建設中の東北新幹線が雪対策試験開始(S54.12.11)
1979年12月11日
2024年12月7日
東北・上越新幹線の雪対策試験は、54年12月から仙台~北上間で実施され、速度向上と雪害対策の成果を上げて3月末に終了した。55年2月12日には、試験車両が営業最高速度の時速210kmに到達し、豪雪地帯でも「雪に強い新幹線」を証明した。
試験は排雪装置付きの925型試験車両で行われ、積雪除去や設備の動作確認、凍結対策をテスト。排雪装置やポイント融雪装置、トンネルのツララ対策が効果を発揮し、問題は見られなかった。
試験終了後は、運転士養成訓練や高温耐久テストが実施され、55年度中に工事と試験が完了し、開業準備が整う見込みとなった。