花巻空港がジェット化(S58.3.1)
1983年3月1日
2024年12月31日
昭和58年3月1日、花巻空港がジェット空港化し、花巻-東京間でジェット機が就航、4月1日からは花巻-札幌間にも運航が始まりました。これにより所要時間は約30分短縮され、輸送力も大幅に増加し、岩手県の経済・観光への波及効果が期待されました。
ジェット化計画は昭和46年に開始され、約12年と210億円を投じて実現。滑走路やターミナルビルなども新設され、初便はDC9-41型機が運航されました。花巻-東京間のジェット便は1日2往復、札幌便は1日1往復で、料金は片道1万8千円から1万8千9百円でした。
初便の就航を記念して花巻と東京で式典が開かれ、多くの地元関係者や県民が参加。初便には地元特産品が積まれ、到着地で配られました。ジェット機導入により所要時間が短縮され、観光客増加や地場産業の振興が見込まれる一方、新幹線の影響で利用者が減少する課題が浮上。料金値下げや新路線の開設が求められています。