30年ぶりの三大選挙(S58.4.10)
1983年4月10日
2025年5月10日
昭和58年、岩手県では30年ぶりに知事・県議・市町村長・市町村議会・参議院・衆議院の三大選挙が一斉に行われた。4月10日の知事選では、自民党現職の中村直が約64万票で圧勝し再選。共産党新人の柏朔司は善戦したが大差をつけられた。県議選では自民党が33議席を獲得し圧勝、社会党は後退、無所属も議席を減らした。24日には市町村長・議選が行われ、新人の台頭と接戦が目立ち、有権者の関心は高かった。6月26日の参院選では自民の岩動道行が4選。新たに導入された比例代表制への関心は低く、投票率は57.8%と過去2番目の低さとなった。12月18日の衆院選では自民が両区で複数議席を確保する一方、社会党は一区で2議席奪還に失敗、二区では北山愛郎が敗北。民社党は二区で初議席を獲得した。全体として投票率は低下し、有権者の意識変化が結果に影響を与えた。