i一関・西磐井郡 24 3月 1954 一ノ関駅の公衆便所に赤ちゃんの死体が投げ入れられる(昭和29年3月24日) 昭和29年3月25日の岩手日日より。 3月24日の朝6時20分ごろ、一関駅構内の公衆便所の汲み取り作業していると、西側4つ目の便壺に、生後間もない男児の死体が手ぬぐいに包まれて投げ捨てられてあるのを発見し、一関市警察署に届け出たものである。 検死の結果、死後2日から3日経過しており、窒息死したものと… 続きを読む
i一関・西磐井郡 18 3月 1954 ビキニの「原子マグロ」を積んだ貨車が一ノ関駅で発見(昭和29年3月18日) 昭和29年3月19日の岩手日日より。 この年の3月1日、ビキニ鑑賞で水爆実験が行われ、第5福竜丸が被爆した。 その際の放射能の被害を浴びたマグロは、すでに全国で貨車で積み出されいたのである。 3月14日に水揚げされたマグロを、焼津から東京に運んだ貨車(レテ10029)が一体どこへ行ったのか国鉄が総力… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 15 3月 1954 岩手中央バスのバス本数と岩手県北バスの営業所一覧 昭和29年3月15日の岩手日報の一面広告では、県内の自動車貨物に関する解説を行っている。 この時期は、トラックが増えていたようだ。 そんな中でも岩手中央バスと岩手県北バスが広告を出している。 さすがにこの当時、滝沢営業所や矢巾営業所は無かったようだ。 滝沢営業所の前身になるのは青山営業所で、のちのダ… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 14 3月 1954 盛鉄公安室ではかつぎ屋を560件検挙 昭和29年3月14日の岩手日報より。 昭和28年は凶作の年であり、米どころの胆沢郡でも代用食という状況であった。 それで全国的にもコメ不足となり、担ぎ屋が至る所に横行した。 1月以降、国警県本部や盛鉄公安室ではその取り締まりを強化することとした。 盛鉄局管内では244件、2月は216件の検挙となり、… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 14 3月 1954 みずしまのオート三輪を御購入の方を東京歌舞伎座ご招待! 昭和29年3月14日の岩手日報の広告欄より。 みずしまのオート三輪を購入すると東京は歌舞伎座に御招待、というサービスを繰り広げていたようである。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 11 3月 1954 無試験で誰でも乗れるホンダ「ベンリイ号」 昭和29年3月11日の岩手日報の広告欄より。 水沢の後藤商会によるホンダのオートバイ「ベンリイ号」の広告であるが、「無試験で誰でも乗れる」ってほんまかいな? Wikipediaの「日本の運転免許」という項目を読む限りでは、昭和20年代の時点で既に「自動二輪免許」「小型二輪免許」というのはあったようで… 続きを読む
i一関・西磐井郡 11 3月 1954 清水原信号場を駅に昇格してほしい 昭和29年3月11日の岩手日報より。 この頃、東北本線は電化しておらず、単線区間もかなりあった。 そうしたところ、一関以南が複線化することになり、西磐井郡花泉村にある清水原信号場も不要になるということで、廃止の話が持ち上がった。 隣接する金沢村は「現在の信号場の300m南にある踏切付近に移転するので… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 6 3月 1954 春に先駆けて商店会が花トラック 昭和29年3月6日の岩手日報より。 5日の昼過ぎ、五人囃子や七福神を載せた花自動車が盛岡の街を練り歩いた。 テーマは「奥様に贈る家庭の電化」。 … 続きを読む
l全県 4 3月 1954 時ならぬ大雪でダイヤ混乱(昭和29年3月4日) 昭和29年3月6日の岩手日報より。 東シナ海で発達して北上した低気圧の影響で4日以降の大雪で県内の鉄道はダイヤが混乱した。 宮古では20センチ、釜石では15センチ、一ノ関では10センチと沿岸~県南にかけてが多かった。 この影響で、下りの5:05到着の急行205列車、5:45到着の急行1201列車、1… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 3 3月 1954 盛岡市に市営バス計画!? 昭和29年3月3日の岩手日報より。 盛岡市では市営バスの計画があったようで、すでに市営バスを運営していた青森市・八戸市・秋田市にも視察に行っていたようである。 市議会の市営バス協議会では、市営バスの実現は必要だということを確認はしたが、更なる視察調査が必要であることを確認し、次回の市政調査会に中間報… 続きを読む
