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黒沢尻(北上)の諏訪神社で祭典 g北上・和賀郡

黒沢尻(北上)の諏訪神社で祭典

昭和6年9月9日の岩手日報より。 黒沢尻町の郷社である諏訪神社では9月7~9日の間、祭典が行われた。 黒沢尻の全町では紅白の幔幕を張ってお祝い気分である。 諏訪神社の境内に小屋掛けした見世物も盛況を博していたという。    …
人見絹枝嬢の死因は過労と!運動の季節に注意!(S6.9.3岩手日報) hスポーツ

人見絹枝嬢の死因は過労と!運動の季節に注意!(S6.9.3岩手日報)

女子陸上選手のさきがけ、人見絹枝はこの1ヶ月前に死去し、話題となっていた。 その原因は過労によるものであるから、薬を飲んで体力をつけましょうという広告。 イラストの野球帽に「M」とあるが、東京の薬屋なので別に盛岡中学(現:盛岡一高)のことではないだろう。…
星チェーンストア岩手・青森県連合大会を開催します(昭和5年3月5日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

星チェーンストア岩手・青森県連合大会を開催します(昭和5年3月5日)

昭和5年3月1日の岩手日報の広告欄より。 来る3月5日に、岩手県公会堂で岩手・青森県連合星チェーンストア大会を開催するという。   この「星チェーンストア」こそは星製薬による日本で初めてのチェーンストアであり、その創業者星一は、SF作家星新一の父親でもある。    …
岩手県の新生児死亡率の高さは昭和初期からの悩みだった(昭和5年3月1日) l全県

岩手県の新生児死亡率の高さは昭和初期からの悩みだった(昭和5年3月1日)

昭和5年3月1日の岩手日報より。 記事の見出しには「産婆を置いて嬰児の死を防ぐ 本県の死亡ベラボーに高率なので 社会課の対応策成る」とある。 具体的な数字は書いていないが、とにかく他府県に比べ「ベラボーに高率」だったらしい。 これに対し、岩手県社会課は以下のような対策を考えた。 産婆設置の普及。特に…
原敬を暗殺した大塚駅転轍手の家族のその後(昭和5年3月1日) m県外・参考

原敬を暗殺した大塚駅転轍手の家族のその後(昭和5年3月1日)

大正10年11月4日、時の総理大臣であった盛岡出身の原敬は、大塚駅転轍手の中岡艮一の凶刃により暗殺された。 そして中岡には無期懲役の判決が下された。 それから9年。 昭和5年3月1日の岩手日報には、その中岡艮一の家族のその後が掲載されている。 「無期懲役」と言いながら、出所が近いというのだ。 51歳…
盛岡に「航空少年団」(昭和5年3月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡に「航空少年団」(昭和5年3月1日)

昭和5年3月1日の岩手日報より。 昭和初期、盛岡には伊東左内という飛行家がおり、当時の陸軍の根拠地である観武ヶ原(現在の盛岡市みたけ一帯)に「伊東飛行場」という飛行場を個人で持っていたという。 (詳細は以下のブログにも詳しい) この伊東氏が、市内中心部の仁王・内丸・日影門・本町の10~18歳の少年1…
水沢区裁判所で猫を失火罪で訴える珍無類な裁判(昭和5年2月28日) h水沢・江刺・胆沢郡

水沢区裁判所で猫を失火罪で訴える珍無類な裁判(昭和5年2月28日)

昭和5年3月1日の岩手日報より。 失火罪で水沢区検事局から20円の罰金の略式命令を受けた33歳の女がいた。 しかし、その女は「責任は猫にあるんです」と猫を訴えることにした。 この裁判が2月28日に行われ、「猫が失火をなしたとの理由は認められない」と、結局罰金20円を言い渡されスゴスゴ退廷したという。…
盛岡には失業者が300人以上(昭和4年9月6日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡には失業者が300人以上(昭和4年9月6日)

昭和4年9月6日の岩手日報より。 盛岡市職業紹介所における、8月中の求職状況は、男68名、女17名の85名の求職に対し、就職したのは男30名、女11名の41名に過ぎなかったと言う。 男は珍しく店員や行員の就職が多く、女は大抵が女中であった。 これでも、1月から求職をしていながら、いまだに職業がないも…
「必然的に滅亡する悲惨な山村」とまで酷評された村(昭和4年9月5日) d宮古・下閉伊郡

「必然的に滅亡する悲惨な山村」とまで酷評された村(昭和4年9月5日)

昭和4年9月6日の岩手日報より。 東京帝国大学の渡辺助教授は、農村調査のため下閉伊郡小国村に出張中であった。 そして9月5日に盛岡に至り、午後21時28分の列車で青森に向かったが、その調査の結果はかなり辛辣であった。 原始共産主義的な形態の村。 「隠し念仏」と言われる浄土真宗の一派の中心者が部落を支…
川井村でトラックから酔っ払いが飛び降りて圧死(昭和4年9月3日) d宮古・下閉伊郡

川井村でトラックから酔っ払いが飛び降りて圧死(昭和4年9月3日)

昭和4年9月5日の岩手日報より。 9月3日のこと。小国村の早池峰神社の祭典の参詣者を満載したトラックが、江繋村との村境付近で、乗っていた34歳の酔っ払いが飛び降りた。 そうしたところ、次の車に滑り込む形になってしまい、ついには死亡してしまった。  …
仙北町裏田んぼでイナゴ取り(昭和4年9月3日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

仙北町裏田んぼでイナゴ取り(昭和4年9月3日)

昭和4年9月3日の岩手日報より。 1枚切りの写真記事ではあるのだが、盛岡市仙北町うらの田んぼで稲をとっている風景である。 「仙北町裏田圃」とはどのあたりになるだろうか。 現在国道4号線が走っている東仙北あたりになるのか、はたまた線路沿いあるいは線路から西の西仙北になるかだろうか。   &n…
「一寸法師歌劇団」が来朝(昭和4年9月3日) m県外・参考

「一寸法師歌劇団」が来朝(昭和4年9月3日)

昭和4年9月5日の岩手日報より。 身長わずか2尺3寸(約70cm)〜2尺9寸(約100cm)と言うモダーンな歌劇団の男女一行が9月3日に来朝したと言う。 この時代らしく「モボ」「モガ」揃いだと記事には書いてある。 団長は55歳で、その他は20代であったと言う。 どこの国から来たと言う事は書いていない…