食生活

一関保健所「粗悪な氷水のシロップに注意!」(昭和33年7月1日) i一関・西磐井郡

一関保健所「粗悪な氷水のシロップに注意!」(昭和33年7月1日)

昭和33年7月1日の岩手報知より。 夏真っ盛りではあるが、一関保健所は氷水のシロップに注意するように注意喚起している。 「普通味付けに使うシロップは、天然の果汁ではなく、着色料・芳香剤・甘味料などを業者が別々に購入して各自が調合している。 ところが着色料には体に害のある不良品が往々にしてあり、このよ…
南部せんべいは八戸の名物・・・なのか?(昭和32年10月3日) m県外・参考

南部せんべいは八戸の名物・・・なのか?(昭和32年10月3日)

昭和32年10月3日のデーリー東北より。 南極越冬隊の食料として、青森県からは南部せんべい・イカの塩辛・津軽味噌を送ることとなった。 それで、八戸のデパートである丸美屋では商工会議所の協力を得て発送作業を行うこととなった。 南部せんべいは石油缶10本、塩辛は2貫樽5個に詰められて運び出されるという。…
改良「無煙かまど」で仁徳天皇の故事は古くなりました!(昭和32年8月15日) h水沢・江刺・胆沢郡

改良「無煙かまど」で仁徳天皇の故事は古くなりました!(昭和32年8月15日)

昭和32年8月15日の岩手民声新聞の広告欄より。 この時期は電気炊飯器など一般的ではなかった時期なので、普通にかまどが広告を出している。 これは無煙かまどだそうで、いわく「仁徳天皇の故事も古くなりました」という。 仁徳天皇の故事とは? それは、仁徳天皇が町を見渡すと家々のかまどから煙が立っていない。…
釜石線でヤミ米55俵を押収(昭和31年2月7日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石線でヤミ米55俵を押収(昭和31年2月7日)

釜石警察署は、陸中大橋駅で7:10に到着した下り321列車と、9:05に到着した311列車を急襲し、うるち米2,960kg、もち米400kgの系55俵分を押収し、2名を検挙。 当時の食糧管理法では、戦後を引きずって米価はまだ国が統制している頃で、それ以外の流通は認められなかった。 これが、この年以降…
盛岡市内の餅屋「今年は豊作なのでお正月の餅は普通米と引き換え無しで特別配給しますよ!」(昭和30年12月24日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡市内の餅屋「今年は豊作なのでお正月の餅は普通米と引き換え無しで特別配給しますよ!」(昭和30年12月24日)

昭和30年12月24日の岩手日報より。 盛岡市内の餅屋は正月の餅作り大忙しである。 例年であれば、餅の配給は普通米から正月三が日分差し引いて配給するのだというが、この年は豊作だったので、三が日分差し引かなくても3日分「特別配給」するという。 この当時の米穀配給制度が垣間見えるニュース。  …
岩手県内に欠食児童は6,000人! l全県

岩手県内に欠食児童は6,000人!

昭和30年11月22日の岩手日報より。 日教組の岩手県支部である岩教組では、生活保障や給食対策などの基礎資料の為に、欠食児童の調査を進めていた。 そうしたところ、欠食児童は全体の2%に当たる6000名に上っていた。 地域としては下閉伊(宮古)、九戸(久慈)といった沿岸や県北に多かったという。 穀倉地…
県内の飲食店にも「公給領収証」 l全県

県内の飲食店にも「公給領収証」

昭和30年11月7日の岩手日報より。 11月1日から、遊興飲食税が大幅引き下げになった。 ただし、そのためには1回の支払いが500円以上になった場合に県で作成して領収書を渡さないと行けなくなった。 これが「公給領収証」である。 これは飲み屋だけではなく、芸者、赤線、果ては喫茶店までも同様に適用される…
盛岡・松屋デパートに森永スイートガールが来ます!(昭和30年11月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・松屋デパートに森永スイートガールが来ます!(昭和30年11月1日)

昭和30年11月1日の岩手日報より。 盛岡の松屋デパートに「森永スイートガール」が来るという。   へえ・・・そういうのがあったんだ・・・ と思いながら「スイートガール」について調べてみると、他でもない森永製菓の公式ページにあった。 でも昭和12年で終わったというのだが・・・? 20年近く…
仙台ゆべしの広告も七夕ムード(昭和30年8月7日) m県外・参考

仙台ゆべしの広告も七夕ムード(昭和30年8月7日)

昭和30年8月7日の河北新報岩手版より。 同じ紙面では「仙台に負けまい」と盛岡で七夕が開幕したというニュースが報じられているが・・・   いくら盛岡で「仙台に負けない七夕を」と報じたとは言っても、しょせん河北新報は仙台の新聞である。 広告は仙台のものだし、七夕なら仙台の七夕なのである。 &…
リンゴの作柄は平年並み(昭和30年8月6日) f花巻・稗貫郡

リンゴの作柄は平年並み(昭和30年8月6日)

昭和30年8月6日の河北新報岩手版より。 リンゴは「夏の味覚」なのであったという。 本場の青森よりも減収が予想はされていたが、稗貫地方では平年並みの作柄であったという。 紅魁・旭などの早生はこの時期の収穫で、1貫あたり270~280円で市場に卸されたという。      …
最新式ソフトドーナツ製菓機 a盛岡・岩手郡・紫波郡

最新式ソフトドーナツ製菓機

昭和30年5月18日の岩手日報の広告欄より。 最新式のソフトドーナツ製造機の広告が出ている。 ああ・・今でも夜店とか行けばこんな感じの機械はあるのかもしれない。 これは製菓機そのもののコマーシャルというよりは、「起業しませんか!」という広告であるように思える。 昭和30年代中頃で、日本の労働力人口は…
サイダーのかき入れ時は花見のシーズン(昭和29年3月30日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

サイダーのかき入れ時は花見のシーズン(昭和29年3月30日)

昭和29年3月30日の岩手日報より。 盛岡市内のサイダー工場は、花見のシーズンに向けて書き入れ時であるという。 ちなみにこの年の盛岡の桜の開花は4月19日(気象庁ホームページより)。   また、「ラムネ」と「サイダー」の違いは、サントリーのホームページによれば以下のとおりであるという。 ラ…