i一関・西磐井郡 2 3月 1954 一関市畜産指導所でオートバイ購入(昭和29年3月2日) 昭和29年3月2日の岩手日日より。 一関市畜産指導所では、ここ数日来の暖気のために各地から人工授精の依頼が舞い込んでいた。 とは言え、衣川・舞川・花泉・厳美などの遠い所へは、バスや徒歩で行くしかなく、人工授精士が帰るのが深夜になることもあった。 しかし、このほどオートバイを13万円で購入し、この辺の… 続きを読む
i一関・西磐井郡 20 1月 1954 旧正月は県南バス一関市内線を平泉まで延長!(昭和29年1月20日) 昭和29年1月20日の岩手日日より。 県南バスでは、一関市内線を旧正月に限り平泉まで延長運転する。 毛越寺あたりへの参拝だろうか。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 12 1月 1954 昭和29年型のオート三輪売ってます(昭和29年1月12日) 昭和29年1月12日の岩手日日より。 一関自動車工業では、昭和29年型のオート3輪を発売する。 ここでは価格は書いていない。… 続きを読む
i一関・西磐井郡 8 1月 1954 大船渡線の客車が木造から鋼製に(昭和29年1月10日) 昭和29年1月10日の岩手日日より。 それまでの大船渡線の列車は「カラス列車」「山汽車」などと呼ばれていたのだと言う。 それを、本線並みに鋼製客車にするようになったのだと言う。 洗面所や暖房も新しくなり、好評であると言う。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 1 12月 1953 中央バスの青山町線・上田線が臨時増発(S28.12.1岩手日報) 岩手中央バスの上田線と青山町線が増発するという。 当時の上田線は馬町〜競馬場前(現在の岩大のあたりに黄金競馬場があった)、青山町線は馬町〜青山町。 当時は盛岡バスセンターはなく、また、営業所は松園ではなく上田、滝沢ではなく青山町にあった時代。… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 29 11月 1953 外国航路の船員に所得税滞納の差押が来てビックリ(昭和28年11月29日) 昭和28年11月29日の胆江日日新聞より。 外国航路の船員が、所得税を差し押さえられると言う珍事が発生した。 これは、日本郵船の船員で、胆沢郡佐倉河村出身の23歳の男性。 これは、本籍地の佐倉河村で、昭和26年度以降の所得税9000円余りが滞納になっていたと言うもので、オーストラリアのブリスベーンに… 続きを読む
i一関・西磐井郡 2 11月 1953 一関・中央通りは舗装工事中(S28.11.2岩手日日) 一関市役所に近い中央通りは舗装工事中であったようで、その中央通りに面した一関自動車工業へは裏から入ってほしいという広告。 ちなみに、令和5年現在、同社は同じ場所にあるようだ。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 1 11月 1953 一ノ関機関区の機関庫が解体(昭和28年11月1日) 昭和28年11月1日の岩手日日より。 一ノ関機関区の機関庫の解体は始まったのだが、この11月中に終えようと急ピッチで工事が進められていた。 明治44年に建てられたばかりの頃は、東北一の機関区であったと言うが、時代の変遷とともに解体の運命となり、40年余りのお役目が終わりを告げるのであった。 &nbs… 続きを読む
