昭和13年8月7日、NHK盛岡放送局が開局した。

ただし当時は「NHK」という呼び方は一般的ではなく、JOQGというコールサインが一般的だったようである。

午前6時、「8月7日の朝が爽やかに明けました。皆さんおはようございます」のアナウンサーの第一声で放送が始まった。

午前10時からはスタジオで職員や関係者の参列のもとに修祓式を行った。

仙台中央放送局長、盛岡放送局長、技術部代表、アナウンサー代表が玉串を奉呈、来賓を代表して盛岡郵便局長や工事業者を代表して石井組代表が玉串を奉呈した。

夕方6時からの記念放送では、以下の内容が行われた。

• 水沢小学校児童唱歌
• 一関小学校児童唱歌「今日も暮れ行く」
• 黒沢尻小学校児童唱歌
• 日詰小学校児童唱歌
• 花巻小学校児童唱歌
• 山岸小学校児童唱歌
• 大慈寺小学校児童唱歌

また、岩手県公会堂では筝の祝賀放送が行われた。（写真）

また、開局に際しては各メーカーやラジオ店が盛んに広告を出していた。

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