盛岡鉄道工場の車輪・仕上職場近く竣工(S6.9.12岩手日報)
1931年9月12日
2025年8月13日
昭和6年9月12日の岩手日報によれば、盛岡鉄道工場で建設が進められていた車輪・仕上職場が、いよいよ完成間近となった。着工は同年4月24日で、約7か月の工期を経て12月1日からの作業開始が予定されている。
この新しい職場では、客車や貨車の車輪交換、洗浄といった整備作業が行われることになる。写真には、工事の最終段階を迎えた職場の建物が写っており、外壁や屋根の形がほぼ出来上がっている様子が見て取れる。当時の鉄道輸送を支える重要なインフラとして、その完成は盛岡の鉄道関係者にとって大きな意味を持っただろう。