備考※6a

釜石市営ビルの煙草屋さんのジュウシマツ(昭和32年4月22日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石市営ビルの煙草屋さんのジュウシマツ(昭和32年4月22日)

昭和32年4月22日の岩手日報より。 釜石市営ビルで煙草や鉄瓶などの土産物を売っている57歳の男性は、ジュウシマツを完全に飼いならしている。 「飛びなさい」と言えば飛ぶ、「おいで」と言えば来る。 本人によれば「ジュウシマツは飼ってるのではなく、一緒に生活しているのです。それで愛情で慣らすのです」と楽…
川徳デパートではエスカレーターができました!大特売会します!(昭和32年4月20日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

川徳デパートではエスカレーターができました!大特売会します!(昭和32年4月20日)

昭和32年4月20日の岩手日報の広告欄より。 令和の今にあってもなお盛業中の川徳デパートは、現在の菜園ではなく昭和55年まではホットライン肴町の入り口の「ななっく」(2011年以前であれば「中三」)の場所にあった。 管理人もうっすらその時代を覚えている。 昭和31年に建てられたばかりの地下1階、地上…
タカラビール出荷します m県外・参考

タカラビール出荷します

昭和32年4月20日の岩手日報の広告欄より。 宝酒造は京都に本社があり、工場が岩手県内にある訳でもないので直接岩手に関係があるわけではないが、迫力のあるコマーシャルなので載せることに。 また、現在の自動車のナンバーが何故トラックが「1」で、バスが「2」なのか分かったような気がしたのだ。 自動車という…
農繁期前に賑わう県北の市日 b二戸・二戸郡

農繁期前に賑わう県北の市日

昭和32年4月20日の岩手日報より。 県北ではこの時点で「○日市」の伝統が残っており、作業衣、着物、農機具など農作業に必要なものはすべてここで揃えることができたという。 この時期は農繁期前で、ひときわ賑わっていたという。 写真は二戸郡福岡町。    …
ソ連の核実験で盛岡でも放射能が6665カウント(昭和32年4月20日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

ソ連の核実験で盛岡でも放射能が6665カウント(昭和32年4月20日)

昭和32年4月20日の岩手日報より。 ソ連の核実験が伝えられ、上空のジェットの風下にあたる日本でも、戦々恐々となっていた。 そのような中、盛岡でも6665カウントの放射能が観測されたのだと言う。 ちなみに、カウントとベクレルの単位については以下のページを参照。    …
盛岡市内の反物屋の広告「倍ヤールサービスしますよ!」(昭和32年4月19日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡市内の反物屋の広告「倍ヤールサービスしますよ!」(昭和32年4月19日)

昭和32年4月19日の岩手日報の広告欄より。 盛岡市肴町の商店街の反物屋の広告は「倍ヤールサービスしますよ!」。 ヤールとはヤードがなまったものであるといい、繊維業界で使われていた。 令和の現在でも「ヤール」と言って通用するだろうか。 というか、反物から服を作るという習慣そのものが一般的ではなくなっ…
花巻のDQNが土沢で強盗殺人(昭和32年4月19日) f花巻・稗貫郡

花巻のDQNが土沢で強盗殺人(昭和32年4月19日)

昭和32年4月19日の明け方のこと。 花巻警察署東和派出所に「農協の土沢支所に賊が入って宿直員を殺して逃げた」という通報が入った。 農協に駆けつけてみると、宿直員が頭を割られて瀕死の重傷だ。 直ちに県立東和病院に運ばれた。 状況としては。4月19日に日が変わった午前3時ごろ、階下の事務室で不審な物音…
サケマスはえなわ漁船解禁へ d宮古・下閉伊郡

サケマスはえなわ漁船解禁へ

昭和32年4月19日の岩手日報より。 翌4月20日から、サケ・マスのはえなわ漁が解禁になるというので宮古などの漁港が沸き立っている。 宮古港では49隻、山田港では11隻、田老港では5隻と、前年より5隻減少しているといが、100万貫を期待しているという。 記事では「資材が少なく、しかも安全操業ができて…
遠野署が釜石線の列車でヤミ米46俵押収(昭和32年4月18日) e釜石・遠野・上閉伊郡

遠野署が釜石線の列車でヤミ米46俵押収(昭和32年4月18日)

昭和32年4月19日の岩手日報より。 遠野警察署は3年ぶりに釜石線でのヤミ米の取り締まりに乗り出したという。 遠野駅を14:08に発車する釜石行きの415列車を急襲、釜石へ運ぼうとしていたヤミ米134包、2760kgを押収し、釜石市内の男1名、女4名を食糧管理法違反で逮捕した。 列車の網棚や椅子の下…
岩手にも被爆者がいた(S32.4.3岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手にも被爆者がいた(S32.4.3岩手日報)

広島の原爆から12年が経ったが、原爆症で療養している人は岩手にもいた。 原爆から8年が経過した昭和28年ごろ発病し、この時点で毎日輸血が必要な体になっていたのだという。 この時期、イギリスではクリスマス島で水爆実験を行うということが話題になっており、この抗議として「この体を見ろ」と取材に応じたもの。…
ザァマス眼鏡を買うなら盛岡の水晶堂ざます a盛岡・岩手郡・紫波郡