i一関・西磐井郡 1 11月 1953 一関・磐井橋で増加する車馬の通行(昭和28年11月1日) 昭和28年11月1日の岩手日日より。 一関土木事務所では、磐井橋の交通量を調査していたが、車馬の通行は日に日に増加しており、1分間に5台と言う時もあったようだ。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 16 10月 1953 県南バス一関営業所の時刻表(昭和28年10月16日) 昭和28年10月17日の岩手日日より。 岩手県のバス一関営業所のバス時刻表が広告欄に載っている。 一関市内線は一関駅から山目駅まで。 遠距離路線は気仙沼と言うものまである。… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 16 10月 1953 岩手県南バス水沢営業所の冬ダイヤの時刻表です!(昭和28年10月16日) 昭和28年10月15日の胆江日日新聞より。 岩手県南バス本社のおひざ元である水沢営業所では、運行時間を冬時間に切りかえるという。 供養塚線 水沢発 7:00、10:00、11:00、13:00、17:00、18:00 供養塚発 7:00、7:30、10:30、12:30、13:30、15:30、17… 続きを読む
i一関・西磐井郡 4 9月 1953 盛鉄局貨車入換競技会で一ノ関駅代表が上位入賞(昭和28年9月4日) 昭和28年9月4日の岩手日日より。 盛鉄局の貨車入換競技会は、8月上旬に八戸駅構内で開催されたという。 一ノ関駅からは9名が参加したが、1位3名、2位5名、3位1名と好成績を挙げたという。 具体的にどのような種目であったかはこの記事からは読み取れない。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 4 9月 1953 油島信号場を駅に昇格してほしいと陳情運動(昭和28年9月4日) 昭和28年9月4日の岩手日日より。 東北本線の油島信号場は、周辺町村により駅昇格運動が展開されており、地元負担額についても調整が付くことになった。 地元の油島村と、隣村の永井村・涌津村の各村長が9月7日に盛鉄局を訪れ陳情するという。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 4 9月 1953 一ノ関駅の夏の営業成績は旅客が低調、貨物が好調(昭和28年9月4日) 昭和28年9月4日の岩手日日より。 一ノ関駅の7~8月の乗降客は以下の通り。 7月 乗車:123,550名(前年115,127名) 降車:120,503名(前年111,763名) 収入:577,739円 8月 乗車:157,316名(前年148,000名) 降車:147,009名(前年137,006… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 3 9月 1953 羽田村の破蔵事件は一関で犯人逮捕(昭和28年9月3日) 昭和28年9月5日の胆江日日新聞より。 8月28日に羽田村で倉庫が荒らされ北上川の船で盗み出された事件であるが… 9月3日、一関市内で犯人が逮捕された。 それは。前科5犯の34歳の男であった。 盗んだ小麦はどうしたのか。 一関市内で1万6千円で売り捌いたのだという。 姉体村でも小舟盗難の余罪があるの… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 1 9月 1953 羽田村の破蔵事件は一関で小舟発見(昭和28年9月1日) 昭和28年9月1日の胆江日日新聞より。 先日、江刺郡羽田村で農協倉庫が荒らされ、小麦が8俵盗み出され小舟で運びだされた事件があった。 その小舟は、一関地区警察署により一関市真滝地内の北上川で船が2隻発見され、羽田村と姉体村の2件のものであると確認された。 盗まれた小麦8俵はもう持ち去られ、警察では捜… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 31 8月 1953 倉庫破りは船で小麦を盗み出す(昭和28年8月31日) 昭和28年8月31日の胆江日日新聞より。 江刺郡羽田村の北上川渡船場の、村所有の小舟が鉄線を切られて盗まれていることが分かった。 下流域を探していると、羽田農協の倉庫がバリで開けられ小麦8俵が盗まれていることが判明した。 事件は国警水沢地区警察署に通報された。 この日、平泉で俵を積んだ船が下っている… 続きを読む
i一関・西磐井郡 15 8月 1953 荷馬車がパンクして車輪が飛びリンゴ売りの女性が死亡(昭和28年8月15日) 昭和28年8月16日の岩手日日より。 一関市大町の石橋ホテル前で、鉄屑を満載した荷馬車が通行していた所突然パンクして車輪がもげてしまった。 そのもげた車輪は勢いよく飛び出し、路上でリンゴ売りをしていた44歳の女性の胸部に当たったからたまらない。 直ちに磐井病院に収容はされたものの、胸部打撲と肋骨骨折… 続きを読む