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農家なら気になる「二百十日」、昭和6年はどうなる…?(昭和6年9月1日) m県外・参考

農家なら気になる「二百十日」、昭和6年はどうなる…?(昭和6年9月1日)

一年の節目の一つに「二百十日」というのがある。 これは、立春から数えて210日目のことを言い、毎年9月1日がこれに当たる。 この日は昔から台風がよく来ると言われており、せっかく育ててきた稲が台風で被害に遭うか遭わないかという重大な瀬戸際でもあったから、農家にとっては非常な一大事でもあった。 そこで、…
あわや門崎村で自動車強盗事件になるところが暴風雨で命拾い(昭和6年6月3日) i一関・西磐井郡

あわや門崎村で自動車強盗事件になるところが暴風雨で命拾い(昭和6年6月3日)

昭和6年9月1日の岩手日報より。 8月31日に19歳の少年と21歳の男を被告に開廷された自動車強盗事件の裁判があった。 これは、6月3日に自動車強盗をやろうとして失敗した。というものである。 主犯は19歳の小柄な少年。 青森の下北半島の生まれで、製材工場のエンジン係として働いていた。 そこで主人のト…
二百十日は無事に過ぎる(昭和4年9月2日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

二百十日は無事に過ぎる(昭和4年9月2日)

昭和4年9月2日の岩手日報より。 台風の当たり日であり、農家にとっては1年の実りを根こそぎ持っていかれる恐れのある農家の厄日「二百十日」も、今年は無事にすぎたようである。 写真は盛岡市梨木町の田んぼのようである。見事に稲が実っている。 岩手県立農事試験場の夏作定期調査によれば、この年の稲作は、大暑後…
盛岡~宮古は冬でも自動車で郵便を運びますよ!(昭和2年1月9日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡~宮古は冬でも自動車で郵便を運びますよ!(昭和2年1月9日)

昭和2年1月9日の岩手日報より。 大正14年以来、盛岡~宮古間の郵便輸送は盛宮自動車によって輸送されるようになった。 しかし冬は積雪の為に運転中止され、郵便物は駄馬によりトコトコ運ばれていたという。 しかし、この冬は万難を排して冬でも自動車で輸送すると逓信局と交渉中である、ということだった。 &nb…
暴風で警察電話が全部不通になるなど甚大な被害(昭和2年1月8日) 0_主要ニュース

暴風で警察電話が全部不通になるなど甚大な被害(昭和2年1月8日)

天気の様子 当時の盛岡測候所の記録を見ると、昭和2年1月7日は降水量12.0mm、1月8日は6.1mmとなったようである。 また、天気図を見ると、昭和2年1月7日は、低気圧が対馬海峡から日本海を北上していることが分かる。 当時は気象レーダーも気象衛星もない。 各地の観測の風向や気圧から、低気圧や前線…
昭和初めての元朝参りは大賑わい(昭和2年1月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

昭和初めての元朝参りは大賑わい(昭和2年1月1日)

昭和で初めてとなる元朝参りは、例年より大賑わいだったようで、盛岡八幡宮では1万人の人出であったという。 昭和2年1月4日の岩手日報より。 昭和2年に日が変わった2時頃には降雨があったようで人混みは一時期絶えたようである。 各神社のお賽銭は以下の通り。 盛岡八幡宮 170円 桜山神社 90円 招魂社 …
花巻の台温泉に特設電話局が開局・電話番号一覧(昭和元年12月26日) f花巻・稗貫郡

花巻の台温泉に特設電話局が開局・電話番号一覧(昭和元年12月26日)

昭和元年12月26日の岩手日報より。 花巻温泉郷の一角・台温泉に特設電話局が開局し、その台電話局に加入する電話番号一覧も皇国に掲載された。 「特設電話局」とは? 主要な都市にしか電話が無かった当時、地方への電話の設置は後回しになっていた。 そこを、地元住民が資金を負担する形で電話局を開局したのが「特…
大正天皇が崩御し、昭和に改元したとき盛岡市内では(昭和元年12月26日) 0_主要ニュース

大正天皇が崩御し、昭和に改元したとき盛岡市内では(昭和元年12月26日)

大正天皇崩御まで 病弱であった大正天皇は、大正15年8月には葉山御用邸で療養することになる。 そして11月にはその病状が毎日報道されるようになり、全国では快癒祈願が行われるようになる。 岩手県内でも例の一部を挙げるだけでも以下の通りとなる。 ・吹雪の中、飯岡尋常高等小学校生徒が村社で大正天皇の平癒祈…