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厚生省「夏はノータイ!男子は丸坊主!女子はパーマ禁止!」 m県外・参考

厚生省「夏はノータイ!男子は丸坊主!女子はパーマ禁止!」

昭和14年7月1日の岩手日報より。 日中戦争が長期化していたこの時期。精励委員会呼称の生活刷新運動に呼応して厚生省では実行要目10か条を設けて省内生活刷新にこれ努めることになった。 各種会合における時間励行 皇室関係者及び神社制式参拝以外はモーニング着用廃止 中元歳暮の贈答廃止 挨拶状、案内状などの…
覆面座談会:盛岡市内の女中の労働環境について(昭和13年8月12日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

覆面座談会:盛岡市内の女中の労働環境について(昭和13年8月12日)

昭和13年8月12日の岩手日報より。 盛岡市内の金持ちの家では女中を欲しがっているが、盛岡職業紹介所では女中の応募がまるでない。 これは職業紹介所の無能ではないか??? 職業紹介所長いわく、「そんなのは逆恨みだ。むしろ雇用してる方が待遇が悪いのを反省しろ!」 データとしては以下の通り。(昭和12年7…
黒沢尻(北上)で猫が犬を助けるという話 g北上・和賀郡

黒沢尻(北上)で猫が犬を助けるという話

昭和13年8月12日の岩手日報より。 昭和13年8月12日の岩手日報より。 和賀郡黒沢尻町新富町の小料理屋「玉川」で飼われている6歳の猫「ニコ」が昼寝をしていると、近所の6歳の犬「テル」が悲鳴を上げている。 ニコが駆けつけてみると、テルが大きな犬に追われている。 「義を見てせざるは勇無きなり」とばか…
日中戦争の長期化による燃料節約のため、盛岡の盆火は中止します a盛岡・岩手郡・紫波郡

日中戦争の長期化による燃料節約のため、盛岡の盆火は中止します

昭和13年8月7日の岩手日報より。 盛岡ではお盆になると、各戸で焚火供養をしていた。 しかし日中戦争の長期化により、盛岡市内各町内会では燃料節約の国策に沿う観点から毎年行ってきた盆火を中止する旨申し合せた。 ただし、町内会によっては各戸で行っていたものを1か所にまとめて行う、あるいはは初盆を迎える家…
厚生省「戦時でもあるし性病予防対策に診療所を!」→盛岡市では…(昭和13年4月20日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

厚生省「戦時でもあるし性病予防対策に診療所を!」→盛岡市では…(昭和13年4月20日)

昭和13年4月20日の岩手日報より。 厚生省は、岩手県を通じて「戦時疾病に備え花柳病予防の診療所を設置するように」と、盛岡市に要請してきたのだという。 これに対し、盛岡市では内丸の診療所を拡張設備することで対応することにしたようである。 そこで、診療所の裏手の県経済部長官舎を明け渡してほしいと県に交…
自治制発布50年記念式典で全国の町村長の総代として上閉伊郡金沢村長が挨拶 e釜石・遠野・上閉伊郡

自治制発布50年記念式典で全国の町村長の総代として上閉伊郡金沢村長が挨拶

昭和13年4月18日の読売新聞より。 明治21年(1888年)に町村制が発布され、昭和13年で50周年を迎えることとなった。 そこで、内務大臣の招待を受けた69町村、個人352名の総代として、明治25年から46年の長きにわたって村長の座にあった、岩手県上閉伊郡金沢村の兼沢福次郎村長(77歳)が挨拶を…
ズーズー弁の軍事電報「メイヨノセンシヨウシ」 b二戸・二戸郡

ズーズー弁の軍事電報「メイヨノセンシヨウシ」

昭和12年12月13日の東京朝日新聞より。 支那事変で日本軍が南京などで戦闘していた頃のこと。 二戸郡浄法寺村から出征したある一等兵の留守宅に電報が来た。 「メイヨノセンシヨウシ」 つまりこれは「名誉の戦傷死」ということだ。 家族は写真を仏壇に飾って拝んだ。 ところがそれは「名誉の戦傷す」だったのだ…
貧しい傷痍軍人に対し授産の養鶏講習 a盛岡・岩手郡・紫波郡

貧しい傷痍軍人に対し授産の養鶏講習

昭和12年6月9日の岩手日報より。 支那事変で戦争が発生すれば傷痍軍人が発生する。 傷痍軍人を一生職もなく遊ばせておくほどの国力は日本にはなかった。 だから何かをして働いてもらわないといけない。 それで、盛岡連隊区司令部職業補導部では、名誉の戦傷を受け貧困に陥っている家庭の為に、6月15日~21日に…
「雫石アネコ」の田植えを見物に行こう a盛岡・岩手郡・紫波郡