ザァマス眼鏡を買うなら盛岡の水晶堂ざます

昭和32年4月3日の岩手日報の広告欄より。 盛岡の水晶堂時計店は令和となった今でも中の橋通り(バスセンターと岩銀中の橋支店の中間ぐらい)で盛業中でCMも出しているが、この当時に広告に出ているのはいわゆる「ザァマス眼鏡」。 トニー谷の全盛期でもあったざんす。   ・・・いや、昭和32年(19…
三陸沿岸は絶好の潮干狩り日和(昭和32年4月2日) c久慈・九戸郡

三陸沿岸は絶好の潮干狩り日和(昭和32年4月2日)

昭和32年4月3日の岩手日報より。 4月2日は旧暦3月3日で桃の節句。 三陸沿岸は好天に恵まれ潮干狩り日和となり、盛鉄局は山田線や八戸線に臨時列車を出して潮干狩り客をさばいたという。 写真は大槌町の洲崎海岸で、5,000人の人出でにぎわったという。 釜石市の鵜住居海岸でも3,000にんの人出でにぎわ…
桃の節句も旧暦で祝っていた(昭和32年4月1日) l全県

桃の節句も旧暦で祝っていた(昭和32年4月1日)

昭和32年4月1日の岩手日報より。 「あすは旧桃の節句」というキャプションの写真記事。 桃の節句の雛祭りと言えば3月3日と決まっているが、この時代は旧暦で祝っていたようである。 ちなみに、気象庁の生物季節観測のページによれば、盛岡地方気象台では桃の開花時期は観測していなかったが宮古測候所では観測して…
どこの駅前かは分からないが、とにかく旅館 f花巻・稗貫郡

どこの駅前かは分からないが、とにかく旅館

昭和32年4月1日の岩手日報の広告欄より。 「照安旅館」という旅館があり、「駅に近くて静かなお宿」なのだという。 しかしどこの駅なのかはここでは定かではない。 盛岡駅? いやしかし盛岡であれば電話番号はこの時点で4桁になっているはず。 (加入が古ければそう限らないのかもしれないが) 2桁であれば盛岡…
国鉄運賃の改定で手荷物運賃も変わります l全県

国鉄運賃の改定で手荷物運賃も変わります

昭和32年4月1日の岩手日報より。 国鉄運賃の値上げで手荷物運賃も変わることに。 ただ、5kgまでという新区分ができたことで、少量で近距離の輸送には便利になったとしている。 しかし、大口で遠距離の場合大幅な値上げになるという。…
花輪線の小豆沢駅は「八幡平駅」になります m県外・参考

花輪線の小豆沢駅は「八幡平駅」になります

昭和32年4月1日の岩手日報より。 秋田県鹿角郡は秋田県ではあるものの「陸中国」となる。 そのせいでか、岩手銀行や東北銀行の支店があったり、鹿角郡のニュースがこのように掲載されたりする。 その秋田県鹿角郡の宮川村と曙村は前年の昭和31年6月15日に合併し「八幡平村」となっていた。 そこで、花輪線の小…
昭和32年、新たに開校した学校 l全県

昭和32年、新たに開校した学校

昭和32年4月1日の岩手日報より。 岩手県内で新たに開校した小・中学校は以下の通り。 ・盛岡市立中津川小学校 2学級 40名 ・和賀町立笠松小学校 6学級 221名⭐ ・田老町立田老第三小・中学校 4学級 106名 ・福岡町立根森小学校 2学級 63名 ・姉帯村立面岸小・中学校 4学級 113名 ・…
海というものを初めて見た山の分校の子供「なんて広かんべぇ!」 d宮古・下閉伊郡

海というものを初めて見た山の分校の子供「なんて広かんべぇ!」

昭和31年7月11日読売新聞夕刊より。 下閉伊郡安家村の安家小学校坂本分校では7月2日に、宮古の浄土ヶ浜への修学旅行が行われた。 そもそも、安家村の坂本地区とはどのような場所であるか。 木炭や林業の村であったが、現金収入が非常に少ない部落であった。 「日本のチベット」と呼ばれる地域である。 最近、文…
盛岡日活で「太陽の季節」「雑居家族」封切り!(昭和31年5月25日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡日活で「太陽の季節」「雑居家族」封切り!(昭和31年5月25日)

昭和31年5月25日の岩手日報夕刊(つまり発行は5月24日)の広告欄より。 石原慎太郎の小説「太陽の季節」を日活で映画化し、盛岡でも日活劇場で封切することになった。 東京での公開は5月17日なので、1週間程度のタイムラグでの公開ということになる。 石原裕次郎のデビュー作としても知られるが、あくまでも…
酔っ払いの弁護士(69歳)が街頭募金の少女に殴りかかる(昭和31年5月8日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

酔っ払いの弁護士(69歳)が街頭募金の少女に殴りかかる(昭和31年5月8日)

昭和31年5月9日の岩手日報より。 5月8日の昼下がり、盛岡の中心街・大通3丁目で仙北中学校の女生徒が「白い羽根」の赤十字募金を募っている。 そうすると、酔っ払った老人が「子供たちに募金させてるのは誰だ!」と、その女生徒に殴りかかったのだ。 それを見た通行人が慌てて引き離したが、興奮した老人は女生徒…