聞より。 この当時、釜石駅の西側の中妻地区は、新聞の表現をそのまま借りれば「釜鉄ビル住宅、ハーモニカ長屋の間に無計画にひしめき合うスラム街」だったのだと言う。 これを、5年後には近代都市として再生させようと言う計画であった。 釜石市が都市計画区域11万坪、2億9000万…
釜石・錦館では「二人の武蔵」「口笛が流れる港町」を東京より先行公開!(昭和35年1月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石・錦館では「二人の武蔵」「口笛が流れる港町」を東京より先行公開!(昭和35年1月1日)

昭和35年元旦の岩手東海新聞より。 釜石・錦館では「二人の武蔵」「口笛が流れる港町」を東京に先駆けて公開する。 「二人の武蔵」は昭和35年1月3日公開の大映映画で、長谷川一夫・勝新太郎・本郷功次郎・市川雷蔵といった時代劇スターが一堂に出演。 「口笛が流れる港町」は昭和35年1月3日公開の日活映画で、…
釜石・シネマセンターの正月映画は「わが愛」「侍とお姐ちゃん」(昭和35年1月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石・シネマセンターの正月映画は「わが愛」「侍とお姐ちゃん」(昭和35年1月1日)

昭和35年元旦の岩手東海新聞より。 釜石のシネマセンターでは正月映画として「わが愛」「侍とお姐ちゃん」を上映する。 「わが愛」は昭和35年1月3日公開の松竹映画で、有馬稲子・佐分利真・乙羽信子などが出演。 「侍とお姐ちゃん」は昭和35年1月9日公開の東宝映画で、三橋達也・草笛光子・団令子・夏木陽介な…
釜石で尺貫法の廃止で要らなくなったマスやハカリの葬式(昭和34年3月24日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石で尺貫法の廃止で要らなくなったマスやハカリの葬式(昭和34年3月24日)

昭和34年3月26日の読売新聞岩手版より。 前年の昭和33年12月31日をもって、尺貫法が廃止されメートル法が用いられるようになった。 そこで、それまでの尺貫法の枡や秤は要らなくなったので、送り彼岸である3月24日、釜石市内の石応寺でそれら枡や秤の葬式が行われ、これをメートル法のPRの機会と釜石市の…
一関・有楽座では新東宝のスターを招いて新春ショー(昭和34年1月4日) i一関・西磐井郡

一関・有楽座では新東宝のスターを招いて新春ショー(昭和34年1月4日)

昭和34年元旦の岩手報知より。 一関の有楽座では、新東宝のスター3名を招いて新春ショーを「実演」するという。 来るスターと、その時点での出演歴は以下3名。 明智十三郎(32)・・・「明治天皇と日露大戦争」「天狗四天王の逆襲」に出演 池内淳子(25)・・・昭和30年の「二郎物語」で注目され、翌年の『新…
早くもコイノボリ a盛岡・岩手郡・紫波郡

早くもコイノボリ

昭和33年4月24日の岩手日報より。 翌月の「こどもの日」を前に盛岡のKデパートではコイノボリが早くも泳いでいる、というニュース。 記事の原文に「Kデパート」とぼかして書いているのだが、どう見ても川徳デパート。ここで仮名を使う意図がよく分からない。 それはともかく、当時中ノ橋にあった川徳から中津川の…