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「レントゲン自動車」お目見え(昭和26年7月13日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

「レントゲン自動車」お目見え(昭和26年7月13日)

昭和26年7月14日の「夕刊いわて」より。 結核を撲滅するために、岩手県では、レントゲン撮影機などを装備したレントゲン自動車を2,500,000円で購入し、7月13日にお目見えした。 7月16日からは、久慈や岩泉の保健所管内の奥地を皮切りに、結核予防法の対象になっている学校や事業所等の集団撮影を行う…
ビニロンとは?(昭和26年7月1日) l全県

ビニロンとは?(昭和26年7月1日)

昭和26年7月1日の夕刊いわてより。 アメリか製の「ナイロン」に対して国産の「ビニロン」が出てきたとして、以下のように説明している。 材料は石灰石・コークス・水・空気。 軽くて丈夫であり、水や海水にも強いが、熱には弱い。 アイロンでも木綿や絹にかける温度以下で手早く処置する。 用途は毛糸代用、作業着…
【1コマ漫画】親子心中防止(昭和26年7月1日) l全県

【1コマ漫画】親子心中防止(昭和26年7月1日)

昭和26年7月1日の「夕刊いわて」より。 1コマ漫画で親子心中について扱っている。 親子心中が後を断たない時代だったようで、「親子心中の方はいますぐご相談においで下さい」という立て看板がしてある。 その隣には葬儀社が広告を出している。 「どうせ死ぬなら葬儀のことまで考えましょう」と開き直ってしまって…
盛岡・上ノ橋になぜか白馬に乗った怪紳士が現れる(昭和26年7月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・上ノ橋になぜか白馬に乗った怪紳士が現れる(昭和26年7月1日)

昭和26年7月1日の夕刊いわてより。 県都盛岡は上ノ橋に、シルクハットに真っ赤なモーニングを来て白馬に乗った紳士が現れた。 一体どういうことかというと、「7月5日から8日まで盛岡競馬がありますから老いも若きもイラハイイラハイ」ということであった。 盛岡競馬は前年来の赤字続きで、苦肉の策でこのような広…
盛岡に17歳の麗人タクシー運ちゃん登場(昭和26年6月21日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡に17歳の麗人タクシー運ちゃん登場(昭和26年6月21日)

昭和26年6月21日の「夕刊いわて」より。 盛岡の杜陵タクシーに、17歳の女の子が運転手としてデビューするという。 当時は盛岡最大の歓楽街であった八幡町の小料理屋の一人娘でケイ子ちゃんと言ったという。(本名は別) 岩手女子高校ではバレーボール部や水泳部で活躍するほど活発な少女であった。 運転免許を取…
「婦人の職場を明るくしましょう」と叫んでいる県庁のお膝元にブラック企業(昭和26年6月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

「婦人の職場を明るくしましょう」と叫んでいる県庁のお膝元にブラック企業(昭和26年6月16日)

昭和26年6月16日の「夕刊いわて」より。 この時期、県では「婦人の生活を明るくしましょう」と女性の働く職場の労働環境の向上を各職場に呼びかけていた。 そんな最中に、極めつけのブラック企業が県庁の中にあったのである。 それは県職員生活協同組合。 組合長以下7人の職員がいて、うち5人は女性。 その5人…
知的障害のある浮浪者が精神病院に入っただけでニュースになった時代(昭和26年6月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

知的障害のある浮浪者が精神病院に入っただけでニュースになった時代(昭和26年6月16日)

昭和26年6月16日の「夕刊いわて」より。 見出しには「海デ象をヲトッテイタヨ 脳足りんの坊や青年精神病院入り」と書いてある。 どういうことかというと、この年の初めに浮浪者とおぼしき青年が盛岡駅前の派出所でお世話になっていた。 凍傷しているので、岩手医大に収容して手当をしていたが、名前を聞いてもまる…
昭和26年のモラハラDV:馬場小路の男が餌差小路から盛岡駅前まで彼女を引きずり回し・・・ a盛岡・岩手郡・紫波郡

昭和26年のモラハラDV:馬場小路の男が餌差小路から盛岡駅前まで彼女を引きずり回し・・・

昭和26年6月14日の「夕刊いわて」より。 「恋人に暴行 "約束破った"を足で蹴る」という見出しの記事となっている。 もちろん、この当時「モラハラ」「DV」なんて言葉は無い。 盛岡市警察署は馬場小路に住む23歳の菓子卸商の男を暴行容疑で書類送検した。 この男、新馬町(現在の松尾町)の19歳の女性と前…
チャグチャグ馬コで晴れ着のお馬が通る a盛岡・岩手郡・紫波郡