「雫石アネコ」の田植えを見物に行こう

昭和12年6月10日の岩手日報より。 見出しは「色とりどり雫石名物 美しの早乙女が泥田に描く詩情」。 令和になった今でも道の駅の名前になっているなど、雫石町の観光資源となっている「雫石あねっこ」であるが、それは戦前からだったようである。 岩手日報社により、雫石アネコの見物団が組織され、川口村長、盛岡…
第32回目の海軍記念日 岩手では(昭和12年5月27日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

第32回目の海軍記念日 岩手では(昭和12年5月27日)

5月27日の海軍記念日は、日露の戦役で日本海海戦に勝利したことを記念して制定された。 第32回の記念日となる昭和12年のこの日は、岩手県内で以下のことが行われた。 盛岡市内各小学校でZ旗の掲揚。 Z旗は前日に盛岡海軍部・岩手艦橋会から寄贈されたもの。 岩手県公会堂では講演会と映画会。 講演講師は盛岡…
松尾鉱山の文盲鉱夫と盛岡の悪い女 a盛岡・岩手郡・紫波郡

松尾鉱山の文盲鉱夫と盛岡の悪い女

盛岡区裁判所で行われた裁判より。 山形県の山中で生まれ、あまりに僻地であることから3か月しか学校へ行かずに字が読めず、九州の炭鉱などで鉱夫として働いていた。 生母と生き別れになっていたが、その生母が盛岡にいることが分かり盛岡へ行き、松尾鉱山で働くようになった。 ところが鉱夫仲間の時計を盗んで盛岡市内…
昭和12年の怪しい情報商材広告 m県外・参考

昭和12年の怪しい情報商材広告

昭和12年5月18日の岩手日報の広告欄より。 「これだ!金儲の早道」などと書いてるので、現在のyoutubeの早口広告のような怪しい情報商材広告かと思ったら「世界最大・銀狐兎の飼育」という。 業者は岩手県内ではなくはるか大阪は布施市(現:東大阪市)からで、全国の地方紙に同様の広告を出していたのだろう…
明治神宮で賽銭泥という不敬を働いた男の親は・・・ e釜石・遠野・上閉伊郡

明治神宮で賽銭泥という不敬を働いた男の親は・・・

明治神宮は明治天皇を祭る畏き神域。 その明治神宮で賽銭泥棒という大それた不敬をしでかした30歳の男は、岩手県のどこだかの街の出身だった。 郷里に住むその男の父親だけでなく、その町の町長までが東京に出て明治神宮でお詫び行脚である。 明治神宮の神域で不敬を働くということは、それほどの大それたことであった…
岩谷堂で人気の狂人「八つぁん」死す h水沢・江刺・胆沢郡

岩谷堂で人気の狂人「八つぁん」死す

江刺郡岩谷堂町(現:奥州市江刺区岩谷堂)で「八つぁん」と呼ばれ親しまれていた47歳の男は、3~4日前から行方が分からなかったが、15日になって町内の馬蹄工場跡で心臓マヒを起こして死んでいるのが発見された。 八つぁんは、若いころは腕利きの左官であったというが、20代半ばで発狂し、腹が減ればどこからでも…
飲酒運転に罪悪感ゼロの4コマ漫画 m県外・参考

飲酒運転に罪悪感ゼロの4コマ漫画

昭和11年11月8日の読売新聞の広告欄より。 岩手とは関係のない話題ではあるが、「これは?」と思ったのであえて掲載することに。 全国版に京都の蔵元「キンシ正宗」が広告に出している4コマ漫画。 キンシ正宗を持った紳士がタクシーを呼ぶ。 「僕の家まで50銭で行かんか」「だめです」 「キンシ正宗を飲んでか…
盛岡観光祭1日目の様子(昭和11年5月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡観光祭1日目の様子(昭和11年5月1日)

昭和11年5月2日の岩手日報より。 当時は、桜の季節に「 盛岡観光祭」が行われていたようで、その時の様子が写真記事となっている。   ちなみに、気象庁のホームページ気象庁のホームページによれば、桜の開花の観測は昭和28年から開始されているようであるが、昭和20年代だと開花は4月の下旬ごろだ…
大船渡に大きな船が渡ってきた(昭和11年4月29日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

大船渡に大きな船が渡ってきた(昭和11年4月29日)

昭和11年5月1日の岩手日報より。 大船渡の港に、世界的に有数のタンカーであるノールウェイドラフン号が着岸した。 このドラフン号は、12,000トンであると言う。 そして、4500トンの重油を日石タンクにあげた。 この巨大の船の入稿に、気仙郡の郡民の見物客は500人から600人に及んだと言う。 子供…
釜石町に大火が発生し22戸が全焼(昭和10年3月7日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石町に大火が発生し22戸が全焼(昭和10年3月7日)

昭和10年3月8日の岩手日報より。 3月7日の午前1時過ぎ、釜石町大渡3丁目から発火、22戸全焼したと言う火災が発生した。 出火と同時に、町役場では吏員が非常召集し救護に出動した。 そして、焼け出された避難民に炊き出しを行い、20日分の食料と、罹災資金20円、被覆は1人につき5円、学用品は3円を配給…