備考※6a

釜石線全通(昭和25年10月10日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石線全通(昭和25年10月10日)

昭和25年10月10日、釜石線が全通。 釜石製鉄所専用軌道線。昭和33年ごろ(岩波写真文庫279「岩手県」より) この当時で「岩手県第2の都市」であった釜石市は、「鉄道による外部との連絡」という点においては非常に貧弱であったと言っても過言ではない。 たしかに国鉄は山田線昭和14年に釜石まで全通してい…
国鉄加賀山総裁が盛鉄局長室で会見「山田線復旧はどうなる?」(昭和25年10月9日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

国鉄加賀山総裁が盛鉄局長室で会見「山田線復旧はどうなる?」(昭和25年10月9日)

国鉄の加賀山之雄総裁は昭和25年10月9日10:58、盛岡駅到着の列車で釜石線開通行事のために盛岡に来る。 昭和25年10月10日岩手日報より 9日11時からは、盛岡鉄道管理局長室で記者会見に応じた。 山田線復旧計画に変わりはない。治山治水工事の実態を理解してから。 26年度予算には計上するには至っ…
山のボンペイ街のチャコ(357)匂いコするじゃ a盛岡・岩手郡・紫波郡

山のボンペイ街のチャコ(357)匂いコするじゃ

昭和25年10月5日の岩手日報より。 この日に掲載された漫画「山のボンペイ街のチャコ」では、ボンペイが盛岡から帰宅する。 「あーあ やっぱり山はいいな。水の匂いコするよんた」 「林に来れば木の匂いコするし…」 「田んぼさ来れば稲の匂いコするし…」 「家さ入ればおづげ(おつけ:味噌汁)の匂いコするし、…
県営グランド宝くじ抽選会(昭和25年10月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

県営グランド宝くじ抽選会(昭和25年10月1日)

昭和25年9月28日の岩手日報より。 「県営グランド宝くじ抽選会」というのが10月1日に県公会堂で開催されるのだという。 これは岩手県が主催するのだそうで、受託しているのは日本勧業銀行。 後年も宝くじは第一勧銀が行っており、現在でもみずほ銀行が行っている。 この「県営グランド~」というものがどういう…
山のボンペイ街のチャコ(353)猫が生のイカ食べちゃいけません l全県

山のボンペイ街のチャコ(353)猫が生のイカ食べちゃいけません

昭和25年10月1日岩手日報より。 当時掲載されていた漫画「山のボンペイ街のチャコ」では、チャコの飼い猫「ニイ」が台所の生のイカを食べてしまう。 このあたりは獣医師による以下のページに書いてある。 いわく、 生のイカを猫に与えるのは絶対にダメです。鮮度が落ちた生のイカには、チアミナーゼという成分が含…
豊作なのに精米所の能力が足りず配給が遅滞(昭和25年9月28日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

豊作なのに精米所の能力が足りず配給が遅滞(昭和25年9月28日)

昭和25年9月28日の岩手日報より。 この年は食糧事情が好転し、米食率が73%で「戦後最良」であったという。 というか、73%しか米を食べれなくても、それは「良い方」だったらしい。 ともかくも、配給は「いも」「粉」に代わって米が1か月に22日分も配給されたのだという。 しかし、精米所が足りず遅配とな…
花巻で電話が磁石式から共電式に(昭和25年9月28日) f花巻・稗貫郡

花巻で電話が磁石式から共電式に(昭和25年9月28日)

昭和25年9月28日の岩手日報より。 花巻町の電話が、磁石式から共電式に変更になる旨、花巻電話局に通知があった。 近く本格的な工事に取り掛かるということで、花巻町が「花巻市」になることを見込んで、余裕のある要領にするように計画されるといい、共同線の「鈴なり電話」も解消される見込みであるという。 &n…
山のボンペイ街のチャコ(360)お魚が真っ黒焦げ(昭和25年9月28日) l全県

山のボンペイ街のチャコ(360)お魚が真っ黒焦げ(昭和25年9月28日)

昭和25年9月28日の岩手日報より。 当時連載されていた漫画「山のボンペイ街のチャコ」より。 ボンペイとチャコは七輪での焼き魚を見ているようチャコのお母さんに頼まれる。 ところが焼き過ぎて黒焦げにしてしまった。 それをお母さんは怒るでもなく「がまんしていただきましょうね」と。 後年であれば、発がん性…
国勢調査にご協力ください!(昭和25年9月28日) l全県

国勢調査にご協力ください!(昭和25年9月28日)

