k大船渡・陸前高田・気仙郡

盛岡~陸前高田の直通バスは翌月実現か(昭和30年8月13日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡~陸前高田の直通バスは翌月実現か(昭和30年8月13日)

昭和30年8月13日の河北新報岩手版より。 この時点で、岩手中央バスが盛岡~遠野間に、国鉄バスが遠野~陸前高田に路線があった。 この2路線を統合して、中央バスと国鉄バスが盛岡から陸前高田までを通しで運行できるように陸運局に陳情をしていたのである。 これを受け、運輸省から担当者が来県し、実現近しとの見…
市制したばかりの大船渡市の細長い町並みの利便性改善の鍵はバスの便(昭和27年10月18日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

市制したばかりの大船渡市の細長い町並みの利便性改善の鍵はバスの便(昭和27年10月18日)

昭和27年10月18日の岩手日報より。 「わが町わが村戦後版」というシリーズ物の記事で、第38回目は大船渡市。 この時点で、4月1日に市制したばかりという状況であった。 大船渡市は盛の町並みから大船渡の町並みまで20町あまり、子の広さをバスで縮めないといけないと市では頭を悩ませていた。 大船渡市内を…
我が町わが村「世田米町」 k大船渡・陸前高田・気仙郡

我が町わが村「世田米町」

昭和27年9月13日の岩手日報より。 「わが町わが村戦後版」というシリーズ物の記事で、今回は気仙郡世田米町。 後年の住田町となる。 この年に市制した隣の大船渡市は、国土総合開発による工業都市に指定され、農地が潰されることが予想されていた。 おそらくは陸前高田も同じような道を歩むだろう。 そうすれば、…
気仙郡大船渡町で大火 k大船渡・陸前高田・気仙郡

気仙郡大船渡町で大火

昭和27年2月14日の河北新報では「大船渡で47棟焼く」という見出しで、気仙郡大船渡町の大火について報じている。 日付が変わった0時過ぎに出火し、2時ごろ鎮火したのだという。 ちなみにこの時点ではまだ大船渡市は発足前で「気仙郡大船渡町」となっている。 この年の4月1日、大船渡町は盛町・赤崎村・猪川村…
1市5郡で供米完了(昭和27年1月5日) b二戸・二戸郡

1市5郡で供米完了(昭和27年1月5日)

昭和27年1月5日の岩手新報より。 この当時は、米は完全に国で管理していたので、米を生産したら必ず一旦国に収めるようになっていた。 これが米の供出である。 そしてそれは、自治体ごとに統計されていた。 この時点で、その供出が完了していたのは、釜石市・気仙郡・胆沢郡・稗貫郡・上閉伊郡・下閉伊郡・二戸郡の…
気仙郡気仙町の長部港は土砂堆積ではしけも入れず(昭和25年12月3日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

気仙郡気仙町の長部港は土砂堆積ではしけも入れず(昭和25年12月3日)

昭和25年12月3日の岩手新報より。 気仙郡気仙町の長部港は、気仙川の土砂の堆積で、はしけも入れない状態になっていたのだと言う。 また、桟橋も昭和8年に建造された木製のものしかなかったのだと言う。 それで、漁船も仕方なく気仙港や細浦港に入るしかなかったのだと言う。     &nb…
大船渡では引揚者が自力で更生市場(昭和24年11月1日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

大船渡では引揚者が自力で更生市場(昭和24年11月1日)

  昭和24年11月1日の岩手新報より。 気仙郡大船渡町では、引揚者が町議会議員の協力を得て国からの援助を断って自力で公正市場を作り上げたのだと言う。 そしてその途上では、世間の冷笑があったのだと言う。 現代の観点からだと、ちょっと想像しにくい話なのだが、引揚者が自分たちで生活を更生しよう…
大船渡線を仙台管理部から盛岡管理部に移管なんて反対だ! i一関・西磐井郡

大船渡線を仙台管理部から盛岡管理部に移管なんて反対だ!

昭和23年9月14日の岩手新報より。 盛岡鉄道管理局が発足する昭和25年より以前は、東北の鉄道は仙台鉄道局の管轄であった。 その中でも「仙台管理部」「盛岡管理部」とあったのだが、大船渡線はこの時点では仙台管理部の管轄であった。 これを、盛岡管理部に移管しようという話になったのだが、沿線の市町村会がこ…
赤痢予防に蠅討伐 k大船渡・陸前高田・気仙郡

赤痢予防に蠅討伐

昭和21年8月28日の岩手新報(岩手日報とは別)に、本当にそういう見出しで書いているのである。 気仙郡上有住村では、赤痢の蔓延に4千人の村民が悩まされていた。 それは薬剤不足による蠅の蔓延によるものである。 あまりの恐怖から、一家が食事をするときにまで蚊帳の中でするという始末。 隣の世田米町でも状況…
気仙郡地方事務所はさかり町記念館(S17.7.3新岩手日報) k大船渡・陸前高田・気仙郡

気仙郡地方事務所はさかり町記念館(S17.7.3新岩手日報)

岩手県では「地方事務所」制度を設けることになったようだが、気仙地方の事務所は、盛町にある記念館に決まった。 国鉄時代の大船渡線では、盛岡との混同を避けるために、盛を「さかり」とひらがな表記していたが、この当時からその伝統はあったようだ。…
なぜ陸前高田の徴兵検査は甲種合格が2割5分しかない?(昭和14年7月19日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

なぜ陸前高田の徴兵検査は甲種合格が2割5分しかない?(昭和14年7月19日)

昭和14年7月19日の岩手日報より。 気仙郡3町20村での徴兵検査は7月13日~17日の間に各小学校の校庭で行われた。 甲種合格はの最高は下有住村で73%、最低は高田町で25%であったという。 なぜこうも陸前高田で低かったのか・・・? 各町村の甲種合格の状況は以下の通り。 唐丹村 50% 横田村 4…
大船渡に大きな船が渡ってきた(昭和11年4月29日) k大船渡・陸前高田・気仙郡

大船渡に大きな船が渡ってきた(昭和11年4月29日)

昭和11年5月1日の岩手日報より。 大船渡の港に、世界的に有数のタンカーであるノールウェイドラフン号が着岸した。 このドラフン号は、12,000トンであると言う。 そして、4500トンの重油を日石タンクにあげた。 この巨大の船の入稿に、気仙郡の郡民の見物客は500人から600人に及んだと言う。 子供…
三陸大津波 c久慈・九戸郡

三陸大津波

昭和8年3月3日午前2時30分、釜石市東方200kmの海上でマグニチュード8.1の地震が発生。 正直、これ以上のことは写真も含めてWikipediaを見ればすべて分かるので、そちらをご覧ありたい。 ここでは、この地震と大津波が岩手県内でどのように報じられたかということについてのみ触れておくことにする…