チャグチャグ馬コで晴れ着のお馬が通る

昭和26年6月9日の「夕刊いわて」より。 旧暦の端午の節句である6月9日、着飾った馬が市内を練り歩き、正午過ぎに終点である盛岡八幡宮に到着した。 QG(NHK盛岡放送局)では八幡宮の境内にマイクを持ち出して、9日の22時の全国ローカルニュースでも放送するという。 この年は田植えの最盛期にかち合い、い…
釜石製鉄所の社宅が松倉に2棟増えます!(昭和34年5月22日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石製鉄所の社宅が松倉に2棟増えます!(昭和34年5月22日)

昭和34年5月22日の岩手東海新聞より。 釜石製鉄所の会社側と労働組合は、厚生委員会を開いて社宅入居規則などについて話し合った。 昭和34年度に実施される予定なのは以下の通り。 松倉に5号アパート 2棟 水道設備増強 1式 ガス配管 674戸 上中島の水道専用栓 803戸 小川に寮を新設  …
開運橋のたもとで精神異常者が北上川に飛び込み大乱闘で救助(昭和26年5月21日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

開運橋のたもとで精神異常者が北上川に飛び込み大乱闘で救助(昭和26年5月21日)

昭和26年5月21日の「夕刊いわて」より。 この日の午前11時ごろ、開運橋の下流100メートルほどの盛岡駅側の岸から北上川に飛び込んだ男がいた。 それに続いてもう1人の男がこれを追って飛び込み、大騒ぎとなり、時折しも列車の到着時刻でもあったので、開運橋は人だかりができることになった。 結局、追われて…
春は家出のシーズン!多いのは若いツバメとの駆け落ち(昭和26年5月16日) l全県

春は家出のシーズン!多いのは若いツバメとの駆け落ち(昭和26年5月16日)

昭和26年5月16日の「夕刊いわて」より。 4~5月は家出人が多く、この年は5月15日までで149人が家出していたという。 以下のような実例があったという。 西磐井郡某村の役場書記の女性(21)。 同僚の男性(21)が妻帯者であるのを知りながら恋仲になり妊娠。 噂が出始めたので、2人で手に手を取って…
サンマー・タイムが始まりますよ! j生活

サンマー・タイムが始まりますよ!

昭和26年5月5日の夕刊いわてより。 どうも夕刊いわては、翌日付の夕刊を出していたようで(当時の夕刊であれば普通?)、5月5日付の記事に「あすからサンマ―・タイム」と、「5日午後12時から始まる」と書いている。 当時の「サンマー・タイム」は、5月の第一土曜日の夜12時(6日午前0時)から、9月の第二…
岩手病院から精神分裂症患者が飛び降り自殺(昭和26年4月27日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手病院から精神分裂症患者が飛び降り自殺(昭和26年4月27日)

昭和26年4月27日の「夕刊いわて」より。 盛岡市の岩手医大病院の6階から飛び降り自殺があった。 それは水沢から精神分裂症で入院中の東北配電に勤務する男性で、付き添いの妻や甥が便所に行っている間のことであったという。 4人の子宝に恵まれ幸せに暮らしていたところ、不眠を訴えるようになり「舌を噛めば眠れ…
盛岡市民に5月1日から結核検査をしますよ!(昭和26年4月14日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡市民に5月1日から結核検査をしますよ!(昭和26年4月14日)

昭和26年4月14日の「夕刊いわて」より。 結核予防法が近く実施される(実際は4月1日の時点で試行されている)ので、盛岡市では乳幼児を除く約10万の市民に、5月1日からツベルクリン反応やレントゲン検査で結核検査を行うという。 実施区域計画の設定に協力した病院は盛岡市内を代表する大病院で、以下の通り。…
輸出向けの「清酒の缶詰」(昭和26年4月14日) m県外・参考

輸出向けの「清酒の缶詰」(昭和26年4月14日)

昭和26年4月14日の「夕刊いわて」より。 岩手で清酒の話題というので岩手川?酔仙?と思ったら神戸の灘だという。 まあ岩手県内のローカル新聞に掲載された話題ということでお許しいただきまして・・・ ともかくも灘では、輸出向けに「清酒の缶詰」を製造するという。 これまで技術的に不可能だったのは、缶の内部…
「四月馬鹿」(エイプリルフール)の起源とは?(昭和26年4月1日) m県外・参考

「四月馬鹿」(エイプリルフール)の起源とは?(昭和26年4月1日)

昭和26年4月1日の「夕刊いわて」より。 この時期「四月馬鹿」(エイプリルフール)は記事の表現をそのまま借りれば「罪ないウソで人を担ぎ、だましたとか、だまされたとかでこの一日はてんやわんや…」と定着しているようだった。 ではその「四月馬鹿」の起源は何か。 記事内では、以下のように解説している。 遠く…