昭和25年9月28日の岩手日報より。 この年の10月1日に国勢調査が予定されていた。 日本では大正9年(1920年)に第1回の国勢調査が行われ、昭和20年に行われなかった以外は「0」「5」の付く年に行われ、1950年は第6回目となった。 この国勢調査の意義として「日本再建の基礎となる重要資料」として…
東京大歌舞伎の沢村茂美次・市川鯉三郎合同大一座が盛岡劇場・水沢劇場に来る(昭和25年9月28日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

東京大歌舞伎の沢村茂美次・市川鯉三郎合同大一座が盛岡劇場・水沢劇場に来る(昭和25年9月28日)

昭和25年9月27日の岩手日報の広告欄より。 「女団十郎来る!」と題して、東京大歌舞伎の沢村茂美次・市川鯉三郎合同一座が盛岡と水沢で公演する旨を広告している。 スケジュールとしては、9月27日は盛岡劇場、翌9月28日が水沢劇場。   まず「沢村茂美次」というのが、調べてもあまり情報が出てこ…
東北の一級酒審査の合格率は岩手が筆頭(昭和25年9月27日) l全県

東北の一級酒審査の合格率は岩手が筆頭(昭和25年9月27日)

昭和25年9月28日の岩手日報より。 昭和25年度の一級種審査会は、9月27日10時から仙台国税局で国立醸造試験所長を招き行われた。 審査項目は官能検査(実際に味わう)、化学審査で、東北6県の116店のうち、95点が一級種として合格した。 県別の合格率は以下の通り。 青森 84.6% 岩手 92.3…
全専売労組の中央委員会が盛岡で開催される(昭和25年9月26日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

全専売労組の中央委員会が盛岡で開催される(昭和25年9月26日)

昭和25年9月27日の岩手日報より。 全専売労働組合の中央大会が、盛岡市上田の専売公社盛岡支所新講堂で行われた。 この時期はレッド・パージの時期で、専売公社側は共産党員のリストを作成し、良くても100名程度、ひどい場合は3~400名程度の人員整理があるのではないかと予想していた。 また、この年の6月…
GHQ東北民事部オースチン教育課長が盛岡に来て県教育長と会談(昭和25年9月26日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

GHQ東北民事部オースチン教育課長が盛岡に来て県教育長と会談(昭和25年9月26日)

昭和25年9月27日の岩手日報より。 GHQ東北民事部のオースチン教育課長が、岩手県内の敎育状況視察の為に9月26日に盛岡に来て県教育長や教育委員と懇談した。 その席上、以下のようなことを述べた。 11月に予定されている教育委員の選挙は、組合色の強い教員の立候補はよくない。PTAが中心に政治色の無い…
盛岡・一関・釜石で進学適性検査が行われる(昭和25年1月31日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・一関・釜石で進学適性検査が行われる(昭和25年1月31日)

昭和25年2月1日の新岩手日報より。 当時の大学入学の共通テストである「進学適性検査」が、盛岡・一関・釜石の3会場で行われた。 当時は、大学入試センター試験も共通一次試験もないが、アメリカの意向によりそのようなテストが導入されたようだ。 ちなみに、昭和30年頃なくなったようであるが、以下の論文に詳し…
岩手通商「当社直営デパートを開店しララ物資やユニセフ物資を大売出し!」(昭和25年2月12日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手通商「当社直営デパートを開店しララ物資やユニセフ物資を大売出し!」(昭和25年2月12日)

  昭和25年2月12日の新岩手日報より。 岩手通商では、直営の「第一デパート」を盛岡市大通に開店し、ララ物資やユニセフ物資を取り扱うことにしたという。 ちなみに、倉庫のある「紙町」と言うのは、現在の上ノ橋の近くであるという。         &nb…
公立高校の募集状況(昭和25年2月10日) l全県

公立高校の募集状況(昭和25年2月10日)

昭和25年2月10日の新岩手日報より。 公立高校の募集状況は以下の通りとなっており、応募定員が釣果したのはわずかに盛岡・一関の両校だけであったという。 ちなみに、当時の盛岡高校は商業科が分離されておらず、柏高校とは盛岡農業高校、高松高校とは盛岡工業高校のこと。    …
山のボンペイ街のチャコ「くまのにぐ かわねスか」(昭和25年2月10日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

山のボンペイ街のチャコ「くまのにぐ かわねスか」(昭和25年2月10日)

昭和25年2月10日の新岩手日報より。 連載されていた漫画「山のボンペイ街のチャコ」では、開墾者の所に行っていたようで、熊の肉でお別れという一幕となっている。 しかし「くまのにぐ かわねスか」とは、声に出して読みたい盛岡弁である。          …