盛岡ステーションデパート開業の広告(S34.11.21岩手日報)

【プレイバック昭和】1959年11月21日、盛岡駅に新しい風が吹いた日

昭和34年(1959年)11月21日。今から60年以上も前、岩手の玄関口である盛岡駅が劇的な変貌を遂げました。

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当時の新聞に掲載されたこの全面広告は、新しい時代の幕開けを告げる熱気に満ちあふれています。今回はこの貴重な資料を読み解きながら、当時の活気を振り返ってみましょう。

東北一の近代設備「盛岡ステーション・デパート」誕生

広告中央でひときわ目を引くのは、盛岡ステーション・デパート」の文字です。キャッチコピーには誇らしげにこう記されています。

“皆さまの盛岡駅が、こんど生まれ変り東北一の近代的な設備とデパートを擁した“楽しい盛岡駅”となりました!”

当時の写真(円形のカット)を見ると、洗練された「レストラン白揚(はくよう)」や、モダンな商品が並ぶショーケースが確認できます。地階から展開されるショッピングゾーンは、当時の市民にとって憧れのスポットだったことが伺えますね。

広告から見える「昭和34年」の暮らし

🫧 洗剤「ブルー・ワンダフル」

紙面上部にはライオンの合成洗剤の広告。50円、100円といった価格設定や、「サッと洗ってパッと真っ白」というコピーが、家事の近代化が進んでいた時代を象徴しています。

🚗 自動車練習所と招待旅行

下段の「品川自動車練習所」の広告には、なんと”東京遠覧無料招待”の文字が。自家用車が普及し始める前夜、運転免許がいかに特別なものだったかが分かります。

心を打つ「おもてなし」の心

興味深いのは、ビジネス・サービスセンターの案内です。「雨の日は…お帰りに傘もお貸しいたします」という一文が添えられています。最新の設備を誇りながらも、一人ひとりの利用客に寄り添う温かなサービス精神が、この時代の商いには息づいていました。

歴史の1ページを切り取ったようなこの広告。

皆さんのご家族にも、当時の盛岡駅の思い出を聞いてみてはいかがでしょうか?


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