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「全国第二の町」江刺町の鉄道計画(昭和33年7月26日) h水沢・江刺・胆沢郡

「全国第二の町」江刺町の鉄道計画(昭和33年7月26日)

昭和33年7月26日の岩手民声新聞より。 昭和30年に岩谷堂町を中心に江刺郡の町村を大同合併した江刺町は、人口5万を超え「全国第2の町」となっていた。 しかし、悲しいかな鉄道だけが無いのだ。 それで、工場誘致や総合開発でどれだけ悲哀を味わわされてきたことか。 それで、昭和15年には岩谷堂町・伊手村・…
水沢女子高の教諭が関東以北で初めてのオランダミミナグサを発見(昭和33年5月20日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢女子高の教諭が関東以北で初めてのオランダミミナグサを発見(昭和33年5月20日)

昭和33年5月20日の岩手日報より。 植物研究家でもある水沢女子高の教諭が、水沢警察署裏の北常盤踏切で「オランダミミナグサ」を発見したという。 このオランダミミナグサは、本来はヨーロッパにだけ生えている雑草であるところ、戦後は東京や横浜でも存在が確認されていた。 これは、戦後になってヨーロッパとの貿…
第28回衆議院選挙広告:小沢佐重喜(小沢一郎の父)・椎名悦三郎など a盛岡・岩手郡・紫波郡

第28回衆議院選挙広告:小沢佐重喜(小沢一郎の父)・椎名悦三郎など

昭和33年5月20日に岩手日報に掲載佐された選挙広告より。 椎名悦三郎(自):後年まで知れた大物議員。水沢市出身。この選挙の翌年、岸内閣で官房長官となる。その後の池田内閣でも通産大臣や外務大臣を務める。 千葉七郎(社):東磐井郡千厩町出身。この選挙では落選するが、昭和38年の第30回衆議院選挙で当選…
江刺町の人首小学校がブロック建てで落成(昭和32年9月22日) h水沢・江刺・胆沢郡

江刺町の人首小学校がブロック建てで落成(昭和32年9月22日)

昭和32年9月15日の岩手民声新聞より。 江刺町の人首小学校が江刺町では初のブロック建築で落成するという。 9月22日11時から同校で落成式が行われるという。 総工費1020万円で1019坪、普通教室が12で放送室、保健室、教材室、職員室、校長室となっていたという。    …
ポン児君(何が何だか全く不明)(昭和32年9月15日) h水沢・江刺・胆沢郡

ポン児君(何が何だか全く不明)(昭和32年9月15日)

昭和32年9月15日の岩手民声新聞より。 江刺のローカル紙・岩手民声新聞に連載される漫画はいつもいつも意味不明で何が面白いのか分からないことで定評があるが、今回はそれに輪をかけて意味不明である。 それもそのはずで、組版が裏焼きになっているのである。       &nbs…
改良「無煙かまど」で仁徳天皇の故事は古くなりました!(昭和32年8月15日) h水沢・江刺・胆沢郡

改良「無煙かまど」で仁徳天皇の故事は古くなりました!(昭和32年8月15日)

昭和32年8月15日の岩手民声新聞の広告欄より。 この時期は電気炊飯器など一般的ではなかった時期なので、普通にかまどが広告を出している。 これは無煙かまどだそうで、いわく「仁徳天皇の故事も古くなりました」という。 仁徳天皇の故事とは? それは、仁徳天皇が町を見渡すと家々のかまどから煙が立っていない。…
ポン児君「あれぢゃ見られん」(昭和32年8月15日) h水沢・江刺・胆沢郡

ポン児君「あれぢゃ見られん」(昭和32年8月15日)

昭和32年8月15日の江刺のローカル新聞「岩手民声新聞」より。 この時期連載されていたのは「ポン児君」という4コマ漫画。 正直言って、どんなふうに面白いのか謎である。 あえて解釈するならこんな感じだろうか。 主人公の前の席にはもともと美女が座っていたが、辞めてしまい後任は美人ではない女性。 主人公は…
江刺で初のボートレース(昭和32年8月10日) hスポーツ

