盛岡の立春の風物詩は金魚売りだった(昭和41年1月29日)
1966年1月29日
2022年2月3日
昭和41年1月29日の岩手日報より。
盛岡では立春(2月2~3日頃)になると金魚売りが出始めていたという。
しかし1月の末だとそれには早いので、記事の表現をそのまま使うと「道行く人たちをびっくりさせた」のだという。
つまり道行く人たちは二十四節気の「立春」を常に分かっており、その時期には金魚売りが出始めると認識していた、ということである。
ともあれ記者がそれを聞くと、金魚売りは「いつもなら立春を境に売りに出るが、今年は国体などがあってじっとしていられなかった」という。
この1月は、岩手県でスケート国体が開催されており、この前日に開会式が行われていた。
値段は前年より高く、平均2割高であったという。
- 和キン・・・20円~
- 和キン(隊長10~15cm)・・・150~200円
- 出目金・・・80円
特に飲食店からの注文が殺到しているというのだった。
そういえば飲食店には金魚が結構置いてたような・・・