漁業

広田湾開発は漁民の反対で棚上げ(S48.3.19) k大船渡・陸前高田・気仙郡

広田湾開発は漁民の反対で棚上げ(S48.3.19)

広田湾埋め立て工業開発計画は、陸前高田市と岩手県が共同で進めた産業振興策でしたが、漁民ら地元住民の強い反対により計画が一時停止されました。埋め立てによる漁場消失や環境汚染への懸念から、漁業団体を中心に反対運動が広がり、最終的に県は計画の規模縮小や無公害企業誘致を含む修正案を提示しました。しかし、「海…
大船渡でアワビの畜養を始める(昭和42年12月25日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

大船渡でアワビの畜養を始める(昭和42年12月25日)

昭和42年12月25日の岩手日報より。 大船渡海藻類採苗所(大船渡市千丸海岸)では、採苗水槽を利用してアワビの畜養を始めたという。 赤崎海岸で採取したアワビ2トンを、昆布などを餌にして畜養するのだという。   この当時は「養殖」という単語は一般的ではなかったようで「人工ノリ」「畜養」などと…
種市でかんぼう(干しアワビ)作り始まる(昭和42年12月6日) c久慈・九戸郡

種市でかんぼう(干しアワビ)作り始まる(昭和42年12月6日)

昭和42年12月6日のデーリー東北より。 岩手県のアワビは、11月1日から解禁になったが、種市町小子内では、この年も乾鮑(かんぼう)作りが始まった。 乾鮑(かんぼう)は、貝殻からはがしたアワビを塩漬けにして、水洗いをして、大きな釜で煮てから40日間ほど天日乾燥して作るものであり、主に香港に輸出されて…
釜石ではオットセイを230頭捕獲し、うち95%がメス(昭和42年3月6日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石ではオットセイを230頭捕獲し、うち95%がメス(昭和42年3月6日)

昭和42年3月6日の岩手東海新聞より。 オットセイの繁殖や回遊状況調査するために日本・アメリカ・カナダ・ソ連4カ国のオットセイ合同調査による日本側の調査が3月から本格的に始まった。 特に、今年は、南下期にあるオットセイ調査をするために、1月から2月まで特別調査期間を指定して調査に当たってきたが、23…
ワンマンバス導入をめぐって県南バスはついに48時間スト(昭和41年11月5日) e釜石・遠野・上閉伊郡

ワンマンバス導入をめぐって県南バスはついに48時間スト(昭和41年11月5日)

昭和41年11月5日の岩手東海新聞より。 釜石駅から徒歩で会社や学校へ ワンマンバスの運行問題をめぐって、これまで4カ月間争議を続けてきた岩手県南バスの労組は、ついに5日から、48時間後に突入した。 部分ストも含めると、10月17日から始まっており、かれこれ14日間にわたってバスが止まっており、岩手…
釜石魚市場は開設以来最高の水揚げ(昭和41年11月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石魚市場は開設以来最高の水揚げ(昭和41年11月1日)

昭和41年11月1日の岩手東海新聞より。 釜石魚市場の水揚げ成績は、目標である25億円の突破を目指して拍車がかけられている。 滑り出しこそ危ぶまれたが、夏から盛り返して、北陽のサケ・ますや、夏のするめ、鯖、さんまが大漁となった。 10月30日現在、前年の同じ月に比べて2748トン、2億4249万90…
釜石魚市場は鯖の水揚げが好調(昭和41年7月2日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石魚市場は鯖の水揚げが好調(昭和41年7月2日)

昭和41年7月2日の岩手東海新聞より。 釜石魚市場は、サケマス漁業が終わって急に閑散となったと思ったら、6月1日の朝は、定置網漁船から大型の鯖が大量に水揚げされた。 巻き網漁による鯖漁が続いた後は、定置網漁場の鯖を始め、他の魚も見られなかった。 しかし7月1日になって汐折漁場から大型鯖が1.7トン、…
カツオ漁が近年まれな好調(昭和41年7月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

カツオ漁が近年まれな好調(昭和41年7月1日)

昭和41年7月1日の岩手東海新聞より。 今年は、カツオ漁が近年まれな好調であったと言う。 釜石後に入港しているカツオ一本釣り漁船は、高知県の回来船が主体であったと言うが、初水揚げは6月28日で1隻で20トン、6月29日は1隻で13トンのカツオを水揚げしたと言う。 これらの漁船は、千葉県の犬吠埼から宮…
大槌・赤浜でスキワカメ新技術開発(昭和41年3月2日) e釜石・遠野・上閉伊郡

大槌・赤浜でスキワカメ新技術開発(昭和41年3月2日)

  昭和41年3月2日の岩手東海新聞より。 三陸沿岸では、ワカメの養殖が盛んになってきたが、短冊状の「スキワカメ」を成形するにはなかなかの技術が必要であった。 それで、宮城県の石巻から技術者を呼ぶなどして講習していたが、大槌町の赤浜では、新しい技術でスキワカメを生成する技術を考案したのであ…
県内の水産高校が共同利用する実習船「宮古丸」が宮古港に到着(昭和41年2月1日) d宮古・下閉伊郡

県内の水産高校が共同利用する実習船「宮古丸」が宮古港に到着(昭和41年2月1日)

昭和41年2月2日の岩手日報より。 県内の水産高校が共同で利用する実習船「宮古丸」が室蘭港を出航し、宮古港に到着した。 宮古港では宮古水産高校のブラスバンド部など全校生徒や漁業関係者が盛大に出迎えた。 宮古丸は室蘭の楢崎造船で建造され、総トン数190トン、全長31m、幅6.6m、エンジン620馬力、…