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(4コマ漫画)街に馬が当然のようにいた時代(昭和27年9月13日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

(4コマ漫画)街に馬が当然のようにいた時代(昭和27年9月13日)

昭和27年9月13日の岩手日報より。 この当時、「ポッポちゃん」と言う4コマ漫画は連載されていたようであるが、まずは女子同士のファッションチェックである。 友達の「クジャクさん」は、パリスタイルで帽子をかぶっていると言う。 そしたら、向こうから馬がやってきた。 馬も帽子をかぶっているので「パリスタイ…
聞け!映画「原爆の子」に寄せる巷の声(昭和27年9月11日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

聞け!映画「原爆の子」に寄せる巷の声(昭和27年9月11日)

昭和27年9月11日の岩手日報より。 サンフランシスコ講和条約までは、日本に国家主権はなく「occupied  Japan」だったため、アメリカを批判するようなことは報道できなかった。 それで、原爆被害も大っぴらに報道することはできなかったのだ。 しかし、講和で独立を勝ち取ると、それを大っぴらにする…
秘境・国見温泉の秋(昭和27年9月10日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

秘境・国見温泉の秋(昭和27年9月10日)

昭和27年9月10日の岩手日報より。 この日は秘境の国見温泉を大々的に写真で報じている。 それまでは、雫石方面から仙岩峠〜国見峠と、秋田県境の尾根を歩いて行かなければいけなかったが、新たに橋場線の終点・橋場駅からのハイキングコースを開削したのである。 しかし、真ん中に女性の入浴シーンを持ってくるセン…
東北・北海道中小企業工芸振興展 a盛岡・岩手郡・紫波郡

東北・北海道中小企業工芸振興展

1952年9月8日の岩手日報より。 北海道・東北・新潟の産業工芸品を一堂に集めて東北・北海道中小企業工芸振興展が、10日~16日まで県立美術工芸学校と県商工館で開かれるという。 戦後に岩手県内で開催された展示会としては最大のものになるということで、5000点の出品数でにぎわうこととなった。 この時点…
国内航空路が再開し、岩手でも飛行機旅行をする人が増える(昭和27年9月7日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

国内航空路が再開し、岩手でも飛行機旅行をする人が増える(昭和27年9月7日)

敗戦による軍事技術の禁止により、日本の航空路も一切禁じられていたところ、昭和26年10月25日には、戦後初の国内民間航空定期便として羽田~伊丹~福岡が復活、その後11月1日に羽田~三沢~千歳が復活した。 盛岡市内では交通公社で飛行機の切符を買うことができたのだが、まったく売れなかった。 昭和27年に…
何も「人生敗者」とまで書かなくても・・・(昭和27年9月4日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

何も「人生敗者」とまで書かなくても・・・(昭和27年9月4日)

  昭和27年9月4日の岩手日報より。 9月2日、盛岡地方裁判所で詐欺事件の裁判が開かれたが、その被告はなんと76歳。 沼宮内駅前の食堂で食い逃げをしたのである。 その犯罪申請を、かなり大きな扱いで書いているのだが、見出しの「人生敗者」を見るまでもなく、かなり惨めだったようである。 それに…
南部鉄瓶も「Made in Occupied Japan」(昭和27年9月3日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

南部鉄瓶も「Made in Occupied Japan」(昭和27年9月3日)

昭和27年9月5日の岩手日報より。 後年「岩手県東京事務所」となる東京物産あっせん事務所に、アメリカはサンフランシスコの日系人から「南部鉄瓶50個」の依頼が舞い込んだ。 値段は東京渡しで700~2000円止まりという。 アメリカでは鉄瓶は日常使わず、飾り物にするのだという。   当時であれ…
胆沢川や猿ヶ石川に雨量計を設置 a盛岡・岩手郡・紫波郡

胆沢川や猿ヶ石川に雨量計を設置

昭和27年9月3日の岩手日報より。 盛岡測候所では洪水予報の完璧を期すために、胆沢川と猿ヶ石川の流域に長期自記雨量計を設置するという。 これは、3年計画でどこに雨量計を設置すれば効果的な防災情報が出せるのかを調べるためのもの。 10か所への据え付けを予定しているという。 このことで平地や山岳部での降…
あまりに雑すぎる広告地図(昭和27年9月3日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

あまりに雑すぎる広告地図(昭和27年9月3日)

昭和27年9月3日の岩手日報の広告欄より。 盛岡市内の洋品店の広告のようだが、余りに地図が雑すぎて最初どこだか分からなかった。 特に盛岡駅との位置関係。 盛岡郵便局(現在のブラザおでっての位置)がなければ分からなかったのではないだろうか。 盛岡駅前の、開運橋の通りをまっすぐ行けば... まず七十七銀…
盛岡・四ツ家教会で和装のカトリック式結婚式(昭和27年5月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・四ツ家教会で和装のカトリック式結婚式(昭和27年5月16日)

昭和27年5月17日の岩手新聞より。 盛岡市日影門外小路(現在の盛岡中央郵便局の通り)の四ツ家教会で和装ながらカトリック式の結婚式。 記事では「牧師は厳かに式を進める」と書いているが、牧師とはプロテスタントの表現で、ここでは「神父」となるはず。 四ツ家教会は令和4年現在でもカトリック教会として現存す…
講和条約が発効し盛岡のY小学校でも騎馬合戦(昭和27年5月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

講和条約が発効し盛岡のY小学校でも騎馬合戦(昭和27年5月1日)

昭和27年5月1日の岩手新聞より。 この年の4月28日、サンフラなシスコ講和条約が発効し、日本は国家主権を回復した。 そのおかげで、これまでGHQに「軍国主義につながる」と禁じられていた柔道や剣道などが解禁されることになった。 それで、盛岡のY小学校では騎馬合戦が繰り広げられることになったという。 …
休刊していた岩手新報が「岩手新聞」として復刊(昭和27年5月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

休刊していた岩手新報が「岩手新聞」として復刊(昭和27年5月1日)

昭和27年5月1日の岩手新聞より。 …というか岩手新聞? それはどこの新聞? …と思うところであるが、岩手新報と同じマイクロフィルムのリールに入っていたので、これが4月1日に休刊した岩手新報の後継となるのだろう。 しかし、下の広告には「岩手新報からの復刊」というよりは、全く新しい「創刊」というニュア…
貨物列車が盛岡駅に到着したら後ろ12両貨車が無い!? a盛岡・岩手郡・紫波郡

貨物列車が盛岡駅に到着したら後ろ12両貨車が無い!?

昭和27年2月25日の18時45分、青森発大宮行きの貨物列車が14分遅れで盛岡駅に到着した。 そうしたところ、連結されているはずの貨車の後ろ12両が無くなっているではないか! 調べてみたら、その12両は滝沢駅にあった。 何者かが意図的に連結器を外したに違いない。 事件は盛岡警察署に連絡され、捜査が始…