釜石港ではイワシが豊漁(昭和15年1月19日)

昭和15年1月19日の岩手日報より。

釜石港では近年にないイワシの豊漁であり、須賀埋立地派イワシの山でトラックが轢きつぶすような状況であったという。

ちなみに記事中では一貫してイワシは「鰮」と表記している。

魚油は35,000缶と前年の9,500缶に比べて4倍近くなり、肥料に使う〆粕も前年の5割増しの30,000俵になったという。

魚油は1缶6円20~30銭が7円、〆粕は1俵8円程度が17円5銭とハネ上がっているのだが、空缶・ムシロ・薪の値段も上がっており、また労賃も〆焚き人夫は2円50銭程度が4円程度になり、女でも1円50~60銭ぐらい出さないと集まらないという状況で、業者も痛し痒しであったようである。

 


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