旧渋民村民「合併したらなんで村名が玉山村なの…」
1957年6月26日
2021年10月22日
「昭和の大合併」で多くの町村が合併したが、その悲喜こもごもを昭和32年6月26日の読売新聞は報じている。
- 青森県十和田市は三本木市から改名したら、上北郡十和田町や秋田県十和田町と混同されるように。電話局も「十和田局」となり、「十和田湖局」と混同されるようになった。(当時は自動電話ではなく、まず交換手に局名を言わないといけなかった)
- 三重県名張市には、北海道夕張市と間違って手紙がよくくるようになった。
- 石川県江沼郡大聖寺町は「加賀市」になる予定だが、そもそも加賀百万石は金沢で、大聖寺藩は十万石しかなかったではないかと金沢市民は不満の様子。
そして岩手県の話題になると、石川啄木ゆかりの渋民村は昭和29年の合併で「玉山村」になったのだが、観光事業にも支障が出て「渋民村」の名前を残せばよかったと後悔しきり。