久慈に国家石油備蓄基地建設開始(S62.2.14)

昭和62年2月14日、岩手県久慈市夏井町半崎地区で日本初の地下貯蔵方式による「久慈国家石油地下備蓄基地」の建設が始まりました。総事業費650億円、昭和66年度完成を目指し、国内の原油消費量3日分に相当する175万キロリットルを貯蔵します。備蓄基地は強固な岩盤内に地下水圧を利用した「横穴水封式タンク方式」を採用し、地震や景観への影響を最小限に抑えます。

建設に伴い、港湾整備も進められ、久慈港の機能を大幅に向上させる総事業費840億円の計画が進行中です。この開発には、地元雇用や発注を優先する「地場活用協定」も締結され、地元経済への波及効果が期待されています。また、漁業補償交渉や地域振興交付金も実施され、道路や教育施設などの整備が進められています。

これらのプロジェクトは、県北沿岸地域の活性化を目指し、工業振興や雇用創出につながる重要な取り組みとして注目されています。


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