江刺で初のボートレース(昭和32年8月10日)

昭和32年8月15日の岩手民声新聞より。 江刺商工会が主催で、人首川で江刺で初のボートレースが開催されたという。 ただし「ボートレース」とは言っても競艇ではなく、優乱用のボートを漕ぐ競技会である。 以下の部に別れて開催されたという。 一般男子200m 高校男子200m 小学校100m 中学校100m…
江刺と金ヶ崎を結ぶ岩瀬橋が落下寸前で重量制限(昭和32年8月7日) h水沢・江刺・胆沢郡

江刺と金ヶ崎を結ぶ岩瀬橋が落下寸前で重量制限(昭和32年8月7日)

昭和32年8月15日の岩手民声新聞より。 8月5日の豪雨で、金ヶ崎の国道の渋川橋が落下寸前となってしまい、自動車は(水沢ではなく)岩谷堂を経由するルートを取ることになった。 しかしこの岩谷堂ルートにしても時ならぬ自動車ラッシュで岩瀬橋が落下寸前となってしまい8月7日から4トン制限を敷くこととなった。…
「病める子を背に」が国際写真サロンに日本人で唯一入賞(昭和32年1月19日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

「病める子を背に」が国際写真サロンに日本人で唯一入賞(昭和32年1月19日)

昭和32年1月19日の河北新報岩手版より。 盛岡市上田小学校の教諭は、「国際写真サロン」に日本人で唯一入賞したのだという。 水沢市若柳(?)で撮影した写真であるという。 ところで若柳であれば水沢市ではなく胆沢町では?という気もするが、令和4年現在はいずれにしても奥州市。     …
岩手県内各地で初荷(昭和32年1月2日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県内各地で初荷(昭和32年1月2日)

昭和32年1月3日の河北新報より。 県内各地では初売りとなった。 【盛岡】暖かい天気に恵まれ、人出が増えた。盛岡駅では乗降客が平日の二倍半という盛況。初荷は風船や小旗で飾り付けたトラックやオート三輪が市内を走り回っていた。圧巻は日通盛岡支店で、10時からボデーを飾りまくったトラックやオート三輪20台…
合併したばかりの江刺町で早くも分離騒ぎ(昭和31年3月20日) h水沢・江刺・胆沢郡

合併したばかりの江刺町で早くも分離騒ぎ(昭和31年3月20日)

昭和31年3月20日の河北新報岩手版より。 昭和30年2月に、江刺郡岩谷堂町外が大同合併して江刺町が発足したものの、早くも不協和音が発生し、東部の米里・玉里・伊手・藤里の4ヵ村が江刺町からの分離を希望し始めた。 これは、新町建設の際に生まれた赤字を、この4ヶ村の村有林を処分することで埋め合わせされた…
金ヶ崎中学校の女教師「薪を盗んで隠すようなクソガキのいるクラスにはマイナス10度でもストーブを使わせません!(キリッ」 h水沢・江刺・胆沢郡

金ヶ崎中学校の女教師「薪を盗んで隠すようなクソガキのいるクラスにはマイナス10度でもストーブを使わせません!(キリッ」

昭和31年3月17日の河北新報より。 胆沢郡金ヶ崎町の金ヶ崎中学校のあるクラスでは、2月6日に他のクラスからストーブ用の薪を盗んで天井裏に隠した事件が発生したのだという。 これに対し30歳の女教師は怒った。 「こんな悪い子たちにはどんなに寒くてもストーブは使わせません!寒いまま授業受けて!」 ところ…
教室が寒すぎてクラスの半数が風邪に h水沢・江刺・胆沢郡

教室が寒すぎてクラスの半数が風邪に

昭和31年2月10日の岩手日報では、あまりの老朽校舎に教室を公民館に移転したものの、隙間風が寒すぎてクラスの半分が風邪をひく事態になったことを報じている。 このニュースは、現在は奥州市となっている胆沢郡前沢町の生母小学校母体分校。 築50年以上になるというので、1900年頃つまり明治30年代に建築さ…
水沢ではこの冬最低の零下15.6度! a盛岡・岩手郡・紫波郡

水沢ではこの冬最低の零下15.6度!

