岩手県内に欠食児童は6,000人!

昭和30年11月22日の岩手日報より。

日教組の岩手県支部である岩教組では、生活保障や給食対策などの基礎資料の為に、欠食児童の調査を進めていた。

そうしたところ、欠食児童は全体の2%に当たる6000名に上っていた。

地域としては下閉伊(宮古)、九戸(久慈)といった沿岸や県北に多かったという。

穀倉地帯として知られる胆沢(水沢)では、欠食児童が隣の席の児童が弁当を食べている姿を横目で見ながら我慢しないといけないという、県北の児童よりまだみじめな心理状態にあるという有様であった。

学年別では、小学校では高学年ほど多く、中学校では低学年ほど多いという状況であった。

この原因として考えられるのは「山村開拓地では豊作の恩恵に浴さなかったこと」「サンマ大漁で、帰って大漁貧乏になったこと」ではないかとしていた。

 

 


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