前沢の生母小学校母体分校で寒さに震える児童の半数が風邪をひいたという記事の隣にあったニュース。 昭和31年2月9日の朝、県内各地では猛烈な寒気に見舞われた。 盛岡では-12.2℃でで例年より5.6℃も低い。 水道が凍って水が出ないという主婦からの助けを求める電話が100件以上あったという。 盛岡測候…
水沢で雪の芸術祭(昭和31年2月5日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢で雪の芸術祭(昭和31年2月5日)

昭和31年2月7日の河北新報岩手版より。 水沢で恒例の雪の芸術祭は、荒天のために延期になっていたが、2月5日に開催されたという。 雪像のコンクールだったようで、この年1位になったのは南町子供会の「千秋楽」であったという。 2位は不断町の「機関車」、3位は大畑小路の「後藤寿庵像」、新小路の「金太郎のす…
水沢の横町は「大通り」に改称(昭和31年1月22日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢の横町は「大通り」に改称(昭和31年1月22日)

昭和31年1月25日の河北新報岩手版より。 水沢の商店街である横町(よこまち)は、「大通り」に名称変更することにした。 そしてネオンアーチ完成記念の大売り出しを、この1月22日から2月5日まで行うことにした。 そもそも改称した理由は「横町」が「よこちょう」と読まれ、商売上不利であったからだという。 …
「神主打法」松竹ロビンスの岩本義行は一時期、水沢駒形倶楽部にいたことがある(昭和31年1月5日) h水沢・江刺・胆沢郡

「神主打法」松竹ロビンスの岩本義行は一時期、水沢駒形倶楽部にいたことがある(昭和31年1月5日)

昭和31年1月5日の岩手日報より。 見出しは「岩本(水沢駒形)東映監督に」とある。 この「岩本」とは、元祖「神主打法」で戦前から戦後のプロ野球で活躍した岩本義行その人である。 昭和28年に、洋松ロビンスを最後にプロ野球を引退し、宮城県登米郡上沼村(現:宮城県登米市)で石灰石鉱山を経営していた父の後を…
小学校の放課後に先生方がストリップ映画の鑑賞会 h水沢・江刺・胆沢郡

小学校の放課後に先生方がストリップ映画の鑑賞会

昭和30年11月22日の岩手日報より。 江刺郡江刺町の岩谷堂小学校では、18日の放課後15時頃、児童が全員帰宅したのを見計らって、なんとストリップ映画の鑑賞会を始め、女性教諭が悲鳴を上げて逃げだしPTAや教育委員会までが調査に乗り出す騒ぎに発展したという。 これは、ふだん教育映画を納入している水沢市…
見出しもあろうに「あき盲の書類配達」(昭和30年11月9日) h水沢・江刺・胆沢郡

見出しもあろうに「あき盲の書類配達」(昭和30年11月9日)

昭和30年11月9日の岩手日報より。 「この道三十年」というシリーズものの記事で、この回では69歳の前沢町役場使丁にスポットを当てているのだが、見出しが「あき盲の書類配達」となっているのである。 ここでいう「あき盲」とは、非識字者であることを指しているようで、書類の配達が主な仕事であるにもかかわらず…
国体聖炎旗リレーは水沢へ h水沢・江刺・胆沢郡

国体聖炎旗リレーは水沢へ

昭和47年までは、国体の「大会旗リレー」が前年の開催地からその年の開催地まで行われていた。 岩波写真文庫183「日本 1955年10月8日」より 昭和30年の秋の国体は神奈川で行われる。 その前年の昭和29年の秋の国体は北海道で行われていた。 それで、国体旗が国道4号線を南下して神奈川を目指すことに…